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Unityの公式認定トレーナーになるには?メリットや必要な条件をご紹介

Unityは業界を問わず活躍する、利便性の高い3Dゲームエンジンですが、簡単にすべての機能を使いこなせるようになるわけではありません。少しずつ使い方を覚えていけば、様々な場面で活躍できる人材へと成長を遂げられます。中にはずば抜けてUnityについて詳しくなれる人も出てくるでしょう。

そんなUnityの運用をマスターした人向けに用意されているのが、公式認定インストラクターの資格です。今回は、そんなUnityを本格的に学ぶ上での目標となる、公式トレーナーの存在についてご紹介します。

目次:

①Unity 認定インストラクターとは

②Unity 認定インストラクターの取得で得られるもの

③認定インストラクターになるための条件

<h2>Unity 認定インストラクターとは</h2>

Unityの認定インストラクターとは、Unityがオフィシャルに認めている、Unityに精通していて、尚且つUnityを適切に他人へ指導できる能力があることを認める資格です。Unity利用における、優れた指導者としての能力を問われます。

<h3>多くの業界で必要とされるUnity人材</h2>

Unityは元々ビデオゲーム開発を目的として誕生したゲームエンジンです。しかしその3D演算能力の高さや処理速度の軽快さから、今や物理エンジンを必要とする多くの分野で活躍しています。

Unityは無料で利用できるということもあり、企業はもちろん、教育機関においても好んで利用されています。

ただ、ネックとなるのがUnityを扱える人材の少なさです。Unityはポピュラーなソフトとは言えまだ需要に見合った数のオペレーターは少なく、労働人口の減少と相まって、扱える人の需要は高いのです。

そのため、各組織ではUnityを巧みに扱えるプロフェッショナルはもちろん、人材育成として外部からインストラクターを招聘し、スキル習得に向けて動いています。Unityインストラクターの資格は、こういった場面で有効です。

<h3>キャリアに有益なだけでなく、新たなクリエイターの誕生も促進</h3>

Unityインストラクターの認定資格は、こういった人材育成の場面で活躍できるため、自身のキャリアに大きな影響を与えてくれます。

また、トレーナーとして他者のスキル取得に役立つだけでなく、自身もプロのUnityオペレーターとして案件に取り組むことができます。

高度な案件を受注し、フリーランスエンジニアとして身を立てていくのにも役立つでしょう。

あるいは自分が新たなクリエイターとなり、新しいエンターテイメントを生み出していくきっかけを掴めるかもしれません。Unityの需要は今後も高水準で成長していくともされており*1、Unityの技術を社会に生かしつつ、自らの作品も世の中に公開できるでしょう。

<h2>Unity 認定インストラクターの取得で得られるもの</h2>

Unityの認定インストラクターの資格を取得することで、様々な恩恵を受けることができます。ここではその一部について、主要なものをご紹介します。

<h3>クリエイター育成のサポート</h3>

一つ目は、認定資格者に対する積極的なクリエイター育成のサポートです。Unityのインストラクター認定資格取得は、単にUnityを教えられる十分な能力を示すだけでなく、Unityの使い方についても熟知している必要があります。

結果的に資格取得者は高度なUnityオペレーターに限定されるため、クリエイターとしての一歩も大きく踏み出せます。

Unityのプロとして、そしてクリエイティブ人材として、様々なサポートをUnityから得られます。

<h3>専用コミュニティへのアクセス</h3>

認定インストラクターは、どこかの学校へ行って取得するものではなく、基本的には自宅学習によって獲得するものです。そのため、認定を受ける過程でコミュニティを獲得することは難しいのですが、認定を受ければ専用のコミュニティへの参加資格が与えられます。

専用のプロフェッショナルコミュニティを利用することで、他のインストラクターたちのスキルを知れたり、新しい知識を手に入れたりするチャンスも増えます。インストラクターの資格を通じた新たな人脈の確保にもつながるかも知れません。

<h3>教材や資料の割引</h3>

優れたUnityスキルを獲得するためには、常に勉強を続ける姿勢も求められます。インストラクターの資格を得ることで、Unityは資格取得者向けにワークショップやテキストなどの教材を、割引価格で提供してくれます。

Unityやその他ICT関連の教材は高額な傾向にありますが、この負担を最小限に抑えられるのもインストラクターのメリットです。

<h3>Unityからトレーニング案件の受注が来ることも</h3>

Unity認定のインストラクターとなれば、履歴書などに記載ができるだけでなく、Unityから直接トレーニングのオファーが舞い込むこともあります。Unityの公式案件を代行できることは、大きなステップアップのきっかけにもなるでしょう。

<h2>認定インストラクターになるための条件</h2>

ここで、Unityの認定インストラクターになるための条件についても確認しておきましょう。一般的にインストラクターの資格を得るにあたっては、以下の2つの条件をクリアする必要があります。

<h3>CompTIA CTT+ クラスルームトレーナー認定</h3>

一つは、CompTIA CTT+ クラスルームトレーナー認定と呼ばれる二部構成の資格です。ICTの実技スキルと共に、トレーナーとしての立ち振る舞いや実際の指導を通じて、トレーナーとしての適性が求められます。

また、この認定はこれに準ずる資格を有していることで、免除を受けることもできます。

政府公認の教育認定資格や、Autodesk 認定インストラクターなど、どれも一筋縄ではいかない資格ばかりですが*2、すでにインストラクターとしての道を歩んでいる人にとっては容易な条件となるかも知れません。

<h3>Unity 認定</h3>

Unity認定では、純粋なUnityのスキルが求められます。Unityは公式のライセンスをいくつかのコースで用意しているため、自分の好みや適性に合わせたものを選び、取得が可能です。

認定インストラクターに必要なUnity認定は、Unity 認定プログラマーか Unity 認定 3D アーティストの資格が必要になります*3。Unityのスキルや資格がないという人は、まずこちらの資格を取得するところから始めると良いでしょう。

Unityの公式資格は、インストラクターの資格でなくともキャリアにはいずれも前向きな影響を与えてくれるものばかりです。自分に合ったものを選び、取得を目指すのがおすすめです。

<h2>おわりに</h2>

Unityは大きな可能性を持ったゲームエンジンであるだけでなく、オペレーターに様々なキャリアの可能性を与えてくれる存在でもあります。幸いにもUnityには様々な公式ライセンスが用意されており、インストラクター認定は中でも重要性の高い高度な資格です。

Unityをキャリアに組み込みたいと考えている場合には、取得に向けて今日から動き始めましょう。

参考:

*1 Unity「Unity 認定インストラクターになる」

https://unity3d.com/jp/learn/training/certified-instructor

*2 Unity「認定インストラクター制度について」

*3 上に同じ

 

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