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未来予想も過去分析も、Pythonでできること10選

Pythonと聞いて思い浮かべるのは、機械学習・AIや学術向けの言語ということではないでしょうか?しかし、PythonはWEBサイト構築やPCアプリケーションといった今までPHPやJavaで書いていたようなプログラムも簡単に構築することができます。今回はPythonでできることを紹介していきたいと思います。

 

 

Pythonって学術に強い言語ではないの?

 

Pythonは学術系に強い言語といわれています。理由として他の言語に比べて書き方の種類が少ないことからくる学習コストの低さと計算系ライブラリーの充実度の高さがあります。特に計算系のライブラリーが充実しており他の言語に比べて簡単に高速な計算ができることが学術分野に強い言語といわれている所以です。

 

Pythonでできる10のこと

 

そんなわけで、注目されているPythonでできる代表的な10の事をみてみましょう。

 

1.機械学習といえばPython

 

計算系ライブラリーや学術のコミュニティーが充実していることはPythonが一番機械学習でホットな理由です。アメリカの大学の情報系のコースでは一番はじめに学ぶ言語としてPythonが選ばれていることが多いそうです。Pythonはもともとプログラミング初心者にプログラミングを教えることを想定して作られた言語のため学習コストが他の万能な言語に比べて低いからです。

 

2.WEBサイト構築

 

WEBサイト構築もPythonの得意なことの一つです。Pythonの代表的なWEBフレームワークには「Django」「Bottle」などの多数のフレームワークがあり、海外ではDrop Boxを始めとした有名WebサイトがPythonで書かれるなどWebサイト構築でも多くの実績をあげています。

 

3.PCデスクトップアプリケーション

 

PCのデスクトップアプリケーションと聞くとJavaやC#で作るものというイメージがあるかもしれません。しかし、Pythonでも実行型アプリケーションを作成するサポートが整っています。GUIアプリケーションを作るために必要なライブラリーとして、「Tkinter」「PyQt」を始めとしたGUIのアプリケーションを作るライブラリーと「py2exe」「PyInstaller」「cx_Freeze」といったPythonのコードをPythonが入っていないパソコンでも実行可能な形式にするライブラリーの2つを使う必要があります。

 

4.IoTもPythonで書ける

 

いま話題のIoTもPythonが活躍できる分野です。IoTの代名詞とも言えるRaspberry PiもPythonを使うことができますし、Micro Pythonという制御系を書く為のPythonもあります。

 

5.ロボット制御もPython

 

ロボット制御もCやC++、Javaが代表的なプログラミング言語と思われがちですがPythonで書くことができます。LEGO Mindstorms EV3はPythonで記述することができますし、前述のRaspberry Piでロボットの制御プログラムを書くともできます。
また、ソフトバンクのPepper(ペッパー)もPythonで制御を書くことができます。

 

6.RPA(業務自動化)分野もPython

 

最近よく話題となるRPA(Robotics Process Automation)についてもPythonで実現することが可能です。
単純繰り返し作業や簡単な判断であれば、プログラムに置き換えて自動化することができます。Pythonのスクリプト言語という特長を生かしてプログラムを書きながら確認を進めることも可能です。

 

7.インターネットサイトのスクレイピングや画像収集

 

Pythonは、Web操作の自動化を実現するSelenium Webdriverとの連携も簡単。
自動でサイトを巡回してデータを取得したり、Instagramなどから自動で画像を収集することもお手の物です。

 

8.ブロックチェーン技術もPythonで

 

ブロックチェーン技術と言えば、ビットコインなどの仮想(暗号化)通貨を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ブロックチェーン技術は改ざん防止の為の技術としても注目されています。そんなブロックチェーン技術もPythonで書くことができるのです。

 

9.ビッグデータの活用(未来予想)

 

Pythonは、統計学に用いられるR言語と並んで、統計に使われる言語となっています。
統計学の中では、ビッグデータを活用して未来の予測を行うことにも使われています。
中には株価の予想でとんでもない収益を得た人もいるという話です。

 

10.ビッグデータの活用(過去分析)

 

ビッグデータから、特定の現象とその結果についての因果関係を導く為の手段としても活用されています。
例えば、「20代で朝食に目玉焼きをよく食べる人は、他の人よりも○%コンビニをよく利用する。」というような、一見関連の無いような情報をデータとして紐付ける事にも活用されています。

 

 

まとめ

 

Pythonは科学計算、AIから身近なWEB上のアプリだけでなくデスクトップアプリも作ることが可能です。Pythonはできることも多く、一回覚えれば長く使える言語であるでしょう。皆さんも是非Pythonを使って様々な開発をしてみてはいかがでしょうか?

 

(2018年7月15日アップデート)

 

 

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