Googleが開発したVR描画アプリ「Tilt Brush」で新感覚イラストレーション!


Tilt Brushは仮想空間に絵を描くことができるVRお絵かきツールです。従来のイラストレーションと違い、立体的な映像をお絵かき感覚で描くことができ、Tilt Brushを駆使するアーティストも誕生しています。
Tilt Brushとは
Tilt BrushはGoogleが開発したアプリケーションで、専用のデバイスを使用し何もない空間に自由に絵を描くことができます。平面的な表現を飛び越え、立体的な3D表現、光の明滅や流れなど動きをつけることも可能です。コピーをしたり左右対称に描けるミラー機能もあり、まさに新しいイラストレーション体験が可能なアプリといえます。

操作は左右の手に握った専用デバイスで行います。片方は絵筆、片方はパレットとして使うイメージです。Adobe IllustratorやCLIP STUDIO PAINTのような絵師御用達のソフトと同じような機能を、VR空間でより直感的に使用できます。
どのような作品が作れるのか
実際にTilt Brushでどのような作品を作れるのか見ていきましょう。

Googleの公式ティーザー動画です。かなり直感的な操作で立体的なイラストというか映像を制作しているのがわかります。場所や時間、紙や画面サイズの制約を全く受けずクリエイティブに集中できるのも素晴らしいです。

大きな作品を作るのに向いており、かなり細かい描画表現も可能です。イラストに取り囲まれているような感覚に没入でき、どんなに大規模な作品を作成しても画材が減ることはありません。

次に日本人アーティストせきぐちあいみさんの作品をご紹介します。

せきぐちあいみさんはVRアーティストとしてVRのアート制作の世界で幅広く活動をしています。この作品では中国の故事成語「画竜点睛」にインスパイアされ、掛け軸から命を吹き込まれた龍が飛び出すのを描きました。Tilt Brushならではの3D表現と故事成語の元々のエピソードがうまく重なった作品です。

Tilt Brushはライブペインティングにも向いているツールです。

せきぐちあいみさんがロシアで開かれた技能五輪の閉会式でライブペインティングをした際の映像です。Tilt BrushはVR空間に描くため、作品のスタイルやサイズを制約されません。そのためモニターの形状やサイズに合わせて自由にアレンジすることができます。

即興で作品を制作することにも向いており、音楽との親和性は抜群です。これまでライブペインティングというとライブハウスや屋外のイベントで巨大なキャンバスに絵の具で描いていくものでした。しかし、これだとキャンバスのサイズに制限がありますし、画材でスペースが汚れ内容に音響機材の保護に気を使う必要がありました。

しかし、Tilt Brushであればそうした制約や懸念から解放されて自由な作品表現をすることができます。また、Tilt Brushで音楽に合わせて描画していく様が踊っているかのように写り、見た目にも楽しいです。

Tilt Brushの価格
Tilt Brushは以下のプラットフォームと価格で購入可能です。

https://store.steampowered.com/app/327140/Tilt_Brush/
STEAM:1,980円

https://www.oculus.com/experiences/rift/1111640318951750/
OCULUS:1,990円

しかしTilt Brushを購入するだけではVR描画を楽しむことはできません。次の章で紹介するデバイスが必須です。

使えるVRデバイス
Tilt Brushを楽しめるVRデバイスはVRゴーグルと左右の腕にもつコントローラーが基本セットになります。現在対応している製品は2種類です。それぞれの特徴や価格などをご紹介します。
Oculus
VRヘッドセットデバイスの製造販売を行うOculus社。Oculus QuestやOcurusRift SはTilt Brushに対応しています。

Oculus社はVRヘッドセット以外にVRゲームの販売プラットフォームとしてメジャーな存在です。元々は独立した企業でしたが、2014年にFacebookに買収されました。現在はFacebookの開発部門の一つになっています。

Oculus QuestはPCに接続する必要もなければケーブルもないため、空間を使う自由度が非常に高いのが特徴です。屋外やイベント会場、大きなステージでも自由なクリエイティビティを発揮することができます。コントローラーの操作もまるで自分の手のような直感的な操作が可能です。Tilt Brushでスケールの大きい作品を作る際にも利便性が高いです。料金は64GBで49,800円、128GBで62,800円の2種類。*1

一方、Ocurus Rift SはPCと接続して使用するタイプのVRヘッドセットです。ハイスペックな処理能力が必要なVRゲームをプレイ用に開発されました。ゲーミングPCとケーブル接続することによって、スムーズなゲームプレイが実現できます。ケーブル(5m)があることで移動距離が限定されるため、用途は限定されます。Tilt Brushを使用する場合、屋内での利用前提なら購入しても良いでしょう。料金は49,800円です。*2

HTC VIVE
VIVEもVRヘッドセットの製造販売を行っています。スマホメーカーのHTCが親会社です。

HTC VIVEは付属のベースステーションを使用することでPCと無線接続できるVRヘッドセットです。廉価版のHTC VIVE、エンタープライズ版のHTC VICE Proがあります。VR映像内での自分の動きの再現性を重視したい人には向いているデバイスです。Vtuber御用達の製品とも言えます。

価格はHTC VIVEが64,250円。HTC VICE Proがスターターキットで13万3,000円と、ハイエンド向けの価格設定となっています。クオリティの高いVR体験をしたい人にはお勧めできる製品です。なお、HTC VIVEシリーズを購入するとTilt Brushが付属するため、別途購入の必要がありません。34

創作目的で使うならOculus Questか
自由度が高いVRイラスト制作という目的を考えた時には、操作感が軽く価格が安いOculus Questに軍配があがるかもしれません。装着後の動きに制約がなく直感的な操作で思いついたアイデアをどんどん試すことができる、場所を選ばず使用できるのは、クリエイティブを発揮する大きな助けになります。10万円を超える精密デバイスを外に持ち出すのは躊躇しますが、Oculus Questであれば安いのも魅力です。

*1https://www.oculus.com/quest/
*2https://www.oculus.com/rift-s/
*3https://www.vive.com/jp/product/#
*4https://www.vive.com/jp/product/vive-pro-starter-kit/

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