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BricsCADの設定を見直そう|効率化とトラブル防止の最新ガイド

1. はじめに

BricsCADを快適に使いこなすためには、まず「設定の見直し」から始めることが大切です。
初期設定のまま作業を続けると、動作が重くなったり、図面がずれたりといったトラブルが起きやすく、せっかくの作業効率が大きく低下してしまうことがあります。

特に土木設計など精度が求められる分野では、単位や座標設定のわずかな違いが設計全体に影響することも少なくありません。さらに、図面の保存形式や外部ファイルとの互換性が整っていないと、チームや取引先との情報共有に支障をきたす場合もあります。

そこで本記事では、BricsCADの基本設定から作業効率を高めるカスタマイズ方法、トラブルを防ぐためのポイント、そしてチーム全体で設定を共有するコツまでをわかりやすく解説します。
設定を正しく整えることで、日常の設計業務をよりスムーズにし、ミスやストレスの少ない快適な作業環境を実現できるでしょう。

2. BricsCADの基本設定をマスターする

まずは、日常業務で欠かせない基本設定をしっかり押さえましょう。特にユーザーインターフェースや初期設定の整備は、作業効率を高めるうえで欠かせないポイントです。最初の段階で設定を整えておくことで、後から発生する手戻りや不具合を大幅に減らすことができます。

土木設計をはじめ、建築や機械設計など、どの分野でも共通して重要なのが「どの単位で図面を描くか」と「どんな画面構成で作業するか」という2点です。この章では、そうした基本設定の考え方と具体的な方法をわかりやすく解説します。

基本設定をおろそかにすると、いくら高度な機能を使いこなしても、作業の“土台”が不安定なままです。トラブルを防ぎ、安心して設計作業に集中するためにも、まずは基本を確実に固めていきましょう。

2.1. ユーザーインターフェースのカスタマイズ

BricsCADのユーザーインターフェースは非常に柔軟で、自分の作業スタイルに合わせて自由にカスタマイズできます。リボン形式で整理するか、従来型のツールバーで操作するかは好みに応じて選びましょう。

特に土木設計のように繰り返し使うコマンドが多い作業では、よく使うツールをツールバー上に配置しておくと効率的です。視線の移動を減らせるだけでなく、操作ステップを短縮できます。

最初はシンプルな画面構成にしておき、慣れてきたら徐々にコマンドパネルを増やしていくのがおすすめです。パネルを増やしすぎると作業エリアが狭くなるため、必要最小限の構成を意識しましょう。

また、BricsCAD独自のQuad(クワッド)メニューも活用価値が高い機能です。カーソルをオブジェクトに近づけるだけで関連コマンドが表示されるため、クリック数を減らしスムーズに操作できます。自分の作業内容に合わせて表示項目を調整してみましょう。

2.2. 単位と精度の設定

単位の設定を誤ると、図面全体のスケールが狂ってしまうことがあります。とくにミリメートル単位とメートル単位を混同すると、構造物のレイアウトや数量計算に重大な影響を及ぼしかねません。

土木設計では、座標の整合や小数点以下の精度管理が非常に重要です。BricsCADでは、INSUNITS(挿入単位)やLUNITS(長さの表示形式)などのシステム変数を適切に設定し、図面の用途や精度要件に合わせたフォーマットを選びましょう。

途中で単位を変更する場合は、既存オブジェクトの見かけの寸法や挿入ブロックのスケールが変化する可能性があります。変更の前にINSUNITSや尺度設定の整合を確認し、必要に応じて一括スケール変換を行うと安全です。単位管理を正しく行うことで、外部データとの整合性も保ちやすくなります。

2.3. ファイル管理と自動保存設定

大切な図面データを失うことは、プロジェクト全体に大きな影響を及ぼします。BricsCADには、自動保存機能が標準搭載されており、一定間隔でバックアップファイル(.bakや.sv$など)を自動的に作成してくれます。これにより、停電やアプリケーションのクラッシュ時にも被害を最小限に抑えられます。

