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Unityはロボティクス分野でどのように活躍するのか?

Unityは3D運用の現場で活躍するゲームエンジンですが、今や製造業やロボティクス産業まで、活躍の幅は広がり続けています。特にロボットの需要はここ数年で右肩上がりとなっており、効率よく機能するだけでなく、効率よく生産できるロボット産業のあり方も求められるようになりました。

今回は、そんなロボティクス分野において、Unityがどのようにこの産業で活躍しているかについて、ご紹介していきます。

目次:
①ロボティクス業界が抱える課題
②ロボティクスにおけるUnityの貢献
③Unityが選ばれる理由

ロボティクス業界が抱える課題

ハード・ソフトの両方が飛躍的な進歩を遂げたことで、今やロボット産業は世界で最も注目されているテクノロジー分野の一つとなりました。しかし急激な進歩と注目度の高まりを見せたことで、課題も浮き彫りとなってきました。

急増するロボット需要

これまでのロボットの活躍といえば、工場の生産ラインのように、製造業を主体とした活用でした。
しかし近年では性能の飛躍的な向上により、医療現場やバイオテクノロジー、建設現場や流通など、あらゆる産業において活躍が期待されています。
そして活用の現場が広がれば、それだけロボット開発を進める現場の負担も大きくなるものです。

今はまだ実験的な運用にとどまっているロボットの多様な活躍ですが、今後実践的な運用が進めば、ロボットの供給不足のような事態も発生するでしょう。

迅速に開発・生産できるロボットが必要

また、ロボットもテクノロジーの産物であるため、絶え間ない研究とアップデートを重ね、その性能を向上させていかなければなりません。
本格的にあらゆる業界でロボット運用が進めば、ロボットの開発競争、および価格競争は激化することが予想されます。

ロボティクス市場の競争が激化すると、想定されるのがロボットの迅速な開発と、生産を素早く進められる環境の整備です。
研究用ではなく、実践で確実なパフォーマンスを発揮し、広く出荷できる体制を整えられなければ、いくら最先端の技術とはいえ衰退する企業も出てくるでしょう。

ロボティクスにおけるUnityの貢献

高まるロボット開発競争の波に飲まれないためにも、運用が進んでいるのがUnityです。Unityはロボティクスにおいて、どのように貢献しているのかを見ていきましょう。

シミュレーションの活用

ロボティクスにおけるUnityの最大の活用方法がシミュレーションの実現です。
データ収集や実験のためにシミュレーションはロボティクスにおいて必須です。
しかし実機でのシミュレーションを行う場合、プロトタイプの設計、および製造に多くの時間とコストを費やすため、手軽に行えるものではありません。

そこでUnityの出番です。
Unityに3Dモデルと挙動のプログラムを流し込むことで、まるで実機をコントロールしているかのような演算処理を行ってくれるため、優れたシミュレーション効果を得られます。

Unityではロボットのシミュレーションに特化したツールセットを用意しているため、ロボット分野における導入も容易に行えます*1。

AI導入支援を加速させるUnity

ロボティクスの有用性を飛躍的に進歩させたのは、AIの活躍もその要因として見逃せません。製造現場におけるAI活用も進んでいますが、UnityはそんなAIの利用を加速させられる環境も整っています。

AIのリーディングカンパニーとして名高い株式会社クロスコンパスでは、AI開発にUnityを積極的に採用しています。
彼らがUnityをAI開発に採用した理由の一つとして、シミュレーション能力の高さを挙げています*2。
Unityはハードウェアに依存することなく、挙動の制御も抽象的なレベルで実現するため、高い汎用性を備えています。通常であればAIトレーニングのためのエンジンの開発から進める必要があるところを、Unityによってその手続きを丸ごとスキップすることに成功しています。

その結果、開発チームはAIのトレーニングに必要な機能の作成に集中できるようになり、それ以外をエンジンに任せるという環境の構築が実現しました。

ロボットの制御というハードウェアの面と、その中身を司るAIというソフトウェアの面の発展にも貢献できるUnityは、まさにロボティクスに必須と言えるゲームエンジンなのです。

Unityが選ばれる理由

ロボティクスの開発に使われるエンジンは、Unity以外にも様々なソフトが存在します。しかしそれでもUnityが選ばれるのも、独自の利点を備えているためです。

豊富なアセットでプロトタイプ作成を高速化

Unityは無料で使えるゲームエンジンでありながら、シミュレーションの実行にあたっては非常に豊富なアセットとツールを用意しています。 ストアには100万を超えるというアセットが並んでおり、あらゆるシチュエーションや機能に対応する環境を迅速に構築できます*3。プロトタイプ作成にかかる時間を短縮できることで、さらなるロボットの躍進も期待できるでしょう。

人材確保が比較的容易

Unityの魅力は、他のゲームエンジンやソフトのオペレーターに比べて人材を確保しやすいことも挙げられます。Unityは無料で利用できることもあり、今や教育機関でも使用されるケースが増えているソフトです。
そのため、個人的な趣味はもちろん、教育の現場で受動的に触れられる機会も増え、Unityに慣れ親しんでいる人材は増えつつあります。

その結果、Unityを専門的に扱う能力は持っていなくとも、Unityを扱った経験はあるため、Unity人材の育成は他のソフトを使った場合よりも容易になります。

エンジニアの育成や発掘にはお金がかかりますが、Unityであれば人材コストの効率化にも役立ってくれるでしょう。

おわりに

Unityを活用するロボティクスの現場は増えており、AIのような別の先端技術研究とともに、テクノロジー開発を支える重要な役割を果たしています。このような大役を任されることもありながら、手に取るまでのハードルは低く、誰でも気軽に楽しめるのも強みの一つです。

参考:
*1 Unity「「1、2 の 3!」で簡単に出来る、Unity でのロボティクスシミュレーション」
https://blogs.unity3d.com/jp/2020/11/19/robotics-simulation-in-unity-is-as-easy-as-1-2-3/
*2 Unity「AI 分野における Unity の力」
https://blogs.unity3d.com/jp/2020/07/24/the-power-of-unity-in-ai/
*3 Unity「ロボティックシミュレーション 」
https://unity.com/ja/solutions/automotive-transportation-manufacturing/robotics

 


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