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Google CloudとAWSを比較|メリット・デメリットを紹介

GoogleやAmazonというと何を思い浮かべますか。
Googleといえば検索、Amazonといえば買い物のイメージが強いかもしれません。
しかし、どちらの企業も法人向けにクラウドサービスを提供しています。
多くの日本企業がクラウドサービスを利用しているのです。

今回は、Google CloudとAWS(Amazon Web Services)についての概要や、メリット・デメリットを紹介します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Google Cloudの概要
②AWSの概要
③Google CloudとAWSのメリットやデメリット

Google Cloud Platform(GCP)とは*1~*4

まずは、Google Cloudについて紹介していきます。

Googleが提供するクラウドサービス

Google Cloudは、Googleが提供するクラウドサービスの総称です。
Googleが培ってきたノウハウや環境の一部を提供しています。

料金は従量制

Google Cloudは、サービス利用に応じた従量制の料金形態をとっています。
そのため、初期費用がかからないのが特徴です。
新規で利用する場合には、300ドルの無料クレジットがつくほか、毎月1TBまでのクエリであれば無料で利用できます。
そのため、気軽に試すことができるのも特徴だといえるでしょう。

提供されているプロダクトは100種類以上

Google Cloudといっても、その中にはいくつもの種類があります。
有名なものは、以下のプロダクトでしょう。
BigQuery
Cloud Storage
Cloud SDK
Cloud AQL
Dataflow

BigQueryは、名前の通り膨大なクエリを処理するサービスです。
自前の設備では長時間分析に時間がかかるものであっても、GoogleのBigQueryを使うと短い時間で処理が完了します。
これは、Google検索などのノウハウが生かされているサービスで」あるといえるでしょう。
また、分析にあたってデータベースの知識がなくても利用しやすい点も特徴です。
サーバーもGoogleのものが利用できるため、自社で維持管理を行わずに済むのもメリットといえるでしょう。

Googleでは、このようなサービスを100種類以上提供しています。

Google Cloudを利用している企業

Google Cloudは、日本の企業でも利用されつつあります。
具体的には、以下のような企業でGoogle Cloudが取り入れられています。

株式会社マイナビ
株式会社オープンハウス
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社三菱UFJ銀行
株式会社NTTドコモ
日本マクドナルド株式会社 

上に挙げた企業のほか、100社以上の導入事例が公式サイトに掲載されていました。
それぞれの企業によって利用するサービスは変わるものの、業務の効率化や改善につながっています。

Amazon Web Services(AWS)とは*5*6

続いて、AWSについて紹介します。

Amazonが提供するクラウドサービス

AWSは、Amazonが提供するクラウドサービスの総称です。
Amazonというと、通販を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、Amazonではプラットフォームの提供も行っているのです。

料金は従量制

AWSもGoogle Cloudと同様に従量課金制となっています。
そのため、初期費用がかからない点がポイントです。
料金自体は随時値下げされており、利用者に還元されていることも特徴だといえます。
料金の値下げについては、メリットの部分で詳しく紹介します。

200以上のサービスを提供

AWSでは、200以上のサービスが提供されています。
そのため、自社に合うサービスを柔軟に利用できるのが特徴だといえるでしょう。
主なサービスは以下の通りです。

Amazon EC2
Amazon VPC
Amazon RDS
Amazon S3

Amazon EC2は、仮想のレンタルサーバーです。
EC2とはElastic Compute Cloudの略で、柔軟に利用できるクラウドという意味があります。
サイトの容量や負荷などの実情に応じて、自由に容量を変更可能です。

AWSを利用している企業

AWSを導入している企業は、以下のような企業があります。

東日本旅客鉄道株式会社
株式会社NTTドコモ
コクヨ株式会社
PayPay株式会社
ソニー株式会社
Chatwork株式会社 など

Google Cloudのメリット・デメリット*7~*10

Google Cloudを利用すると、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ここでは3点紹介します。

YouTubeやGmailなどと同じインフラが利用可能
Googleの機械学習技術を利用できる
日本語による情報が少ない

YouTubeやGmailなどと同じインフラが利用可能

Google Cloudを使う一番のメリットは、Googleの巨大なインフラを使えることでしょう。
毎日膨大なデータ通信や処理を行っているYouTubeや、Gmail・Google検索と同じインフラが利用できるため、安定感があるといえます。
ちなみに、YouTubeの1日あたりの動画視聴時間は10億時間以上で、視聴回数は数十億回以上です。
また、Gmailは15億人以上の利用ユーザーがいます。
このように大量のデータを処理しているクラウドのクラウド運用ノウハウや技術を従量制で利用できるのは、大きなメリットだといえるでしょう。

