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機械学習のプログラミング入門はGoogleから始めよう

人間が日々行っている、調査・計算して予測から最終的に判断する。といった知能をコンピュータ上に持たせ、膨大なデータから、有意義な情報として瞬時に吐き出す。それは、あらゆる分野に応用ができ、人工知能の1つのカテゴリとして注目されている機械学習。
近年のテクノロジーの発展により、飛躍的に話題となっている機械学習を、今後学ぼうと思っているエンジニアの方も多いと思います。

これから機械学習のプログラミングを学ぼうとしている方に、ぜひ見ていただきたい情報を、今回はお伝えしていきたいと思います。

 

 

Googleと機械学習について

 

様々な企業が機械学習に注目している近年、特にGoogleは機械学習に関して格段に力を入れています。
その背景には、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」といったGoogleの使命もあると思います。
また、世界中の情報を整理するにあたっても、情報は常に生み出されており、それを整理するとなると、人間の力では不可能なため、機械学習を活用し対応させることは、必然的な進化とも思えますね。

そんなGoogleは、機械学習を活用したサービスやプロダクト、API等を次々と提供しております。
なかには、誰でも無料で試せるサービスもありますので、これから機械学習のプログラミングを学ぼうと思っている方には、嬉しいサービスです。

 

 

機械学習のプログラミング入門編

 

機械学習の最先端を進んでいると言っても過言ではないGoogle。そんな大手IT企業が提供している、機械学習のプログラミング入門にうってつけのサービスをご紹介します。

 

Learn with Google AI

 

2018年2月に、Googleより「AI(人工知能)がどのように問題を解決するのかを誰でも理解できるようにする」ため、「Learn with Google AI」Webサイトを無償公開したと発表がありました。

機械学習の基本的な概念を学んだり、実績的なスキルを高めたりするための方法を提供しており、AI(人工知能)に興味を持ち、これからプログラミングも始めたいと思っているエンジニアからエキスパートまで、様々なレベルに合うコンテンツが用意されています。

 

Machine Learning Crash Course

 

先にあげたAI学習Webサイト「Learn with Google AI」コンテンツの内の1つに、Machine Learning Crash Course(MLCC)という無料オンライン講座もあります。

これは元々、Google社員向けにAIと機械学習の基礎知識を学習するために実施された、内部研修用のカリキュラムが基となっています。
基礎レベルのプログラミング知識を持っているが、機械学習については全く経験がない初学者のために設計されており、合計15時間で習得する短期集中型の講座で、既に18,000人のGoogle従業員が受講されております。

 

Google Colaboratory

 

機械学習の教育や研究に利用できる研究ツールの1つです。
クラウド上にPython環境があり、機械学習のプログラミングに必要な環境がすでに構築されているため、簡単に機械学習のプログラミングを始めることが可能です。

 

Cloud AutoML

 

2018年1月にGoogleから発表されたCloud AutoMLは、学習させたいデータを与えるだけで、プログラミング不要で誰でもGoogleの機械学習システムを活用でき、独自のAIを構築できるというサービスです。
Googleの機械学習システムを通じて、実際に構築を試せるためイメージが掴みやすいかと思います。

そのCloud AutoMLの第一弾として発表されたのが「Cloud AutoML Vision」です。
これは、画像認識用の機械学習モデルを作成するサービスで、ユーザーが用意した数十枚からの画像データを学習させることで、画像に写っているモノを自動的に識別することができます。学習させる画像データが多ければ、それだけ精度も高まります。

大手企業としては、すでに米Disneyがこのシステムを利用してオンラインストアにおいて、キャラクター、製品カテゴリ、色といった属性を製品毎に関連付け、検索機能の強化に成功しています。

第一弾は画像認識用となりますが、各種の分野(音声認識、言語処理、ビデオ処理等)にもサービスを拡大していく計画もあります。

 

 

機械学習のプログラミング応用編

 

Googleが提供しているサービスは、まだまだあります。

オープンソースで公開している、機械学習に用いるためのソフトウェアライブラリの「TensorFlow」

事前学習済みのモデルを活用し、ユーザー独自のカスタムモデルを生成可能な機械学習サービスの「Cloud Machine Learning」

データの機械学習モデルを簡単に構築できるマネージドサービスの「Cloud Machine Learning Engine」

機械学習を用いたシステムやサービスは、今後ますます多様な分野に浸透して拡大していくことでしょう。
ただ、深刻なエンジニア不足と言われている現在、そのなかでも特に機械学習のプログラミングができるエンジニアは希少とも言われます。

まずは、Googleが提供している入門講座を覗いてみてはいかがでしょうか。

 

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