自動保存の間隔が短すぎると動作が重くなり、長すぎるとバックアップの意味が薄れてしまいます。SAVETIME(自動保存間隔)は0〜240分で設定でき、既定値はバージョンにより20分または60分など異なります。使用している環境を確認したうえで、作業内容やファイルの規模に応じて、5〜10分程度に短縮しておくと安心です。

また、保存形式を決める際には、チームや取引先とのファイル互換性を意識しましょう。社内外でBricsCADを利用している場合は最新形式のDWGで問題ありませんが、AutoCADなど他のCADソフトと併用する場合は、互換性の高い旧バージョンのDWGやDXFに統一しておくとトラブルを防げます。

3. 効率化のための高度な設定

BricsCADの魅力のひとつは、柔軟なカスタマイズ性にあります。設定を自分の作業スタイルに合わせて最適化することで、作業効率を大幅に向上させることができます。
たとえばショートカットキーを活用してコマンド入力を省略したり、ツール配置を見直してマウス操作の移動を減らしたりと、工夫の方法は多岐にわたります。

また、レイヤー管理やオブジェクト属性の設定を整理することで、大規模な図面でも要素の分類や検索が容易になります。さらに、表示設定やハードウェアアクセラレーションを調整すれば、遅延を感じにくい快適な作業環境を構築することも可能です。

この章では、BricsCAD特有の機能も含めながら、効率化を支える高度な設定ポイントを紹介します。設定を上手に使いこなせば、個々の操作(点)の最適化だけでなく、プロジェクト全体(面)の流れまで滑らかに進められるようになるでしょう。

3.1. ショートカットキーとコマンドのカスタマイズ

頻繁に使うコマンドを毎回入力していては、時間のロスが積み重なります。そんなときは、自分専用のショートカットキーを設定することで作業効率を一気に高められます。

BricsCADでは、エイリアス定義ファイル(.PGP)を編集し、コマンドREINITで再読込するだけでカスタム設定を即時に反映できます。
たとえば「LINE」コマンドを“L”だけで呼び出したり、「COPY」を“CP”で実行できるようにしたりと、操作の手数を減らすことで作業スピードが格段に上がります。AutoCAD経験者であれば、慣れたキー割り当てに合わせることでスムーズに移行できるでしょう。

また、キーボード入力に加えて、ツールパレットを活用するのもおすすめです。レイヤーやブロック、頻繁に使う図形などを登録しておけば、アイコンをクリックするだけで呼び出せます。パレットを整備しておくことで、作業内容が安定し、誰でも同じ操作手順を再現できる点も大きなメリットです。

3.2. レイヤー管理とオブジェクト属性の設定

大規模なプロジェクトでは、レイヤー管理が図面整理の要となります。レイヤーを正しく分けておくことで、どのオブジェクトがどの分類に属するのかを一目で把握でき、透明度や色分けの制御も容易になります。

レイヤー名には統一ルールを設けましょう。たとえば「ROAD_」「BRIDGE_」「ELEV_」のように、目的が明確にわかる接頭辞を使うと混乱を防げます。さらに、土木設計で属性を管理する場合は、ブロック設定と組み合わせることで情報を一元化でき、後の工程でもデータの追跡がしやすくなります。

同じレイヤー構成を繰り返し使う場合は、テンプレートファイル(DWT)を準備しておくと便利です。あらかじめテンプレートにレイヤー構成やスタイルを登録しておけば、新しい図面を開いた瞬間から整った環境で作業を始められます。時間短縮だけでなく、プロジェクト全体の品質統一にもつながります。

3.3. 表示とパフォーマンスの最適化

快適な作業環境を保つためには、グラフィック表示とパフォーマンスの最適化が欠かせません。
たとえば、RENDERUSINGHARDWAREなどの設定を切り替えることで描画処理をGPUに任せられ、ズームや移動がよりスムーズになる場合があります。反対に、PC環境やドライバの相性によってはオフにしたほうが安定することもあるため、症状に応じて調整しましょう。

また、表示精度を必要以上に高く設定すると、処理負荷が増えて動作が重くなることがあります。特に2D作業が中心の場合は、高解像度表示を無理に設定する必要はありません。プロジェクト規模とPC性能のバランスを見極め、最適な設定を探ることが重要です。

