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RPAを使いこなすためのアプリ・ツールが続々生まれる理由

RPA(Robotic Process Automation:ロボティクスプロセスオートメーション)という言葉を最近よく耳にするようになりました。

RPAを簡単に説明すると、繰り返し行われるような単純作業については、自動化して人間の手をかけずに仕事を完了させるというものです。

帳簿や帳票へのデータの転機などの単純作業を人間が行なった場合、思わぬミスが発生したり、単純作業の工数をもっと価値の高い仕事に割り当てたいという要望。そして、「働き方改革」を実現するためのツールとして注目を集めています。

今後、人口の減少が見込まれるため、ますます人手不足になることが予想されます。単純作業を自動化する動きは加速していくことが確実視されているなかRPAツールはさまざまなものが開発されるようになっています。

 

 

RPAって人工知能なの?

 

よく間違えられるのが、RPAとAI(人工知能)です。RPAはAIではないということをまず理解する必要があります。

RPAとAIの違いは、RPAは人間が決めたルール通りに機械やコンピューターが作業を行うものであり、AIは大量のデータをもとに学習を行い、判断を自動化するものです。

判断の自動化という点では処理の自動化にも含まれると考えることもでき、AIもRPAの一つと考えることもできます。しかし、現在企業に導入されているRPAツールはまだその領域には達しておらず、人間が決めたルールに基づいて処理を行う自動化が主体となっています。

 

 

RPAツールはRDAとRPAに分類できる

 

RPAツールは大きく分けて2種類に分類することが可能です。

1つは、RDA(Robotic Desktop Automation)と呼ばれるもので、各個人のPCにロボットを導入するものです。
この方式のツールでは、個人PC上でのタスクを自動化することが主体になります。RDAは、デスクトップ操作の録画、再生ツールとも言え、簡単に導入することができる反面、生産性の向上という意味では大きな成果は望めません。

もう1つは、サーバにRPAツールを設置し必要に応じてサーバが各端末のロボットを起動し、各部署のクライアントPCを操作するというものです。
こちらの場合は、部署を超えた業務フローを自動化することが可能となります。

 

 

さまざまなツールが販売されている

 

日本でのRPAツールの導入状況はまだ黎明期といっても良い状況です。しかし、海外ではすでに多くのツールが開発されています。

それは、簡単に導入できるRDAタイプのPC操作を単純に録画・再生するだけのツールのようなものから、ワークフローに対応したものまで多くのツールから選択することができます。

RDAタイプは、その性質上簡単に導入できるものの、ワークフローをカバーするような大きな業務の生産性の向上は見込むことができません。逆にワークフローにも対応できるようなサーバ型のRPAを導入するためにコストと時間をかける必要があります。

同時にワークフローをカバーできるRPAを導入するためには自社では導入が難しく、ベンダーの力を借りる必要が出てきます。RPAツール選択のポイントは導入後のツールの発展性とベンダーのサポート力が重要視するべきでしょう。

 

 

RPAの先にあるものはやはりAI

 

先に説明しましたが、現在のところRPAとAIは別物として捉えられています。
しかし、RPAの行くつく先は人間が決めたルールを実行するだけのロボットではなく、自ら判断して対応するロボットになるでしょう。

そして、深層学習などを用いて自ら判断して実行することができるRPAツールがCA(Cognitive Automation:コグニティブ オートメーション)と言われるツールに進化して行くことになるはずです。

今後、RPAツールはますます発展進化していくことになるでしょう。
海外のツールだけでなく国産のツールも多く発売されることも予想できます。

しかし、一言でRPAツールといっても、簡単な操作記録ツールから、部署を超えたワークフローに対応したもの、そして今後開発されるであろうAIと融合したツールまで、さまざまなツールの中から、どれを選ぶか。そして、どの程度の自動化を望むかについて、よく検討して導入を検討する必要があります。

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