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IoTはなぜ流行っているのか?歴史から見るIoT

最近よく、IoTという言葉を耳にします。一見最近話題になった言葉ですが、実は1999年にはできた概念です。似たような言葉にユビキタスという概念もあります。今回はIoTの流行から技術とマネジメントについて紹介していきたいと思います。

 

ユビキタスとIoT

 

ユビキタスとは、あらゆるところに普遍的にインターネットが存在するという概念です。IoTのすべてのものがインターネットに繋がるという概念ととても似ているとは思いませんか?この2つは確かにとても似た概念ではありますが、大きく違った点があります。
それは、IoTにはインターネットのデータをもとに更に何かを操作する過程がついてくることです。ユビキタスはどこでもインターネットにアクセスできるという意味でしたが、IoTは更に先インターネットにつながった機器が自分で考えて適切なアクションを自動的に起こします。

 

Webの普及がIoTを有名にした

 

IoTが提唱された2000年台前半はインターネットの企業における利用率が7割弱、個人に至っては半分にも満たない普及率の中で提唱されました。その頃にはIoTを使える人口が少なく、通信技術関連の小型化や低コスト化はなかなか進みませんでした。たとえIoT機器を買ったとしても、IoT機器を活用するためには多大なコストがかかりました。
現在では、インターネットの普及率がほぼ100%となり徐々にIoTも有名になり始めました。

IoTが有名になり始めるきっかけとしてスマートフォンの流行と通信機器の小型化・低コスト化がありました。IoTが有名になる以前の2000年台の類似製品では専用のルーターやPCを新規に購入してからでないと利用できず利用するためにも多くの手間がかかりました。しかし、スマートフォンやWi-Fiルーターなどの通信機器の普及によって見守りカメラ、スマートロック更にはエアコンなどの魅力的なIoT機器が普及し始めました。

IoTの流行の歴史からもわかるように、その機器やサービスを使うために必要な前提、インフラとも呼べるものが整ってからサービスや機器は有名になるといえるでしょう。

 

技術は生まれた瞬間から流行しない

 

2005年に流行したものの中に「携帯型音楽プレーヤー」があります。携帯型音楽プレーヤーの原型は1976年の初期型ウォークマンだといわれています。30年という長い期間を経てようやく携帯型音楽プレーヤーが大流行したのです。その間携帯型音楽プレーヤーに関する技術はそれぞれの分野で2回3回と進化を繰り返しました。
同様に、IoTもセンサーに関する技術、小型化に関する技術、通信技術という三種類の技術の転換により実用性が高くよく使われる技術となりました。

 

いかがでしたか?IoTが流行る背景がIoTにまつわる技術の成長であり、多くの技術は何度か生まれ変わった後に広く普及する傾向があります。ぜひ、今は有名ではない技術であってもIoTのように10年20年後に流行することを見越して注目してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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