3Dモデリングを多用する場合は、グラフィックスモードの切り替えやレンダリング品質の調整も有効です。必要に応じて描画品質を下げることで、操作レスポンスを維持しつつ、見た目のクオリティも確保できます。環境設定を工夫することで、ストレスを感じにくい快適な作業環境を実現できるでしょう。

4. トラブルを未然に防ぐ設定

BricsCADでは、日頃から設定を確認・管理しておくことで、作業中に発生しがちなトラブルの多くを防ぐことができます。特にファイルの互換性やセキュリティ関連の設定は、複数の担当者や外部パートナーが関わる土木設計プロジェクトでは非常に重要な要素です。

また、突発的なエラーや動作不良に備えるためには、ログやバックアップの動作をあらかじめ把握しておくことが欠かせません。万一のトラブル時にも、対応手順を決めておけばダウンタイムを最小限に抑えることができます。

この章では、トラブル防止に役立つ具体的な設定方法を紹介します。少し地味に思える作業かもしれませんが、いざというときに被害を最小限に抑えるための“保険”として、非常に価値の高い取り組みです。

4.1. ファイルの互換性とセキュリティ設定

取引先やクライアントがAutoCAD系のファイルを利用している場合は、DWGバージョンの互換性やDXF出力の精度をあらかじめ確認しておきましょう。
ファイル互換性を維持するためには、保存時のオプションで適切な図面バージョンを指定することが基本です。古いバージョンに合わせて保存しておけば、相手方の環境でも問題なく開くことができます。

また、外部参照を含む複数の図面ファイルを扱う際には、参照パスの管理が重要です。パス設定を絶対パスにしてしまうと、ファイルの移動や共有時にリンク切れが発生することがあります。そのため、BricsCADでは相対パスで参照を設定するのが推奨です。プロジェクト全体を別のフォルダやPCに移動してもリンクを維持しやすく、復旧作業を最小限に抑えられます。

セキュリティ面では、TRUSTEDPATHS(信頼できるフォルダ)とSECURELOAD(外部実行の安全ポリシー)の確認を忘れないようにしましょう。
SECURELOADは現在のセキュリティレベル(0/1/2)を示す読み取り専用のシステム変数で、実際の設定変更はセキュリティポリシーや管理画面から行います。
TRUSTEDPATHSに信頼できるフォルダを登録し、警告レベル(1)または信頼済みのみ許可(2)の状態になっていることを確認しておくことがポイントです。特に外部のAPIやLISPマクロを使用する場合、これらの設定を適切に管理することでウイルス感染や不正実行を未然に防げます。

4.2. エラー処理とトラブルシューティング

突然エラーが発生したり、設定が正しく保存されない場合には、まずプロファイル管理(PROFILEMANAGER)を使って新しいプロファイルを作成し、クリーンな環境で再検証を行いましょう。
既存プロファイルの破損が原因で動作が不安定になることがあるため、
「新規作成 → 最小限の設定 → 再現確認 → 必要な設定を移植」という順に進めると、問題の切り分けがスムーズに行えます。

また、システム変数が意図せず変更されていることも少なくありません。たとえばFILEDIAがオフになっているとファイル選択ダイアログが開かなくなり、CMDECHOがオフだとコマンド実行時のメッセージが表示されなくなります。こうした症状は、変数の値を確認・復旧するだけで解決できるケースが多いです。

定期的に設定をバックアップ(ExportProfile)しておけば、異常が起きたときにも簡単に復元できます。さらに、エラーログの保存を有効にしておくことで、トラブル発生時の原因追跡が容易になります。
ログをもとに発生時刻や操作手順を分析し、問題の再現性を確認することで、より確実な解決策を導き出せるでしょう。

5. 作業スタイルに合わせたカスタム設定

BricsCADは、土木設計・建築・機械設計など、幅広い分野で活用されている多目的CADです。分野や業務内容によって、求められる機能や画面構成、最適な設定は大きく異なります。
カスタム設定を行うことで、自分の専門分野に合った理想的な作業環境を整えましょう。

