モンスターストライクの成功に見る、ゲームアプリにおけるリエンゲージメント施策の重要性


2015年と少し古い話になりますが、アプリに関する市場データと分析ツールを提供しているアメリカのアプリ調査会社「App Annie」のランキングにおいて、株式会社ミクシィ エックスフラッグスタジオ(以下:XFLAGスタジオ)が運営するゲームアプリ「モンスターストライク」が、スマートフォン向けゲームアプリの収益部門で世界1位を初めて獲得しました。1年以上その座に君臨していたフィンランド・supercell社の「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)」を抜いてのことです。その後、2016年末には収益が1300億円に達し、現在も好調を維持し続けています。
参考URL:
モンスターストライク、9月収益ランキングで世界一位に
iOS Store、日本、全体、2017年03月におけるトップアプリ

画像URL

モンストこと「モンスターストライク」が配信をスタートしたのは2013年10月。新たなタイトルが次々と配信されている競争激しいゲームアプリ業界にあって、3年以上サービスを継続し、世界累計利用者数は4000万人を突破しました。今やモンストは、ゲームをプレイしない層にもその名前を知られるほどの日本を代表するタイトルの1つとなっています。
収益で世界一を獲得したモンスト。その躍進の要因とは一体何なのでしょうか。

積極的に取り組んだリエンゲージメント施策

もちろんゲーム自体の面白さもあると思いますが、注目すべきはXFLAGスタジオが積極的に取り組んだリエンゲージメント施策、すなわち、休眠ユーザーに対する呼び戻しの施策です。
長い期間サービスを継続し、ある一定規模のユーザー数を獲得したタイトルには、プレイからしばらく離れてしまっている休眠ユーザーも一定数存在します。世界累計利用者数4000万人を突破しているモンストにおいては、その規模も決して小さくはないでしょう。XFLAGスタジオはそうした休眠ユーザーの呼び戻しに着目し、新規ユーザーのさらなる掘り起こしも継続しながら大規模なリエンゲージメント施策に取り組みました。

データ分析とユーザーへの効果的な施策

XFLAGスタジオでは休眠ユーザーの復帰率を日計で測定しており、休眠日数と復帰率の関係について分析を行っています。その詳細なデータを基に、休眠日数(7日以下、8日~30日、31日以上)、課金の有無、所持している特定(ゲーム内で重要な能力値がMAXの状態)のキャラクターの数などからユーザーを分類し、それぞれのユーザー(グループ)に、より効果的な広告を配信するという施策を実施しました。
さらに、こうした休眠ユーザーのデータを毎日更新するシステムを自社開発し、複雑に変化するユーザーの休眠状態の変化にも常に対応できる環境を整備。これによって、ユーザー(グループ)それぞれに最適化した鮮度の高いメッセージや広告を配信することが可能となりました。
加えて、休眠ユーザーがプレイから離れてしまった、あるいは復帰しない原因や理由を探りながら、広告を配信する、つまりは休眠ユーザーを呼び戻す絶妙のタイミングを見極めているのです。XFLAGスタジオの根底にある“ユーザーサプライズファースト”の考えを軸に、休眠していたユーザーに対して改めてモンストの面白さを伝え、モンストをプレイする際のワクワク感を取り戻してもらうよう取り組みました。
このような緻密な施策により、XFLAGスタジオはモンストのデイリーアクティブユーザー数を増加させる事に成功し、収益面での貢献にも繋がったのです。

ゲームアプリの成長と発展

ゲームアプリのさらなる成長と発展のために重要なのは、実際にプレイをしているアクティブユーザー数をいかに増やすか、という事です。そのための最短の方法は、ある程度の期間は継続プレイが見込まれる新規ユーザーを増やす事です。しかしモンストのように、サービス継続期間も長くすでに相当数の利用者を有しているゲームにとって、続々と配信される新作ゲームと常に競いながら、さらなる新規ユーザーを獲得することは容易なことではありません。しかし、リエンゲージメント施策による休眠ユーザーの呼び戻しを的確且つ効果的に実施することができれば、アクティブユーザー数の増加に繋がります。より多くのプレイヤーができる限り長く楽しめるサービスを提供するためには、積極的にリエンゲージメント施策に取り組むべきなのかもしれません。

長く愛されるゲームアプリになるには

ファイナルファンタジーやドラゴンクエスト、キングオブファイターズなど、コンシューマで人気のタイトルも次々と参入しているスマートフォン向けゲームアプリは、今や携帯ゲーム機と比較しても遜色ない程にクオリティも進化しています。魅力的なタイトルが次々に配信される中で、ユーザーは限られた時間、そしてスマートフォンの容量と相談しながら、インストールするゲームを常に取捨選択していかなければなりません。そうした厳しい競争の中でリストラされる事のないゲームであり続けるためには、モンストの成功事例にあるような、効果的なリエンゲージメント施策が一つの鍵となるでしょう。

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