SEOに欠かせない高品質コンテンツとは
SEO対策としてもはや常識となっている、サイトコンテンツ対策。コンテンツSEOとか言われています。SEOの世界ではこのコンテンツさえしっかり作れば、後は検索エンジンが評価してくれるさ、と考えられていますが…。今回はこの”コンテンツ”SEOについてちょっと見ていきましょう。
良質って何だ?
コンテンツを作るにしても、とにかく良質であることが叫ばれがちなのですが、そもそも良質ってなに?となりますよね。ライバルサイトよりも圧倒的に良質なコンテンツを作ることが、SEO対策の命題になる…。
とはいえ、良質の定義をしっかりした分析に基づいて行っておかないと、自己満足がにじみ出た珍妙なオリジナルサイトになってしまいます。
まずgoogleはこう言ってます。
検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのためにGoogleは多くの検索アルゴリズム変更を行っています。私たちはまた、検索アルゴリズムだけの為でなく、ユーザーの為に優れたサイトを作っている方々の努力が、きちんと報われてほしいと考えています。
……ありがたきお言葉、身にしみます。と思わず言ってしまいそう。
こう、神様のようにはるか上空のかなたからこうおっしゃるということは、すでにgoogleは何が良いコンテンツで何がカスなのかわかっていらっしゃるということ。つまりごまかしは利かないと判断できます。
品質ガイドライン
googleは、コンテンツの品質ガイドラインを社内資料としてまとめています。
参考サイト:検索品質見積もりガイドライン
品質の良いコンテンツって何?という質問が多かったために、社内資料を公開したんでしょうけど…日本語版はないのですね。
googleがいう高品質コンテンツとはE-A-Tが揃っていることです。
☆E-A-Tとは
Expertise(専門性)
Authoritativeness (権威)
TrustWorthiness (信頼)
E-A-Tが高いページは高品質となり、低いページは低品質なページと評価されます。
具体的な記述はこのPDFの18ページにありますが、高品質なコンテンツとは、医療系サイトなら医療知識を持つ専門家、あるいは組織が情報ソースとなるべきだし、財務や法律、税金などの情報も専門家の正しく、詳しく、わかりやすい情報が提供されて初めて高品質なコンテンツになるし、評価の対象になると言っています。
たとえ専門家でなくても、事実を書いたものであれば信頼でき、専門家でなくてもその内容をより掘り下げて書いたものは専門性があり、平易な文章で書かれたものは分かりやすい=権威(人気)があるコンテンツになるという認識で良いかと思います。
この最後の「分かりやすい」というのはとても重要で、自己満足的に専門的な内容にしても、結局サイトを訪れる人が少ない(人気がない)と、上位表示はされません。結局は読者をひきつける内容でないとダメなんですね。
E-A-T重視でのサイト評価は、医療やお金など、われわれの経済活動や生活に関係するすべてのサイト(YMYL:Your Money or Your Life)が、その対象です。エンタメサイト、芸能ニュース、趣味といったサイトは評価対象外となるようで、すべてのサイトがE-A-Tを意識しないと上位表示されないわけではないようですが。
高品質なコンテンツを作るには
どんなサイトにするにせよ、E-A-Tは意識しましょう。
Expertise(専門性)
Authoritativeness (権威)
TrustWorthiness (信頼)
これらがキーワードになるものの、ただ漠然と盛り込むべき要素を考えていても全く浮かんできませんし、指示もできませんね。
まずは、サイトを見てほしい人はどんな人なのか、彼らの満足を引き出すコンテンツは何か、検索してくる人はどんな言葉で検索してやってきたのか、そのあたりに創造力をめぐらせないとダメです。
結局、検索ユーザーはその言葉を入れる際に、もっと深堀して知りたいとか、個人的な悩み、疑問の解消を目的にしているハズです。
であれば、分かりやすく、正しい情報がすぐに手に入り、また深く知ることができそうで、オリジナリティのあるサイトが理想的なサイトになります。
重要なのはキーワードの設定と、コンテンツプランニングです。
プラスアルファとして、コンテンツにフック付けることが大切です。
フックはつかみの部分です。具体性や新奇性、意外性などを含むコンテンツがあると良いでしょう。あとは男性向けにはちょいエロ系コンテンツ、女性向けに暇つぶし系無料コンテンツ(ゲーム、占い、診断など)、プレゼントなどがあるとPV上がりますよ。
まとめ
たとえ良いコンテンツでも、読者が何も引っかかる部分が無ければ流し読みされてしまい、ソーシャルで共有されることもありません。多くの人に愛されるサイトを作っていきましょう。