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【初心者必見】人気「3D CADソフト」5選!CADの特徴を詳しく紹介

3D CADは、建築や製造さらに精密機械など、あらゆる分野で使用されているCADです。従来の2D CADよりも形状が把握しやすく、確認作業が素早くなることから、多くの企業で利用されています。
しかし3D CADにも様々な種類があるため、3D CADを初めて利用する方にとっては
「どのCADを利用したら良いかわからない」
と頭を抱えることも多いでしょう。
そこで当記事では「人気3D CADソフト7選」と題して、人気の高いソフトを紹介します。

【この記事を読んで得られること】
・3D CADの概要と種類がわかる
・5つの「人気3D CADソフトがわかる

3D CAD とは?

3D CADとは、コンピュータ上の空間に「縦」「横」「奥行き」の3次元の要素を用いて作図するソフトの総称です。従来は縦方向と横方向をベースとした2D図面が主流で、構造物の検証には様々な図面を見比べる必要がありました。
しかし3D CADによる三次元図面の作図が可能になったことによって、設計段階での高度な検証が可能となり、設計側と制作側の連携がよりスムーズなものに変化したのです。3D CADで作図した図面は、形状が一目で把握しやすく、2Dよりも詳細イメージが掴みやすい特徴があります。
また図面上に体積の情報が加わるため、技術的な計算が速やかにできる点もメリットとして挙げられるでしょう。
現在、多くの企業では3D CADを使った作図の機会が増えています。建築・機械系の業界やCADオペレーターを目指す方にとっては必須スキルなのです。*1

3D CAD の種類

3D CADは5つの種類があり、使用目的によって選ぶCADが異なります。以下では3D CADの種類について解説します。*2

汎用CAD

まず一つ目が「汎用CAD」です。汎用CADは名前の通り、様々な設計に対応できるCADのことで、建築・土木・機械・設備などのあらゆる分野で使用されています。
基本的な機能はカバーされているため、図面の確認や編集などの作業や専門的な部品設計以外であれば汎用CADが人気です。
また価格も他のCADと比較して抑えめで、初めて3D CADのライセンスを取得する方にオススメです。

建築用CAD

次に二つ目が「建築用CAD」です。建築用CADは、建築物の設計に特化したCADソフトで、主に住宅設計に使用されています。建築図に必要な梁や壁をパラメトリックに作図したり、パース作成の人物や植栽など配置することができるため、建築系の幅広い設計を可能とするソフトです。建築図面だけでなくCGパースやアニメーションも作成する方には最適なソフトといえるでしょう。

機械用CAD

また三つ目が「機械用CAD」です。機械用CADは、自動車や航空機やロボットの部品などの機械部品の設計に使用されています。このCADは必要な部品表を自動で作成できる機能が付随しており、汎用CADよりも効率的な機械設計ができます。
上記の他にもスマートフォンやタブレットなどの設計で使用されることも多く、精密機械の分野でも重宝されているCADなのです。

システムCAD

そして四つ目が「システムCAD」です。これは、住宅や建物といった空間設計に使用されるCADで、2D図面から3Dパースまでの一連の図面が作成できます。上記のCADの中でも操作が簡単で、中には自動でパースを書き起こすソフトもあります。空間設計に特化したお仕事の方は、使い勝手のよいCADといえるでしょう。

BIM

さらに最近では「BIM」という3D CADの利用も増えてきました。BIMは上記のCADとは性質的に異なる建築用のCADです。3Dモデリングと他情報がリンクする仕組みとなっており、作業効率の高さから注目を集めているソフトなのです。

3D CADの人気ソフト5選

上記で紹介した通り、3D CADには様々な種類があります。そのため「どのソフトを選んだらよいか迷う」という方も多いでしょう。
そこで以下では人気の高い3D CADソフト5つを紹介します。*3

Fusion360

オートデスク社が提供している「Fusion360」は、3DCAD機能に加え3D CAMやレンダリング、解析、アセンブリ、2次元図面などの様々な機能が搭載されています。このソフト一つでデザインから製造までの作図が対応できるため、多くの設計者・制作者が使用しているソフトなのです。
さらにこのソフトは、クラウドを介してデータを保存する仕組みになっているため、チームで共同設計を行う際にも適しています。なおFusion360は非商用利用の場合は無料で使用可能なので、3D CADの練習をしたい方にはオススメです。*4

Inventor

「Inventor」は先ほど紹介したFusion360と同じく、オートデスク社が提供している3D CADソフトです。このソフトの特徴はFusion360よりも高度な3D設計ができるよう、様々な機能が搭載されている点にあります。CAD機能の他にもレンダリング、解析、ダイナミックシミュレーション、アセンブリなどの機能が搭載されており、より詳細な作図ができるでしょう。
特に機械設計向けの専用機能が多く搭載されているので、板金設計や金型設計なども行えます。*5

Archicad

グラフィソフト社が提供している「Archicad」は、建築に特化した建築CADソフトです。建築業界で注目されている「BIM」を取り入れた3D CADソフトで、かつ他のBIMよりも操作がしやすい特徴があります。
BIMは、建材・資材・大きさ・数量・価格などの全ての情報を管理できる仕組みであり、今後、建築業界の主流ソフトになると言われています。建築設計に興味のある方にはオススメのソフトです。*6

Auto CAD

「Auto CAD」はオートデスク社が提供するCADソフトの一つで、汎用性が高いことから様々なジャンルで使用されています。Auto CADの特徴は、3Dと2Dの両方の作図が可能な点と、初心者でも使いやすい操作性の高さが挙げられます。
またアドオンソフトも充実しているため、ご自身の業種に最適な使用にカスタムが可能です。*7

Vectorworks

エーアンドエー社が提供する「Vectorworks」は、プロダクトデザインやアトリエ系事務所などでよく使用されているCADソフトです。Auto CADと同じく2Dと3Dどちらも作図できるため、シーンを問わず使用できます。
また市販の教材やセミナーも多いので、CAD初心者にとっても挑戦しやすいソフトといえるでしょう。*8

まとめ

3DのCADソフトには様々な種類があります。そのため人気の高いソフトを確認しながら、使用目的に合わせて選ぶようにしましょう。CADソフトは基本的に使用ライセンスの取得が必要になりますが、中には無料版を提供している企業も多くあります。まずは無料版で3D CADの操作に慣れてから購入することをおすすめします。

 

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【参考】
3D CADとは1 https://pub.nikkan.co.jp/uploads/book/pdf_file523bf1db55106.pdf
CADの種類2
https://www.lulucad.jp/2017/11/29/cadsoft/#i2-1
CAD人気ソフト3
https://www.lulucad.jp/2017/11/29/cadsoft/#i2-1
https://cad-kenkyujo.com/2020/01/27/business/
Fusion360
4
https://3d-printer-house.com/fusion360/
Inventor5
https://cad-kenkyujo.com/2019/06/29/inventor-modeling/
Archicad
6
https://cad-kenkyujo.com/2020/10/15/archicad-2/
AutoCAD7
https://cad-kenkyujo.com/2019/07/05/autocad-3d/ Vectorworks8
https://www.lulucad.jp/2017/11/29/cadsoft/#i2-1

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