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AutoCAD LTの動作環境をバージョン別にまとめてみた

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。

①AutoCAD LTのバージョン別動作環境(Windows編) ②AutoCAD LTのバージョン別動作環境(Mac編) ③その他AutoCAD LTの動作環境にかかせないもの

AutoCAD LTが動作するOSにはWindowsとMacOS(以前はOS X)があります。
2020年8月現在、Windows7以前およびOS X Mavericks以前のOSはベンダーのサポート期間が終了しています。
このページでは現在サポートされているOS上で動作するAutoCAD LTについて記載しています。

また、AutoCAD LTで32ビット版と64ビット版が提供されている場合の動作環境はOS環境に依存します。
OSが64ビットの場合は32ビット版と64ビット版のどちらも動作可能ですが、OSが32ビットの場合は32ビット版ソフトウェアのみ動作可能なので注意が必要です。

ではAutoCAD LTのWindows版とMac版、それぞれについて動作環境を詳しくみていきましょう。
※バージョンが違っていても動作環境が同じものはまとめて記載しています。

AutoCAD LTのバージョン別動作環境(Windows編)

2020年8月現在でサポートされているOSはWindows8.1以上(Windows8.1およびWindows10)です。
こちらで動作するAutoCAD LTは2014以降になります。

AutoCAD LT 2014、AutoCAD LT 2015の動作環境

CPU:Intel Pentium4以上またはAMD Athlon以上、3.0 GHz以上
RAM:2GB以上
ディスク:4GB以上
ディスプレイ:True Color対応1,024 x 768 VGA以上
(32ビット版と64ビット版があります)
※1、※2

AutoCAD LT 2016の動作環境

CPU:Intel Pentium4以上またはAMD Athlon64以上
RAM(32ビット版):2GB以上(3GB推奨)
RAM(64ビット版):4GB以上(8GB推奨)
ディスク:4GB以上
ディスプレイ:True Color対応1,024 x 768 VGA以上
(32ビット版と64ビット版があります)
※3

AutoCAD LT 2016、AutoCAD LT 2017、AutoCAD LT 2018の動作環境

CPU:1GHz以上の32ビットまたは64ビットCPU
RAM:2GB以上(4GB推奨)
ディスク:4GB以上
ディスプレイ:True Color対応1360 x 768(1600 x 1050以上推奨)
※AutoCAD LT 2016から4K(3840×2160)の解像度がサポートされています(OSに依存します)。
ディスプレイカード:DirectX11互換推奨
(32ビット版と64ビット版があります)
※4、※5、※6

AutoCAD LT 2019の動作環境

CPU:2.5~2.9GHzのプロセッサ(最小)、3GHz以上のプロセッサ(推奨)
RAM:8GB(最小)、16GB(推奨)
ディスク:6GB以上
ディスプレイ:True Color対応1920 x 1080(4Kディスプレイサポート)
ディスプレイカード(最小):帯域幅29GB/秒の1GBGPU(DirectX11互換)
ディスプレイカード(推奨):帯域幅106GB/秒の4GBGPU(DirectX11互換)
(32ビット版と64ビット版があります)
※7

AutoCAD LT 2020の動作環境

このバージョンから64ビット版のみのリリースになります。
CPU:2.5~2.9GHzのプロセッサ(最小)、3GHz以上のプロセッサ(推奨)
RAM:8GB(最小)、16GB(推奨)
ディスク:6GB以上
ディスプレイ:True Color対応1920 x 1080(4Kディスプレイサポート)
ディスプレイカード(最小):帯域幅29GB/秒の1GBGPU(DirectX11互換)
ディスプレイカード(推奨):帯域幅106GB/秒の4GBGPU(DirectX11互換)
※8

AutoCAD LT 2020の動作環境

64ビット版のみのリリース。
サポートOSはAutodesk社の製品サポートライフサイクルポリシーに準拠した64ビットOS ※9
CPU:2.5~2.9GHzのプロセッサ(最小)、3GHz以上のプロセッサ(推奨)
RAM:8GB(基本)、16GB(推奨)
ディスク:7GB以上
ディスプレイ:True Color対応1920 x 1080(4Kディスプレイサポート)
ディスプレイカード(最小):帯域幅29GB/秒の1GBGPU(DirectX11互換)
ディスプレイカード(推奨):帯域幅106GB/秒の4GBGPU(DirectX11互換)
※10

AutoCAD LTのバージョン別動作環境(Mac編)

MacOSのサポート期間は非公開ですが、2020年8月現在、以下のOSが最新バージョンとして公開されています。※11

・macOS Catalina:10.15.6
・macOS Mojave:10.14.6
・macOS High Sierra:10.13.6
・macOS Sierra:10.12.6
・OS X El Capitan:10.11.6
・OS X Yosemite:10.10.5

Macで動作するのはAutoCAD LT for Mac 2015以降です。
また、Macのモデル(機種)による動作環境もあります。こちらについては参考リンクをご参照ください。