たとえば土木設計では、正確な座標処理や大規模図面での安定したパフォーマンスが求められます。一方で、3Dモデリングを中心とするプロジェクトでは、レンダリングの軽快さや描画速度が重要になります。どちらのケースでも、基本設定を安定的に維持しながら、必要な箇所を柔軟にカスタマイズするバランス感覚が鍵となります。

この章では、土木設計に特化した推奨設定と、2D/3Dそれぞれの効率化ポイントを紹介します。自分の業務スタイルに合わせて設定を最適化すれば、チーム内の作業分担もスムーズになり、「誰がどの端末で作業しても同じ品質の成果物を得られる」環境を実現できます。

5.1. 土木設計向けの特別な設定

土木設計では、広範囲の地形や構造物を扱うことが多く、データ量も膨大になります。そのため、座標系や単位の管理を厳密に行うことが欠かせません。世界測地系やローカル座標など、扱うデータの性質に応じてBricsCADのシステム変数を正しく設定しておくことで、測点管理や施工図面、道路設計などにもスムーズに対応できます。

大容量のデータを扱う際には、レイヤーの使い分けに加え、外部参照(XREF)を活用してプロジェクトを分割管理する方法が有効です。すべての要素を1つの図面で管理すると動作が重くなるため、地盤データ・構造物・注記情報などを個別に分けておくとよいでしょう。必要なタイミングでのみ参照をロードすれば、負荷を最小限に抑えながら効率的に作業できます。

さらに、社内の標準化を図るうえでは、BricsCADテンプレート(DWT)に画層設定・寸法スタイル・線種・文字サイズ・シンボル類をあらかじめ登録しておくのがおすすめです。テンプレートを活用すれば、図面作成時の初期状態が常に整っており、チーム全体で統一された図面表現を維持できます。これにより、作図ミスや設定のばらつきを防止し、生産性を高めることができます。

5.2. 2D図面と3Dモデリングの効率化

2D作図を中心に行う場合は、不要な3D表示設定をオフにしておくと軽快に動作します。たとえばシャドウ表示やリアルタイムレンダリングは、2D作業においては余計な負荷となるため、無効化しておくのが賢明です。線の描画や寸法入力といった操作を快適に行うためには、シンプルで反応の良い環境が最適です。

一方で、3Dモデリングを主とする場合は、視点の切り替えをスムーズに行えるようにショートカットを設定したり、BricsCAD独自の「Quad(クワッド)メニュー」を活用して関連コマンドをすぐに呼び出せるようにしておくと効果的です。さらに、ブロックを活用して部品やパーツを再利用すれば、同じ形状を何度も作図する手間を省けるうえ、大規模モデルでもファイル容量を抑えられます。

また、レンダリング設定を適切に調整すれば、描画品質を維持しながら動作の軽快さを保てます。土木設計で3Dモデルを扱う場合、詳細な質感表現よりも、構造の把握や全体の形状確認が目的となるケースが多いため、高精細な設定は必ずしも必要ではありません。
必要な機能とそうでない機能を明確に区別し、自分の作業内容に最も合った設定を選ぶことで、快適かつ効率的な設計環境を実現できます。

6. 設定のインポート・エクスポートとチームでの共有

BricsCADには、設定を簡単に共有できる便利な機能が備わっています。特に、プロファイルやCUIファイルのエクスポート/インポートを活用すれば、チーム全体で同じショートカットキーや画面レイアウト、作業環境を統一することが可能です。

設定を共有しておけば、どのパソコンを使っても同じ操作体系で作業できるため、ミスや設定の違いによる混乱を防げます。また、打ち合わせやレビューの際に設定内容を確認しながら話すことで、「なぜこのコマンドが動かないのか」といった原因をすぐに突き止められるようになります。

さらに、外出先や自宅など複数の環境で作業する場合は、クラウドストレージやネットワークドライブを使って設定ファイルを一元管理すると便利です。あらかじめ社内で保存場所や更新ルールを決めておくことで、誰でも同じ設定にアクセスでき、運用の手間を大幅に減らすことができます。

