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なぜRPAが働き方改革に期待されているのか

はじめに

よりよく日本で働けるようにと取り組まれている働き方改革。
今回は「働き方改革」に何故RPAが期待されているのか説明するとともに、
その理由や今後の技術の展開について紹介します。

RPAとは

RPAはRobotic Process Automationの略で、定型的なPCで行う操作を自動で行います。
つまり人間の考えが必要ない決まったルール上の業務であれば、ロボットが自動で行ってくれるという事です。
日本では働き方改革への取り組みからRPAの利用が注目されており、海外のRPA製品を持つ企業が日本に拠点を置くようになりました。
それとほぼ同時に日本の大手企業も続々とRPAの製品を発表しています。今まではRPAと言えば海外ツールが主流でしたが、今では日本製のツールもかなりシェアを伸ばしているようです。
各展示会でもRPAに関するものは人気の様子で、まさに成長途中の技術といえるでしょう。

RPAが働き方改革に期待される理由

これは人口減少が重要視される日本において、人不足の日本社会を補ってくれる事が1番にあるでしょう。今でも深刻な人口の減少ですが、国の調査によると2030年には全国で644万人もの人手が不足するそうです。RPAは今まで人が行っていた業務を代行してくれるので、労働力を確保する事に繋がります。

RPAを導入した際の効果は「会社の規模」や「ロボットの質と数」「行う業務」によってもちろん変わってきますが、以下のグラフを見ると魅力的な事がわかると思います。

1日の稼働時間 1ヶ月の稼働日数 1ヶ月の稼働時間
RPA 24時間 30日 720時間
8時間 22日 176時間
RPA – 人 16時間 7日 544時間

こちらのグラフは1ヶ月で人が働いた時間と、ロボットが稼働した際の時間を比較したものです。
とても単純な計算ではありますが、RPAを1台導入しただけで、人間よりも1ヶ月に544時間も稼働することが可能だという事がわかります。

RPAのメリット

前章でもRPAの魅力に触れましたが、RPAを導入して生まれるメリットはそれだけではありません。RPAのメリットは以下の3つと考えられます。

~人的ミス削除~

ロボットが業務を行う事により、人的ミスがなくなります。
結果RPAは正確性、品質の向上にもつながるのです。

~コストの削減~

従業員1人を雇うのにかかる人件費にどのような物が含まれているかご存知ですか?
給料、賞与、退職金、採用非、通勤手当、教育研修費、健康診断費、保険費、、、、数えていくと結構な種類があるんです。
RPAを導入するとロボットを動かすのに必要なパソコンやライセンスの料金は必要となりますが、その代わりに人権費の削減が可能です。

~業務効率化~

RPAは単純作業でその効果を発揮します。
帳票管理やデータの入力など大量のデータを一定ルールで操作する場合、人だと何時間もかかる事がRPAだと数分で行う事が可能になります。
さらに人だと体調等により業務スピードが変わりますが、RPAは一定のスピードを保って24時間稼働可能です。

休まずミスをせず、従業員よりも低コストなロボットはまさに企業の味方なのです!

今後予想される展開

RPAは定められたルールでしか処理を実行する事が出来ないので、どうしても人の判断が必要な部分に関しては自動化することは難しいです。しかしその「人の判断」が必要な部分をAIで補うと自動化できる範囲はものすごく広くなります。
日本に限らず、世界でもこれらの技術は進化の過程にあり、人は一定ルールのルーチンワークではなく、もっと企業にとって効果的な仕事を求められていくことが予想されます。

RPAは続々と日本企業に導入されており、株式会社ITRの調べによると2016年~2021年にかけて日本マーケットの規模が10倍以上に成長すると予測されています。将来的にはAIとRPAを用いた「従業員10名以下 + RPAロボット100体以上」という構成のとてつもない利益を上げる企業が現れるかもしれません。

まとめ

ここまでRPAが働き方改革に期待されているツールだという事を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
これからの日本はロボットと共に成長していくといっても過言ではないでしょう。
RPAは業種を問わず、生産性を向上させることが出来るので、導入していない企業様は是非1度RPAの採用を考えてみてはいかがでしょうか?

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