Googleの機械学習技術を利用できる

Googleといえば、Google検索を思い浮かべる方も多いでしょう。
毎日何かしらの調べごとをGoogleで行っているのではないでしょうか。
Googleでは、膨大な検索クエリをもとに、データ分析を行っています。
Googleのビッグデータの処理・解析を利用できることも、Google Cloudを使うメリットだといえるでしょう。
多くのデータを処理したい場合や、AIによる機械学習を行いたい場合には、Google Cloudが力を発揮するといえます。

日本語による情報が少ない

ただし、Google Cloudにもデメリットはあります。
それは、日本語による情報が少ないことです。
現在日本には東京と大阪の2つのリージョンがあります。
しかしながら、まだ日本語で利用できる情報は少ないのが現状です。
公式のヘルプは日本語されつつあるものの、一部情報は英語のみの提供になっています。

もちろん、個人や企業が利用事例を紹介している場合もありますが、AWSに比べると少ないといえるでしょう。
そのため、日本語で情報を得たい場合には、Google Cloudは不向きだといえるでしょう。

AWSのメリット・デメリット*11

AWSを利用するメリット・デメリットは以下の3点です。

日本語の学習ページや事例が豊富
料金の値下げを繰り返している
多機能なため利用に専門的な知識が必要となる

日本語の学習ページや事例が豊富

AWSは、日本語ページが充実しています。
AWSについて学びたい場合のチュートリアルのほか、公式の資格のために学習できるような仕組みもそろっています。
そのため、英語が苦手な場合でも安心なのがメリットだといえるでしょう。

料金の値下げを繰り返している

AWSのサイトによれば、AWSは2006年のサービス開始から10年で、85回以上の値下げをしています。
定期的にコストを見直し、効率改善を行ったことによるコスト低下分を、ユーザーへと還元しているのです。
このようにユーザーに対して価格を反映させていく姿勢は、メリットだといえるでしょう。

多機能なため利用に専門的な知識が必要となる

そんなAWSには、サービスが数多くあります。
そのため、独自の知識などが必要になることもあるでしょう。
学習教材がインターネット上にそろっているとはいえ、新たに学習することが多いのがデメリットだといえます。

◆まとめ
今回は、Google CloudとAWSについて紹介しました。
どちらのサービスにも一長一短があるため、両者を比べてよりよいサービスを選ぶとよいでしょう。
この記事をサービス検討の参考にしていただけると幸いです。

今回は、Google CloudとAWS(Amazon Web Services)についての概要や、メリット・デメリットを紹介します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Google Cloudの概要
②AWSの概要
③Google CloudとAWSのメリットやデメリット

Google Cloud Platform(GCP)とは*1~*4

まずは、Google Cloudについて紹介していきます。

Googleが提供するクラウドサービス

Google Cloudは、Googleが提供するクラウドサービスの総称です。
Googleが培ってきたノウハウや環境の一部を提供しています。

料金は従量制

Google Cloudは、サービス利用に応じた従量制の料金形態をとっています。
そのため、初期費用がかからないのが特徴です。
新規で利用する場合には、300ドルの無料クレジットがつくほか、毎月1TBまでのクエリであれば無料で利用できます。
そのため、気軽に試すことができるのも特徴だといえるでしょう。

提供されているプロダクトは100種類以上

Google Cloudといっても、その中にはいくつもの種類があります。
有名なものは、以下のプロダクトでしょう。
BigQuery
Cloud Storage
Cloud SDK
Cloud AQL
Dataflow

BigQueryは、名前の通り膨大なクエリを処理するサービスです。
自前の設備では長時間分析に時間がかかるものであっても、GoogleのBigQueryを使うと短い時間で処理が完了します。
これは、Google検索などのノウハウが生かされているサービスで」あるといえるでしょう。
また、分析にあたってデータベースの知識がなくても利用しやすい点も特徴です。
サーバーもGoogleのものが利用できるため、自社で維持管理を行わずに済むのもメリットといえるでしょう。

Googleでは、このようなサービスを100種類以上提供しています。

Google Cloudを利用している企業

Google Cloudは、日本の企業でも利用されつつあります。
具体的には、以下のような企業でGoogle Cloudが取り入れられています。

株式会社マイナビ
株式会社オープンハウス
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社三菱UFJ銀行
株式会社NTTドコモ
日本マクドナルド株式会社 

上に挙げた企業のほか、100社以上の導入事例が公式サイトに掲載されていました。
それぞれの企業によって利用するサービスは変わるものの、業務の効率化や改善につながっています。

Amazon Web Services(AWS)とは*5*6

続いて、AWSについて紹介します。

Amazonが提供するクラウドサービス

AWSは、Amazonが提供するクラウドサービスの総称です。
Amazonというと、通販を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、Amazonではプラットフォームの提供も行っているのです。

料金は従量制

AWSもGoogle Cloudと同様に従量課金制となっています。
そのため、初期費用がかからない点がポイントです。
料金自体は随時値下げされており、利用者に還元されていることも特徴だといえます。
料金の値下げについては、メリットの部分で詳しく紹介します。

