MicroLEDの特許申請はApple新製品への布石か


MicroLEDとは

 

MicroLEDは、現在もっとも進んでいる有機EL(OLED)ディスプレイの、さらに先を行く新しい技術です。
現在LEDはデジタルサイネージなど、LEDディスプレイが利用したものが登場していますが、それほど多く存在しているわけではありません。
LEDディスプレイにはLEDチップと呼ばれる発光するチップが並べられており、それが画面上の色彩表現を実現しています。
通常デジタルサイネージのようなディスプレイで使用されているLEDチップよりも、非常に小さく細かいものをたくさん敷き詰めることで、スマホの画面上でもLEDチップを利用したLEDディスプレイの実現ができると言われています。
ちなみにLEDチップの大きさはわずか100マイクロメートルです。100マイクロメートルは紙を横にしてみたときの太さとほぼ一緒なので、LEDチップがいかに小さいかがわかると思います。
LEDディスプレイには「赤・緑・青」の3色に光るLEDを均等に配置しますが、スマホの画面が5.5インチの場合、合計で10万個を超えるLEDチップが使われると考えられています。
細かく敷き詰められたLEDを利用したLEDディスプレイの実現によって、液晶ディスプレイはもちろん、最新の有機EL(OLED)ディスプレイを超える鮮明度、広角な視野の確保、省エネ・長寿命、焼けつきなどの欠点を補う最強のディスプレイが生まれるというわけですね。

 

 

MicroLEDディスプレイの研究開発に着手したApple

 

Apple社はこのMicroLEDを開発していた会社を2014年に買収し、2018年には、カリフォルニアに研究施設を建設。予算をかけて新しい世代の画像技術を開発、テストしていく環境を整えています。
加えて2018年3月には、MicroLEDチップの構造、MicroLEDディスプレイの製造方法など、LED関連の特許を韓国で合わせて34件申請したというニュースが報じられました。これは「SamsungやLGといった韓国企業を意識したものだろう」と韓国特許庁の担当者は見解を述べています。
ちなみに当のSamsungは、Consumer Electronics Show2018で最新のMicroLED TV技術を発表。次世代ディスプレイ技術を採用した最先端テレビという分野では、ゆるぎない技術を持っているというアピールをしました。

 

 

今後の開発をめぐって

 

MicroLEDを利用したディスプレイ開発では、Apple社はスマートウォッチ、スマートフォンとタブレット、Samsung社はテレビと双方で開発が進んでいるようですが、もっともネックとなるのは量産できるか否かです。
Apple社の場合、現状ではまだ研究開発途上で量産化に向けた体制作りはまだ先と言ったところですが、いったん商用化のめどが立ては急速に話が進んでいくはずです。
一説によると今年後半から2019年にかけて量産開始、5年後の2023年にはMicroLEDのディスプレイが、有機EL(OLED)ディスプレイにとって代わると考えられており、2025年にはSamsungやLG、ソニーやパナソニックと言った企業から、MicroLEDを利用した様々なディスプレイパネルがリリースされると予想されています。

ちなみにMicroLEDは有機EL(OLED)ディスプレイの4倍から6倍の開発コストがかかり、このコストの分デバイスの価格に上乗せされるはずです。おそらく商品化当初は、高級モデルのみMicroLEDを利用したディスプレイとなり、廉価版は有機EL(OLED)ディスプレイでの販売となるでしょう。
当然ながら量産化の段階で製造コストが下がり、価格も下がっていくと思われるので、いつ買うか、の判断は迷ってしまうかもしれませんね。

 

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