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BIM利用技術者試験の勉強方法はどうすればいい?スキマ時間と休日で乗り切る勉強プラン

BIM利用技術者試験は、過去問が公開されていないこともあり、勉強方法に迷っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、BIM利用技術者試験の勉強方法をご紹介します。

特に、仕事でCADを扱ったことがなく、ゼロからBIMの勉強を始める社会人が、仕事をしながらでも合格できるBIM利用技術者試験の勉強方法を解説していきます。

社会人としてスキルアップする方法は、資格取得が一番の近道です。
できるだけラクに合格できるよう、効率よく勉強を進めていきましょう。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります

1.BIM利用技術者試験とは
2.BIM利用技術者試験の勉強方法
3.BIM利用技術者試験に合格するまでのプランの立て方

BIM利用技術者試験とは

BIM利用技術者試験は、2023年にスタートした新しい資格試験です。(*1)

BIMエンジニアとして仕事をしていきたい人のための資格試験で、建設・建築・設計・製図などの知識が求められます。
試験では、パソコンに表示される文章題の選択問題に解答していきます。

BIM利用技術者試験は、2級、準1級、1級の3種類があり、現在受験できるのは2級のみです。
準1級と1級は、2024年度開始予定となっています。

受験料は、2級が7,700円(税込)です。
2級の受験はCBTシステムによる選択式で、CBTテストセンターの受験者専用サイトで申し込みます。(*2)

申し込み時に受験日を選択するため、開催されている日時なら、いつでも好きな時間に受験できます。
受験会場は、全国各地のパソコン教室やテストセンターなどから選択できるので、最寄りの場所に申し込みましょう。

BIM利用技術者試験の勉強方法

過去問や問題集がない場合、資格試験はどう勉強すればいいのでしょうか?

ここでは、特にゼロからBIMの勉強を始める社会人の方に向けて、BIM利用技術者試験の勉強法をご紹介します。

サンプル問題で雰囲気をつかむ

試験勉強は、アウトプット、インプット、模擬試験の3段階で進めます。
特に資格試験の勉強方法は、過去問を解いてアウトプットをくり返すのが効率的です。(*3)

しかし、BIM利用技術者試験は過去問が公開されていないので、過去問ができません。
そこで、サンプル問題を解いてみましょう。

BIM利用技術者試験のサンプル問題は、公式サイトから無料でダウンロードできます。(*4)
サンプル問題は数が少ないため、模擬試験としては使えない状態です。

しかし、一度目を通せば問題の雰囲気や自分の現状が把握できるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

平日のスキマ時間は自作問題集をやる

サンプル問題でBIM利用技術者試験の雰囲気がつかめたら、どんどん問題を解いていきましょう。

しかし、BIM利用技術者試験の過去問や問題集は販売されていませんよね。
そこで、自分で問題集を作ってみることをおすすめします。(*5)

出題は文章題なので、テキストから重要な個所を抜いた穴埋め問題を作ってみましょう。

通勤時間などのスキマ時間に勉強するなら、単語帳作成アプリがおすすめです。
使いやすいアプリで、スキマ時間で効率よく暗記を進めましょう。

休日はわからない部分を調べて回答を書く

勉強を進めていくと、テキストを読んでいてもわからない部分が出てくるはずです。
そんなときは、自分で調べて新しい知識をインプットして、回答を書いていきましょう。(*6)

すぐに調べる時間がない場合は、メモアプリにわからないことをメモしておいて、時間のあるときに調べるのがおすすめです。

わからない部分を調べるときは、コピペではなく自分の言葉で書き直して、アウトプットしましょう。
特に、BIM利用技術者試験とは分野の違う仕事をしている方は、この作業で単語や雰囲気に慣れて理解を深めることができます。

調べて回答を書く作業は、土日などの休日に、余裕をもって行うのがおすすめです。

一度受験してみる

ここまでの勉強方法でインプットとアウトプットが順調に進んだら、次は模擬試験に進みましょう。

BIM利用技術者試験は問題集がないので、模擬試験をする方法がありません。
そこで、模擬試験のつもりで一度受験してみることをおすすめします。

BIM利用技術者試験はCBTシステムによる選択試験なので、受験予約が可能な日であれば、受験日はいつでも自由に選択できます。

テキストの読み込みと調べものがほぼ終わりに近づいてきたら、自分の今の実力を確かめるためにも、一度受験してみてはいかがでしょうか。

有料講座で勉強する方法も

BIM利用技術者試験の勉強方法は、基本的には自主学習です。
ですが、自分ひとりで勉強するのはなかなか難しいものですよね。
そこで、有料講座で勉強する方法もあります。(*7)

