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Google ONEがVPNサービスを提供|概要やプランを紹介

リモートワークがはじまり、外で仕事をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
外で仕事をする際に役立つのが、カフェなどのフリーWi-Fiです。
しかし、フリーWi-Fiは誰でも使える反面、セキュリティ上の不安も多くあります。
より安全にインターネットを使うためには、VPNを導入するのがおすすめです。

今回は、Googleがアメリカでサービス提供を開始したVPNサービスを紹介します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Google ONE VPNの概要
②Google ONEの料金プランと概要
③Google以外のVPNサービス

Google ONE VPNとは*1~*5

まずは、Google ONEのVPNについて紹介していきます。

Googleが提供するVPNサービス

Google ONEのVPNは、Googleが提供するVPNサービスです。
2020年10月29日にThe Keyword上で発表されました。
はじめはAndroidから提供をはじめ、WindowsやiOSなどに対応機種を広げていくことになっています。
なお、GoogleのVPNを使用するには、Google ONEの2TB以上のプランへの加入が必要です。
現在Google ONEを使用している場合には、プランを2TBにアップグレードすれば、VPNが使えるようになります。

対応地域は米国のみ(記事執筆時)

記事執筆時(2020/11/19)で、対応地域は米国のみとなっています。
今後、カナダやイギリスが対応地域になる予定ですが、具体的なスケジュールは示されていません。
The Keyword上で「今後数週間のうちに」と発表されているため、遅くとも2020年中には対応する可能性が高いでしょう。

日本でGoogle ONEのVPNサービスが対応になる予定は、記事執筆時点でありません。
しかしながら、Google ONEの日本語ページにVPNのメニューが追加され、概要が説明されています。
そのため、今後日本でもVPNサービスが使える可能性もあるといえます。

出典:Google One

オンラインのアクティビティは記録されない安心仕様

VPNを使う際に気になるのが、プライバシーの問題でしょう。
特にGoogleの場合、他のサービスと閲覧履歴を紐付けられてしまうのではという懸念を抱く方もいるはずです。
Googleによれば、このような心配をする必要はないとしています。

その理由としては、以下の3点が挙げられています。

・GoogleはVPNから閲覧情報を追跡・記録・販売することはない
・オンラインアクティビティと個人情報の紐付けができないシステムである
・オープンソースとしてVPNのしくみを公開。エンドツーエンドのシステムは個別監査が入る予定

それぞれの根拠として、GoogleではホワイトペーパーでVPNの安全性について論じています。
全文は以下のサイトにあるので、興味のある方チェックしてみてください。

参考:VPN by Google One, explained

また、オープンソースで開発することになっているため、GitHubにソースが公開されています。
こちら関心のある方は確認してみるとよいでしょう。
ただし、記事執筆時にはGitHubからの投稿・提案は受け付けられておらず、GoogleのVRPプログラム経由で不具合等を連絡する必要があります。
GitHubのページは以下からアクセスできるので、確認してみてください。

参考:google/vpn-libraries: The VPN client libraries provide a reference implementation for a secure, encrypted tunnel for connected devices.

VPNの使用により、バッテリーやデータの使用量は増加する可能性

Google ONEのVPNを使用する場合には、バッテリーの使用量が増加したり、データの使用量が増加する可能性があります。
Googleによれば、5〜10%ほどデータ消費量の増加が予測されています。

Google ONEとは*6~10

ここでは、VPNを利用するために必要なGoogle ONEについて、簡単に解説していきます。

Googleの有料ストレージサービス

Google ONEは、Googleの有料ストレージサービスです。
Googleドライブの追加容量を契約するイメージをすると、わかりやすいでしょう。
Google ONEでは、容量を購入できるほか、Googleの専門家からのサポートも受けることができます。
Google ONEを利用している中で困ったことがあれば、気軽に問い合わせできるのがメリットです。

ストレージ容量と料金形態

Google ONEの料金形態は、全部で3種類です。

・100GBプラン:月額250円
・200GBプラン:月額380円
・2TBプラン:月額1,300円

VPNを利用する際には、2TBの契約が必要になります。
また、現在日本ではVPNに対応していない点に注意してください。

Google ONE以外のVPNサービス*11~*19

最後に、Google以外のVPNサービスを紹介します。

AWS VPN(Amazon)

AmazonのAWSでは、従量制のVPNサービスを提供しています。
既に社内でVPN環境を構築している場合には、導入を検討するとよいでしょう。
ユーザー数に応じて柔軟に環境を構築できるため、短期間のリモートワークへの対応などにも簡単に利用できます。

Cisco AnyConnect など(Cisco)

Ciscoは、ライセンスを購入することでVPNが利用できます。
ユーザー数の制限数はなく、VPNを利用するユーザー数分ライセンスを購入すれば、柔軟に規模感を変更できます。

Mozilla VPN(Mozilla)

Firefoxを提供しているMozillaでも、VPNを提供しています。
こちらは法人向けというより、個人向けのVPNだといえるでしょう。
月額料金制で利用できますが、現在新規登録はできなくなっています。
ウェイティングリストに登録できるため、登録して利用可能になったら通知をもらうことが可能です。
なお、日本はサービス対応地域に含まれていない点には注意してください。

◆まとめ
今回は、Google ONEのVPNについて紹介しました。
VPNを気軽に利用したい方には、おすすめなサービスだといえます。
日本ではまだ対応していませんが、今後サービスが提供される可能性もあるでしょう。
今後の展開に注目です。

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◆参考URL
*1 More online protection with the new VPN by Google One
*2 VPN by Google One – Extra online security for your phone
*3 Increase your online security with the VPN by Google One – Android – Google One Help
*4 VPN by Google One, explained
*5 google/vpn-libraries: The VPN client libraries provide a reference implementation for a *6 secure, encrypted tunnel for connected devices.
*6 Google One – Cloud Storage, Automatic Phone Backup, and Benefits
*7 Plans
*8 Frequently Asked Questions FAQs
*9 Storage Plans and Pricing FAQ
*10 Security, Privacy, VPN FAQs
*11 AWS VPN(オンプレミスネットワークへどこからでも安全に接続)
*12 特徴 – AWS VPN
*13 料金 – AWS VPN
*14 Cisco AnyConnect セキュア モビリティ クライアント
*15 Cisco AnyConnect セキュア モビリティ クライアント At-a-Glance
*16 リモートアクセス VPN
*17 テレワーク導入の始めの一歩はセキュアなVPNから
*18 Mozilla VPN: Protect Your Entire Device
*19 Mozilla VPN 接続の制限はありますか? | Mozilla VPN ヘルプ

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