6.1. 設定のバックアップと復元

BricsCADのプロファイル機能を利用すれば、現在の環境設定をまるごとエクスポートできます。PCの故障やアプリの不具合が発生しても、エクスポートしたプロファイルを別の端末でインポートするだけで、ほぼ同じ作業環境を再現可能です。

また、定期的にバックアップを取っておくことで、原因不明のエラーや設定崩れが起きた場合にも迅速に復元できます。ファイル名には日付や担当者名などを含め、複数世代のバックアップを残しておくのが安全です。

さらに、大幅なバージョンアップや業務フローの変更がある際は、不要なカスタマイズを整理して設定を初期化するタイミングとするのも有効です。環境をリフレッシュすることで、動作が軽快になり、新しいバージョン機能を最大限活かせるようになります。

6.2. チーム間での設定統一

チームでBricsCADを使う際、メンバーごとに設定が異なると、図面を開くたびに修正が必要になったり、レイヤー名やコマンドエイリアスの不一致で混乱が生じることがあります。
こうしたトラブルを防ぐために、共通の標準プロファイルやテンプレートファイルを用意し、それを全員の作業環境のベースとして使う運用が効果的です。

共有サーバーやクラウドドライブ上に最新版の設定ファイルを常に置き、誰でもアクセスできるようにしておくと管理がスムーズです。新しいショートカットやテンプレートの改善案が出た場合は、チーム内で検証したうえで全体に共有し、標準設定として反映していきましょう。

また、日々の作業で気づいた小さな改善点をこまめに共有設定へ反映していくことが、長期的な効率化と安定運用につながります。継続的な改善サイクルをチーム全体で回すことで、BricsCADをより生産的に活用できる環境を築けます。

7. まとめ

ここまで、BricsCADの「初期設定」から「カスタマイズ」、「ファイル互換性」や「設定共有」のポイントまで、順を追って解説してきました。
それぞれの設定を理解し、正しく整えることで、日々の設計作業が格段にスムーズになるだけでなく、トラブルの発生を未然に防ぐことができます。効率化と安定性の両立は、BricsCADを使いこなすうえで最も重要なテーマといえるでしょう。

設定は一度整えたら終わりではなく、環境やプロジェクトの変化に応じて見直すことが大切です。バージョンアップのタイミングや新規プロジェクト開始時には、不要なカスタマイズや古いテンプレートを整理し、新しいショートカットや設定を追加するなど、常に最適化を意識しましょう。

また、BricsCADにはAPI・スクリプト・マクロといった拡張機能も用意されています。これらを活用することで、ルーチン作業を自動化したり、独自機能を追加して自分だけの作業環境を構築することも可能です。
これからの設計業務では、こうしたカスタマイズ性を活かし、自分仕様のBricsCADを育てていくことが、業務効率化の大きな鍵になります。

7.1. 定期的な設定の見直しの重要性

設定の見直しは、快適な作業環境を保つための基本です。数カ月に一度は設定ファイルをバックアップし、不要な項目や古い機能を整理しておきましょう。使っていないツールやスタイルが残っていると、動作が遅くなったり、エラーの原因になる場合もあります。
特に土木設計の現場では、図面やデータが大規模になりがちなため、軽量化を意識した設定管理が欠かせません。

また、チームメンバーの増加やプロジェクト内容の変化により、求められる設定も変わっていきます。環境が変わったときこそ、設定を見直し、新しいアイデアを反映させるチャンスです。
作業スタイルを振り返りながら、よく使うコマンドのショートカット化や、標準画層テンプレートの整備などを行えば、作業効率がさらに向上します。

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<参考文献>

Bricsys Help Center

https://help.bricsys.com/

ユーザープロファイル – BricsCAD Lite & Pro | Bricsysヘルプセンター

https://help.bricsys.com/ja-jp/document/bricscad/customization/user-profiles

BricsCAD®のユーザーインターフェイスをカスタマイズする方法|Bricsysブログ

https://www.bricsys.com/ja-jp/blog/how-to-customize-bricscads-user-interface

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