有料講座なら、講座が作成したサンプル問題を解くこともできます。
費用はそれなりにかかりますが、人によっては自己投資で自分を追い込んだほうが、効率が上がる場合もあります。

BIM利用技術者試験に合格するまでのプランの立て方

社会人の資格試験は、仕事をしながらの受験となり、特にモチベーションの維持が課題になります。
不安定なモチベーションに左右されずに勉強をするには、無理のないプランを立てる必要があります。

ここからは、合格までの試験勉強のプランの立て方をご紹介します。

受験日と受験会場を決める

BIM利用技術者試験はCBTによる選択試験のため、受験日と受験会場は自由に決められます。
まずは、いつまでに合格したいかを考えて、受験日を決めましょう。
仕事や家庭の都合を考えて、「ここまでには合格したい」という日付を設定してみてください。

特に期限がない人は、「年内には」とか、「年度末までに」など、ざっくりした計画から始めてみましょう。

毎日の勉強プランを立てる

BIM利用技術者試験は、筆記試験60問のうち、7割以上の正解を合格基準としています。
ということは、60問中42問正解すればいいということになります。

BIM利用技術者試験の公式テキストは、316ページあります。
1ページから3問作るとすると、大体1000問の問題集が出来上がるはずです。

毎日1時間勉強して、3つずつ暗記すると仮定します。
このペースだと、1000問の単語帳を暗記するためには、ざっくり計画して1年ほどかかるでしょう。

もっとペースを早めたい場合は、土日に勉強する時間を増やすか、毎日の勉強時間をスキマ時間で確保して増やしましょう。
まずは仮の計画でもいいので始めてみて、調整しながら進めていくのがおすすめです。

模擬試験の日を決める

本番の試験で緊張をしないようにするには、本番と同じ状態で練習しておくことが有効です。(*8)
BIM利用技術者試験の予行演習として、本番前に一度受験してみましょう。

模擬試験は、本番の一か月ほど前にするのがおすすめです。
一か月ほどの余裕があれば、模擬試験でミスした部分を復習して、本番に備えることができます。

また、一度受験すると、試験や会場の勝手がわかるので、次に受験するときに緊張する要素が少なくなります。
時間やお金のコストがかかる方法ではありますが、本番の緊張に弱い方はぜひ予行演習で準備をしてみましょう。

まとめ

問題集を買ったり、受験料を支払ったりと、資格試験にはそれなりにコストがかかります。
しかし、合格すればBIM利用技術者として認められ、キャリアを積み上げることができます。

BIM利用技術者試験の開催日は多く、基本的にはいつでも受験ができます。
「どうしても一発合格しなければならない」などの特別な事情がないなら、何度でも受験して、粘り強く取り組むつもりでチャレンジしてみましょう。

体調管理や普段の仕事を優先して、無理のないペースで勉強を進めていきましょう。

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*1 BIM利用技術者試験『2023年度 BIM利用技術者試験 概要』

https://www.acsp.jp/bim/ind.html

*2 CBTS受験者専用サイト『BIM利用技術者試験』

https://cbt-s.com/examinee/examination/bim_grade2

*3 東洋経済オンライン『「資格試験に落ち続ける人」がやりがちな勉強法』

https://diamond.jp/articles/-/304654

*4 一般社団法人コンピュータ教育振興協会『ACSP主催検定試験 サンプル・過去問題』

https://www.acsp.jp/sample.html

*5 高校生新聞オンライン『まさかの学年9位を達成した勉強法 「オリジナル問題集」で知識問題を見事に制覇』

https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/10201

*6 深作公認会計士事務所Website『フザけた受験勉強の方法 ( 6 )問題集から始める学習法』

https://cuttingtheknot.com/contents/comment/exam/exam006.html

*7 パソコンスクール ソフトキャンパス『BIM利用技術者2級試験対策講座』

https://softcampus.co.jp/purpose-cad/bim2-riyou/

*8 学習塾・予備校なら武田塾『受験生必見!試験本番に強くなる方法、緊張対策ををご紹介』

https://www.takeda.tv/column/post-124519/

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