1. TOP
  2. ブログ
  3. 実は高機能 Mac「プレビュー」の実力

実は高機能 Mac「プレビュー」の実力

Macユーザーが、各種の画像ファイルやPDFを閲覧するときに利用している「プレビュー.app」ですが、実は単なるビューアーではなく意外に高機能なアプリです。今回はこのプレビューについて、画像編集やファイル形式の一括変換、PDF書類への署名など、知っていれば便利な機能をご紹介しましょう。

Windows標準のペイント並みの編集機能

 

jpeg、pngなどの各種画像をダブルクリックすると標準ではプレビュー.appが立ち上がってくるはずです。「プレビュー」という名称のために単なるビューアーとしてしか利用していない方も多いでしょうが、実はそこそこ使える編集機能を持っています。

まず、初期状態のままであれば編集機能がオフになっていますので、ウインドウ右上の検索窓の隣にある「マックアップツールバーを表示」アイコンをクリックしてください。(メニューの「表示」からも選択できます。)「選択ツール」「インスタントアルファ」「スケッチ」などの画像編集に必要なツールが表示されます。

画像の一部を塗りつぶすには?

 

プレビューの基本的な機能の例として、画像の一部を塗りつぶす方法についてご紹介しましょう。塗りつぶしには大きく2つの方法があります。一つは図形ツールを使って、塗りつぶしたい領域にあう画像を作成し、図形に色をつけることで擬似的に塗りつぶす方法です。厳密にいうと「塗りつぶしたい領域に図形を被せている」だけなのですが、目的は達成できています。

しかし、塗りつぶしたい領域の形状が複雑な場合は図形ツールでは難しそうです。その場合は次のような手順で実現することができます。
・選択ツールの「投げなわ」または「スマート投げなわ」を利用して目的の領域を選択
・選択した領域を削除(deleteキーで削除できます)
・環境設定から「一般」→「ウインドウの背景」を選び、色を選択
こうすると、削除した領域に背景で選択したカラーが表示され、やはり擬似的に目的の領域を塗りつぶすことができます。

ファイル形式の変換機能も便利

 

画像ファイルの代表的な形式としてjpegやpngがあります。時には目的によってこのファイル形式を変換したいということもよくあります。プレビュー.appを使えば実に簡単に形式を変換することができます。ファイルメニューから「書き出す」を選択し、フォーマットをクリックするとプルダウンメニューで保存可能なファイル形式が表示されますので、目的の形式を選んで保存するだけです。実に簡単ですね。

そのままではjpegやpngなど7種類の形式かありませんが、optionキーを押しながらフォーマットをクリックすると、保存できる形式が増えます。GIFやBMPなどもあり、大抵の目的であればこれで十分に用が足ります。また、複数のファイルを一括変換して保存することもできますので、非常に便利な機能ですね。

PDFの再利用が可能なプレビュー.appの実力

 

PDFのビューアーとしてAdobeReaderを使っている人も多いと思いますが、プレビュー.appを使うことでPDFファイルの有効活用が可能になります。プレビュー.appでPDFファイルを開くと、大抵のPDFであればテキストエリアに直接入力することができます。また、入力できない場合でもテキストボックスを使って任意の場所にテキストを追加することも可能です。

海外の相手と契約などではメールで送られた契約書を出力、手書きでサインしたものをデータ化して送り返す、といったことがよくあります。これもプレビュー.appにあるツールの「署名」を使うと出力せずにそのまま手書きのサインをすることができます。この辺りは流石にアメリカ由来のソフトだな感心しますね。

「プレビュー」というと”印刷前の確認画面”というイメージが定着しているため、Macのプレビュー.appに編集機能があると知らずに使っているユーザーは多いのではないでしょうか?ここまでご紹介した通り、思ったより便利で使い勝手の良い編集機能や、ファイル形式の変換などができるため、プレビュー.appを有効活用すると作業の効率化に結びつきます。ぜひ、この機会にいろいろと試してみてください。

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP