1. TOP
  2. ブログ
  3. 【マーケ入門】Googleアナリティクス上級編(カスタムレポートの作成)

【マーケ入門】Googleアナリティクス上級編(カスタムレポートの作成)

 

▽前回の記事はこちら

【マーケ入門】Googleアナリティクス中級編(運用方法とデータの見方)

 

マーケティング入門記事まとめ
【マーケ入門シリーズ】Googleアナリティクス、アドワーズ、サーチコンソール活用記事まとめ

 

 

Googleアナリティクスの設定から、基本的な数値取得、基本的な運用方法をマスターしたら、今度は運用しているサイトのデータをより細かく、よりスムーズに運用できるようにしていきましょう。
そのために必要なのは、カスタムレポートの設定です。
カスタムレポートというのは、Googleアナリティクス上で用意されている通常のレポートとは異なり、自分で作るオリジナルレポートといっても良いでしょう。

 

 

カスタムレポートとは?

 

カスタムレポートは、ディメンションと呼ばれるユーザーの年齢といった”属性”、ランディングページなどの”サイト”に関連する情報、日付などの時刻、参照元などの”集客情報”などと、指標とよばれるセッション数やページビュー数などを組み合わせて、レポートとして出すデータを絞り込み、カスタマイズされたレポートです。
ディメンションと指標は複数あり、組み合わせ方や組み合わせる要素の数によって、作り出すことのできるカスタムレポートは無数になります。
もちろん、サイトが大きければカスタムレポートの数も多くなって当然ですが、細分化しすぎても集計に手間取り、アクセス解析を行うだけに時間を取られてしまいます。

そこである程度、解析ポイントを絞り込んだレポートを作っていきましょう。

カスタムレポートの作成方法
カスタムレポートの作り方について説明します。
まずアナリティクスにログインした状態で、左メニューの
「カスタム」>「カスタムレポート」>「新しいカスタムレポート」
をクリックします。

カスタムレポートの作成画面に移動したら、下記の情報を入力します。

 

全般情報

 

・タイトル:カスタムレポートの名前を入力します
例)ページ遷移レポート、検索キーワードレポートなど

 

レポートの内容

 

・(レポートタブの)名前を入力します。
レポートタブを複数設定できるので、それらの違いを表す際に名前を入力します。

・種類
エクスプローラはレポート表示の際にリンクをクリックしてより深い指標を見られるタイプ、フラットテーブルは最初から1画面に指標で指定した項目が見られるタイプです。どちらを選択してもかまいません。

・指標グループ
+ボタンを押して指標を追加します
例)セッション数、ページビュー数、ユーザー、直帰率など

・ディメンションの詳細
+ボタンを押してディメンションを追加します
例)デバイスカテゴリ、イベントアクション、ページ、ランディングページ、市区町村など

・フィルタ
+ボタンを押してフィルタリングにかけるディメンションを選択できますが、選択しなくても大丈夫です。いずれデータが膨大になった際にデータ抽出の効率化を図る時に利用するといった感覚で良いでしょう。

・ビュー
こちらで作ったカスタムレポートをすべてのビューで見られるようにするか、特定のビューを選択するかどちらかを選びます。
最初は1個のビューを選択で良いでしょう。

すべて入力したら保存をクリックします。

 

 

どんなカスタムレポートを作ればよい?

 

どんなカスタムレポートを作るべきかですが、自社が抱える課題が現状何なのかを考えてみましょう。

 

課題ごとにカスタムレポートを作る

 

①SNSを使ってマーケティングしているけど、たとえばfacebookからの集客があまりよくない。原因は何か調べたいという場合はSNS分析レポートを作ります。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均セッション時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
ソーシャルネットワーク

②自社サイトのページごとに集客数や直帰率が知りたいという場合は、ページ分析レポートを作ってウォッチしましょう。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均ページ滞在時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
ページ
ユーザー タイプ
市区町村
ブラウザ

③特定ページにおける新規ユーザーとリピートユーザー数を把握して、長期的なマーケティング戦略を練りたいというニーズがあれば、リピート分析レポートを作ります。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均セッション時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
ユーザータイプ

④どんなサイトから、またどんな方法で来たユーザーが多いのか、参照元やオーガニック検索、リスティング広告、リファラーといったアクセス情報を把握し、SEO、SEMなどの集客状況を改善したい場合は、参照元がわかるレポートを作り分析を行います。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均セッション時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
参照元/メディア
メディア
キャンペーン

⑤たとえば通販サイトならどんな時間帯に注文が多いのか、どんな曜日にアクセスが多いのか把握したい場合は、時間帯別、曜日別レポートを作ります。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均セッション時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
曜日

⑥例えばどんなキーワードで検索されていて、どれくらいのCTRがあるのか。注力すべきキーワードは何なのかを調べたい場合、キーワード分析ができるレポートを作ってアクセス解析してみましょう。
<指標グループ>に下記を追加
ユーザー
セッション
ページビュー数
ページ/セッション
平均セッション時間
直帰率
目標の完了数

<ディメンション>に下記を追加
キーワド

 

 

カスタムレポートでも取れないデータがある

 

Googleアナリティクスは運用するサイトに来たユーザーに関するアクセスデータの分析に一役買ってくれるわけですが、どうしてもできないことがあります。それは個人情報に紐づくパーソナルな部分の分析です。たとえばどこのだれがアクセスしたのか、ユーザーの個人情報を扱うことはできません。またユーザー別にサイト内の動きを追跡し、把握することもできません。
ユーザーに関する情報がどこまで把握できるかというと、性別や年代、地域などの属性情報に限られます。住所や電話番号、クレジットカード番号、メールアドレスなどの個人情報は把握できないので、アナリティクスに過度な期待はかけないようにしましょう。

 

▽次の記事はこちら

【マーケ入門】Googleアドワーズ初級編(登録と広告作成)

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

大手ゼネコンBIM活用事例と 建設業界のDXについてまとめた ホワイトペーパー配布中!

❶大手ゼネコンのBIM活用事例
❷BIMを活かすためのツール紹介
❸DXレポートについて
❹建設業界におけるDX

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP