Apple Watch のディスプレイが刷新される見通し
Apple Watchは、2015年に初代モデルが発売されて以来、ディスプレイデザインの大幅な変更はありませんでした。次期モデル「Apple Watch Series4」ではディスプレイが大型化し、画面が見やすくなり、操作性も向上するという情報が流れています。今後のApple Watch は、MicroLEDディスプレイの自社開発や円形ディスプレイ技術の特許取得など、ディスプレイの刷新にも力が注がれていく模様。
Apple Watch Series4の画面サイズが15%アップの噂
現行モデル「Apple Watch Series3」のケースサイズは、38mmと42mmの2種類です。この2サイズ展開は初代から続いてきました。次期モデルでは、初代から続いているディスプレイデザインが刷新される可能性があります。
2018年秋に新型「Apple Watch Series4」の発売が予想されていますが、次期モデルではディスプレイサイズが15%アップするという情報が流れています。情報の出所は、アップル関連の情報提供で知られている、アナリストのミンチー・クオ氏です。
ディスプレイを15%アップするために、細いベゼルが採用される可能性が高いようです。この方法であれば、ディスプレイサイズを大きくしてもケースサイズは現状維持できます。ただし、ディスプレイを大型化する際に、ケース自体も多少大きくなることはあり得るでしょう。次期モデルでは、バッテリーを大容量化するという情報もあり、それに伴ってケースが大きくなることも考えられます。
アップルがディスプレイの自社製造のためMicroLEDを開発中
アップルが、MicroLEDディスプレイの自社開発に乗り出しているとの情報があります。MicroLEDディスプレイとは、簡単に説明するとマイクロメートルレベルまで小型化した赤・緑・青のLEDを高密度に敷き詰めたディスプレイのこと。MicroLEDは、OLEDを超える次世代のディスプレイ技術として注目され始めました。MicroLEDは、各色がそれぞれ発光するため光の利用効率が高くなり、構造的に薄くすることも可能で、電力消費も少ないというメリットがあります。
現行モデル「Apple Watch Series3」などに搭載されている、OLEDを使った Retinaディスプレイは、韓国のサムスンなどが提供しています。アップルがディスプレイの自社製造を可能にすれば、部品供給や新型モデル開発において大いに優位になるでしょう。
MicroLEDに関しては、大画面ディスプレイの作製が難しいと言われていますので、ディスプレイ開発が成功すれば、先ずはApple Watchへの採用が予想されます。ただし、アップルがApple Watch に自社製MicroLEDディスプレイを搭載するのは、もう少し先になりそうです。
Apple Watchに円形ディスプレイの新型モデル登場の可能性あり
これまで発売されてきたApple Watchのディスプレイは長方形デザインで、新型が発表されても大きな変化はありませんでした。しかし、デザイン面においても大幅に刷新される可能性がでてきました。理由は、アップルが円形ディスプレイ技術の特許を取得したからです。特許内容や図面などからスマートウォッチを想定した技術のようです。
特許取得段階ですので開発が確定したわけではありませんが、近い将来に丸形フェイスのApple Watchが登場する可能性があります。機能面が飛躍的に向上し、利便性が追求されてきたApple Watchでしたが、デザインも刷新して更にファンの期待に応えてくれるかもしれません。
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