200以上のサービスを提供

AWSでは、200以上のサービスが提供されています。
そのため、自社に合うサービスを柔軟に利用できるのが特徴だといえるでしょう。
主なサービスは以下の通りです。

Amazon EC2
Amazon VPC
Amazon RDS
Amazon S3

Amazon EC2は、仮想のレンタルサーバーです。
EC2とはElastic Compute Cloudの略で、柔軟に利用できるクラウドという意味があります。
サイトの容量や負荷などの実情に応じて、自由に容量を変更可能です。

AWSを利用している企業

AWSを導入している企業は、以下のような企業があります。

東日本旅客鉄道株式会社
株式会社NTTドコモ
コクヨ株式会社
PayPay株式会社
ソニー株式会社
Chatwork株式会社 など

Google Cloudのメリット・デメリット*7~*10

Google Cloudを利用すると、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ここでは3点紹介します。

YouTubeやGmailなどと同じインフラが利用可能
Googleの機械学習技術を利用できる
日本語による情報が少ない

YouTubeやGmailなどと同じインフラが利用可能

Google Cloudを使う一番のメリットは、Googleの巨大なインフラを使えることでしょう。
毎日膨大なデータ通信や処理を行っているYouTubeや、Gmail・Google検索と同じインフラが利用できるため、安定感があるといえます。
ちなみに、YouTubeの1日あたりの動画視聴時間は10億時間以上で、視聴回数は数十億回以上です。
また、Gmailは15億人以上の利用ユーザーがいます。
このように大量のデータを処理しているクラウドのクラウド運用ノウハウや技術を従量制で利用できるのは、大きなメリットだといえるでしょう。

Googleの機械学習技術を利用できる

Googleといえば、Google検索を思い浮かべる方も多いでしょう。
毎日何かしらの調べごとをGoogleで行っているのではないでしょうか。
Googleでは、膨大な検索クエリをもとに、データ分析を行っています。
Googleのビッグデータの処理・解析を利用できることも、Google Cloudを使うメリットだといえるでしょう。
多くのデータを処理したい場合や、AIによる機械学習を行いたい場合には、Google Cloudが力を発揮するといえます。

日本語による情報が少ない

ただし、Google Cloudにもデメリットはあります。
それは、日本語による情報が少ないことです。
現在日本には東京と大阪の2つのリージョンがあります。
しかしながら、まだ日本語で利用できる情報は少ないのが現状です。
公式のヘルプは日本語されつつあるものの、一部情報は英語のみの提供になっています。

もちろん、個人や企業が利用事例を紹介している場合もありますが、AWSに比べると少ないといえるでしょう。
そのため、日本語で情報を得たい場合には、Google Cloudは不向きだといえるでしょう。

AWSのメリット・デメリット*11

AWSを利用するメリット・デメリットは以下の3点です。

日本語の学習ページや事例が豊富
料金の値下げを繰り返している
多機能なため利用に専門的な知識が必要となる

日本語の学習ページや事例が豊富

AWSは、日本語ページが充実しています。
AWSについて学びたい場合のチュートリアルのほか、公式の資格のために学習できるような仕組みもそろっています。
そのため、英語が苦手な場合でも安心なのがメリットだといえるでしょう。

料金の値下げを繰り返している

AWSのサイトによれば、AWSは2006年のサービス開始から10年で、85回以上の値下げをしています。
定期的にコストを見直し、効率改善を行ったことによるコスト低下分を、ユーザーへと還元しているのです。
このようにユーザーに対して価格を反映させていく姿勢は、メリットだといえるでしょう。

多機能なため利用に専門的な知識が必要となる

そんなAWSには、サービスが数多くあります。
そのため、独自の知識などが必要になることもあるでしょう。
学習教材がインターネット上にそろっているとはいえ、新たに学習することが多いのがデメリットだといえます。

◆まとめ
今回は、Google CloudとAWSについて紹介しました。
どちらのサービスにも一長一短があるため、両者を比べてよりよいサービスを選ぶとよいでしょう。
この記事をサービス検討の参考にしていただけると幸いです。

 

 

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◆参考URL
*1 Google Cloud overview | Overview
*2 Pricing Overview
*3 Products and Services
*4 Customers
*5 AWS (アマゾン ウェブ サービス) とは?【AWS公式】
*6 日本国内のお客様の導入事例 | AWS – amazon.com
*7 プレスルーム|YouTube About
*8 GmailさんはTwitterを使っています 「1.5 billion users and counting. Thank you ? → https://t.co/1sm8jbRGkr https://t.co/XaP9sfQT3i」 / Twitter
*9 Why Google Cloud
*10 Global Locations – Regions & Zones
*11 AWS の クラウドが選ばれる 10 の理由 | AWS Amazon Web Services(AWS)

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