AutoCAD LT for Mac 2015、AutoCAD LT for Mac 2016、AutoCAD LT for Mac 2017の動作環境

CPU:64ビットIntel CPU(Intel Core Duo CPU、2GHz以上推奨)
RAM:3GB(4GB以上推奨)
ディスク:4GB以上推奨
ディスプレイ:True Color対応1280 x 800以上(Retinaディスプレイ搭載の2880 x 1800推奨)
※12、※13、※14

AutoCAD LT for Mac 2018の動作環境

OS:OS X El Capitan:10.11以上
CPU:64ビットIntel CPU(Intel Core Duo CPU、2GHz以上推奨)
RAM:3GB(4GB以上推奨)
ディスク:3GB以上推奨
ディスプレイ:True Color対応1280 x 800以上(Retinaディスプレイ搭載の2880 x 1800推奨)
※15

AutoCAD LT for Mac 2019の動作環境

OS:macOS Sierra:10.12以上
CPU:64ビットIntel CPU(Intel Core Duo CPU、2GHz以上推奨)
RAM:3GB(4GB以上推奨)
ディスク:3GB以上推奨
ディスプレイ:True Color対応1280 x 800以上(Retinaディスプレイ搭載の2880 x 1800推奨)
※16

AutoCAD LT for Mac 2020の動作環境

OS:macOS High Sierra:10.13以上
CPU:64ビットIntel CPU(Intel Core Duo CPU、2GHz以上推奨)
RAM:4GB(8GB以上推奨)
ディスク:3GB以上推奨
ディスプレイ:True Color対応1280 x 800以上(Retinaディスプレイ搭載の2880 x 1800推奨)
※8

AutoCAD LT for Mac 2021の動作環境

OS:macOS High Sierra:10.13以上
CPU:64ビットIntel CPU(Intel Core i7 以上推奨)
RAM:4GB(8GB以上推奨)
ディスク:3GB以上推奨
ディスプレイ:True Color対応1280 x 800以上(Retinaディスプレイ搭載の2880 x 1800推奨)
※9

その他AutoCAD LTの動作環境にかかせないもの

WindowsとMacについてAutoCAD LTの各バージョンの動作環境をみてきました。
ここまではコンピュータ本体とOSに注目してきましたが、CADで作図する上では他にも必要なものがあります。

ポインティングデバイス

CADで作図する上で欠かせないのがポインティングデバイスです。一般的にはマウスが多く使用されています。
パソコンと接続できることが大前提になりますが、マウス選びも重要なポイントです。
現在は様々なマウスが発売されています。
接続タイプで分けると、有線か無線。
正確なポインティングを望むなら有線がお勧めです。
無線と違い遅延もなく、Wifiや電子レンジなど他の電波に干渉されることもありません。

ただ、使いやすさやポータビリティの面では無線のほうが有利です。
最近の無線接続マウスは遅延もかなり改善されているので、こちらが主流となっています。

また、トラックボールという選択肢もあります。
これは主に親指でボールを転がしてマウスカーソルを操作します。
慣れると大変細かくマウスカーソルを動かすことが出来ます。
また、マウスのように机の上を滑らす必要がないので狭いスペースでも使用可能です。

プリンタ

作図した図面を出力するのがプリンタやプロッタです。
少し前までは解像度の高い図面を出力するにはプリンタレーザープリンタやペンプロッタが必要でした。
しかし、最近はインクジェットプリンタの技術が進歩し、細かい粒子で印刷することが可能になりました。
そのため、A1やA0の大きなサイズはペンプロッタで出力することが一般的でしたが、最近はインクジェットタイプのプロッタも製品化されています。

まとめ
今回はAutoCAD LTの動作環境をWindowsとMacそれぞれのバージョンについてまとめてみました。
AutoCAD LTは毎年新しいバージョンがリリースされており、コンピュータの進化とともに動作環境も変わってきています。
また、Autodesk社もサブスクリプションでのソフトウェア提供を始めています。
契約期間中は最新バージョンのソフトウェアを利用できることが大きな魅力です。
さらに、Autodesk社の場合は過去3世代のバージョンをインストールすることが可能になっています。

最新ソフトウェアが少し古いハードウェアに対応していないこともあるので、Autodesk社の提供方法はユーザーファーストと言えるでしょう。

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AutoCAD 3Dとはどのような機能なのか?特徴と内容を解説
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参考URL
(※1)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2014.html
(※2)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2015.html
(※3)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2016.html
(※4)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2017.html
(※5)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2017.html
(※6)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2018.html
(※7)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2019.html
(※8)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2020.html
(※9)
https://knowledge.autodesk.com/ja/customer-service/account-management/users-software/previous-versions/previous-version-support-policy
(※10)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-2021.html
(※11)
https://support.apple.com/ja-jp/HT201260
(※12)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-for-Mac-2015.html
(※13)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-for-Mac-2016.html
(※14)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-for-Mac-2017.html
(※15)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-for-Mac-2018.html
(※16)
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-lt-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-LT-for-Mac-2019.html


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