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Clovaを使ってLINEが狙うスマートスピーカーとは

スマートスピーカーと言えば、AmazonのAmazon Echo、GoogleのGoogle Home、アップルのHome Podと、IT業界の巨人たちがすでにしのぎを削っています。この激戦区にあえてLINEがColvaというAIプラットフォームを武器に参入しようとしています。

勝ち目はあるのか?業界の3巨人と戦う方法は?ユーザーにはどんなメリットがある?などの気になる点を掘り下げてみます。

 

 

発売された「Clova」搭載のスマートスピーカー「WAVE」

 

何はともあれ、まずは8月末に発売された「Clova」搭載のスマートスピーカー「WAVE」がどんな風に仕上がっているのか見てみましょう。

 

「WAVE」でできること

■ 人工知能エンジンClovaとの応答
■LINE Newsの読み上げ機能
■音楽用Bluetoothスピーカー
■Androidアプリ、iOSアプリ連携

 

今後の対応予定

■赤外線による家電コントロール
■外出先からスマホを経由して家電をコントロール
■出前・宅配便の再配達依頼
■コンビニサービスとの連携

 

一見して分かるように、先行する「Amazon Echo」「Google Home」「Home Pod」ができることはほぼ可能と言って良いでしょう。見逃せないのは、日本語プラットフォーマーとしてLINEならではの「LINE Newsの読み上げ機能」「出前・宅配便の再配達依頼」「コンビニサービスとの連携」などです。

ニュース読み上げでは、下記のニュースを読んでくれます。

■ニュースを教えて(トップニュース全般)
■エンタメニュースを教えて(芸能関係)
■スポーツニュースを教えて
■ビジネスニュースを教えて
■海外ニュースを教えて
■ITニュースを教えて
■おもしろニュースを教えて(ネタニュース)
■ゲームニュースを教えて
■アニメニュースを教えて

 

「スマートスピーカーって結局何が便利になるの?」とふと考えてしまう人も、国内プラットフォーマーのLINEならではのこのニュースサービスは、便利さが実感できることと思います。

詳細未定ながらも、出前・宅配便の再配達依頼、コンビニサービスとの連携などについては、「Amazon Echo」「Google Home」「Home Pod」が本格的な競合になる日がすぐに来るとも考えられません。このあたりは、生活シーンに密着したキメの細かいサービス企画とその実現ができるLINEの独壇場となる可能性が高いです。

 

 

キラーコンテンツとしてのコミュニケーション機能を持つLINEは強い!

 

徐々に、LINEがどのあたりで「Amazon Echo」「Google Home」「Home Pod」と差別化しようとしているのかが見えてきました。

ビッグ3の戦略を順番に見てみましょう。

 

「Amazon Echo」は将来的にAmazon Echoが家電コントロールの標準プラットフォームとなることで、Amazonの販売している家電製品の売上に直結するようになるというものです。家電コントロールが一つのオペレーティングシステムのようになり、かつてMicrosoft Windowsが他のソフトウェアを事実上支配したのと同じような構図が実現する可能性もあるかもしれません。

「Google Home」は、Googleの持つ「検索+広告」というビジネスモデルを更に強化するでしょう。文字認識をベースとした広告売上が現状の柱ですが、この広告モデルの入口に音声を取り込もうというわけです

「Home Pod」は、音楽ブランドとしてのアップルが、アップルミュージックなどの音楽配信サービスの普及と、さらなる付加価値サービス実現のためのツールとしようとしていると思われています。

いずれも、自社の強みをスマートスピーカーときれいに結びつけたビジネスモデルを描いています。

こうなってくると、LINEの強みがはっきり見えてきます。それは、いうまでもなく「コミュニケーション」です。先程のLINE独自のサービス展開をもう一度この点から見てみましょう。

 

「LINE Newsの読み上げ機能」「出前・宅配便の再配達依頼」「コンビニサービスとの連携」はいずれも、生活のそばに密着したSNSでのコミュニケーションを誘発するようなサービスとなっています。ニュースの話題で盛り上がったり、再配達依頼というきめ細かな宅配業者とのやりとりをしたり、さらにすでに生活のプラットフォームとして完全に機能しているコンビニとさまざまなコラボをしたりすることで、スマートスピーカーを使ったコミュニケーションの楽しさはさらに増幅しそうです。

 

まとめ

 

日本ならではのスマートスピーカーの普及と展開が、LINEのWAVEによって、だんだんはっきりと見えてきました。本格的なサービス展開がますます楽しみです。

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