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Autodesk Forgeの今を学べるイベント「Forge DevCon」とは?

Autodeskが開催する、Forgeを学ぶイベント「Forge DevCon」の詳細について紹介します。

Forgeを使ってできること、どのような企業で使われているのか、Forgeがこれからどうなっていくのかなど、2018年度のForge DevConを参考にして、イベントの詳細を解説していきます。各講義の動画や資料にアクセスする方法も記載していますので、Autodesk Forgeに興味がある方は是非ご一読ください。

この記事では以下の3つのことがわかります。
・Forge DevConの概要
・Forge DevConで学べること
・Forge DevConの参加条件と2019年度開催日

 

Forge DevCon 概要

 

Forge DevCon(Forge Developer Conference)とは、Forgeの実用例や新たな開発作業を紹介するイベントのことです。製造、建築、土木、メディア&エンターテイメントなどの業界で役に立つ情報を「学び」ながら、参加者同士の交流促進を目的としたAUJ(Autodesk University Japan)というイベントに併設される形で開催されます。

2018年度のAUJは、8月31日(金)にグランドニッコー東京台場で行われました。

Forgeを含めたBIMやCIM、AutoCADやその他のものづくりに関するセッション(講義)が、4つのランチセッションの他に、13トラックに分けて全52セッション行われる内容です。

 

Forge DevConで学べること

 

1日の間に6回に分けて行われたセッションは一つが約50分ほどとなっており、Autodesk Forgeの具体的な使い方や活用例を解説します。BIMを事業で使っている企業様に向けての活用事例であったり、.NETの知識が豊富な人材に向けてのアプリ開発方法であったり、様々なニーズに向けてセッションごとに対象を分けて行われる講義です。

2018年に行われたForge DevConを元に、学べることを一つずつ解説します。

 

BIMにForgeを使うアイデア

 

本セッションは、2018年度に生まれたForgeを使う新たなアイデアの一例です。応用技術株式会社が40分ほどで解説しています。Forgeを使うアイディアをBIMの一部機能だけを使って事業を行っている方にも向けて、具体例を挙げながら解説しました。

例えば、地震振動の測定(平面の線グラフ)を参考データにして取り込み、地震時に建物の部材にどのような変化が起きるのかを3DシミュレーションするBIMの作成。BIMの全知識が必要ではない検査員が、タブレット端末を使って直感的に入力できる配筋検査システムをForgeで構築した実例。タブレットを使って足場やクレーンなどを動かしつつ施工計画をシミュレートできるシステムなど、Forgeのアイディアが分かりやすく理解できます。また、Forgeの得意分野と一緒に、不得意な面をどうやってカバーしていくのかという課題もあわせて解説しています。

 

既存の.NETの経験を生かしたForgeとCloudへの移行

 

.NETを使いこなしているプロの参加者を対象として、Autodesk Forgeのチームリーダー アウグスト ゴンザウビス氏と原田 美佳子氏がForgeの概要とCloudへの移行方法を解説します。

.NETを使って新たなアプリケーションを開発する方法やForgeを学ぶサイト「learn Forge」についてなど、専門的な知識を開発第一人者から直接学べる50分間のイベントです。

Revitアドイン開発経験がある方を含めたForgeに興味がある方を対象とし、既存の機能「Design Automation API」でRevitがない環境でもモデルを作成したり、編集・データ抽出をしたりする方法を解説します。
実際に作成したデモ画像を操作しながら機能を解説しますので、Forge+Revitの使用感が分かります。例えば、パラメータを入力してモデルを自動作成する方法がデモと共に確認できる講義内容です。

 

Webhooks API で広がるアプリ連携

 

Webhooks APIとは、複数人のユーザーで共有しているストレージに起きる、様々な変更をForgeアプリに通知するメカニズムです。クラウド上のプロジェクトを管理して変更された履歴を通知します。
新たな機能「Forge Webhooks API」の概要や具体的な利用方法を伊勢崎 俊明氏が50分間で解説します。

 

Forgeを活用したクラウド型ビル管理プラットフォーム”BuildCAN”

 

Forgeを使ったビル管理プラットフォーム「BuildCAN」について、サービスを提供している安井建築設計事務所の繁戸 和幸氏が解説します。
IoTセンサーのデータや分析結果を可視化するシステムにForgeを使っていることをはじめとして、各機能をForgeがどのようにサポート、実現しているのか、BuildCANを開発した狙い、使い方などを解説している内容です。

 

Forge が描くデザインとつながる未来

 

開発者のみではなく経営者などForgeに関わるすべての方に向けて、今後のAutodesk製品がどのように関わっていくのか、という未来図を紹介する内容です。
これまでの製品で使われてきたAPIを現在のForgeがどのように利用しているのかを踏まえ、新しいテクノロジーでどこが変わるのか、現在の限界などを解説します。AutoCADやRevitなどの使い方がForgeによって変わり、今後の働き方改革に繋がる可能性などを紹介する内容となっています。

 

2019年のForge DevCon開催日と参加条件

 

Forge DevConはAUJと同時開催ですので、参加するにはAUJへの参加費が必要です。2018年度のAUJでは、特設されたWebページからセッションを選択して申し込みを行い、下記の料金を払うことで参加できました。

AUJ参加費 ※税別
一般 通常 15,000円
グループ(5名単位) 60,000円
学生 5,000円

受けるセッションは選択できますが、定員に達したものは締め切られる可能性があります。2018年度のForge DevConでは6つの内3つが定員に達していますので、早めに申し込んだほうがいいかもしれません。

Autodeskの営業窓口で確認したところ、2019年度のAUJは10月9日(水)ぐらいを予定しており、10月の頭に開催という予定はすでに決まっているようです。ですが、明確な開催日はまだ発表されていません。

昨年と同様に特別サイトから申し込みを行うことで参加可能になる予定ですので、現段階では特設サイトが発表されるのをまっている状況です。

 

まとめ

 

Autodesk Forgeの今を学べるイベント「Forge DevCon」について紹介しました。Forge DevConでは、現在進行形でForgeを使っている企業の実例を元に、活用例や可能性を学ぶことができます。

2019年度の開催についてはまだ詳しい内容が決まっておらず、特設サイトなども開設されていません。

ですが、昨年のAutodesk University Japan 2018特別サイトから登録を行うことで、過去の動画や資料を無料で見学することが可能です。

AUJに登録メールを送信して数日で返信される認証メールからアクセスする必要がありますが、実際に行われたForge DevConの内容が詳しく分かりますので、この記事と共に参考にしていただければ幸いです。

 

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