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Google PayをiPhoneで使う方法

2018年から、iPhoneでもGoogle Payが使えるようになりました。最近はスマホ決済のサービスが増えており、キャッシュレス化が進んでいます。

日本はキャッシュレス化が遅れているといわれていますが、その背景には日本特有の事情もあります。iPhoneでのGoogle Payの使い方から、キャッシュレス化の日本事情についてご紹介します。

 

iPhoneユーザーに朗報!Google Payも利用可能に

 

iPhoneでもGoogle Payが使える!

 

Google PayはGoogleが提供するスマホ決済サービス。以前はAndroid Pay(アンドロイドペイ)という名称で2016年からサービスをリリースしていましたが、2018年から名称が一新しました。

iPhoneのスマホ決済はAppleが提供するApple Pay一択と思われがちですが、実はGoogle Payも利用可能。スマホ決済サービスはApple Payのほうが先にスタートしており、Google PayはApple Payを追いかける形でリリースを開始しました。

最近は「Pay」と名の付く決済サービスが急増しており、「結局どれを使えばいいの?」と困惑しがちです。Google PayはWAONや楽天Edy、nanacoといったプリペイドカードが充実しており、「クレジットカードを登録したくない」という人にもおすすめできます。

Google Payではキャンペーンも開催しています。WAONやPixelといった項目別に複数のキャンペーンがあるので、利用する前にぜひ一度チェックしてみてください。
Google Pay公式サイト「キャンペーン・イベント」ページ:
https://pay.google.com/intl/ja_jp/about/promotions/

 

2018年4月からSuicaにも対応!

 

JR東日本のICカードであるSuicaは、関東では移動に欠かせないもの。そんなSuicaはGoogle Payに非対応でしたが、2018年から利用できるようになりました。それまではApple Payのみだったので、Suicaを利用しているGoogle Payユーザーには待望の展開といえます。

Google PayのSuicaでは、モバイルSuicaではできない定期券の購入やGoogleアカウントに紐づけたクレジットカードからの入金が可能。ただ、エクスプレス予約サービスやSuicaグリーン券の購入はできません。

それぞれの具体的な違いについては、モバイルSuicaの公式サイトをご参照ください。
モバイルSuica公式サイト「Google Pay」:
https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/googlepay/index.html

 

ICカード+磁気カードの同居による故障がなくなる

 

スマホの普及に伴い、「スマホ+クレジットカード1枚で身軽に動きたい」という人が増えました。スマホ決済サービスが普及する前にメジャーだったのが、手帳型のスマホケースにクレジットカードと定期券のICカードを入れて移動するというスタイル。

クレジットカードをいちいち財布から取り出す手間が省けるのですが、「故障の原因になる」という最大のデメリットがありました。ICチップと磁気カードの相性が悪いと故障の原因になるので、再発行する羽目になった人もいるのではないでしょうか。

Google Payのようなスマホ決済になると、カードを扱う必要がありません。手帳型のスマホケースも不要になり、ますますスマートで快適な生活が可能となります。

 

iPhoneにおけるGoogle Payの使い方について

 

まずは環境をチェック

 

iPhoneでGoogle Payを使うためには、まずiOSが9.0以上である必要があります。スマホ自体はiOS7以上であれば使えるのですが、Google PayのアプリがiOS9.0以上でなければ対応していません。

iOS9は2015年にリリースされていますから、よほど古いiPhoneを使っていない限り対応しているでしょう。

そしてGoogle Payに対応しているWebブラウザも必要です。iPhoneにはSafariがプリインストールされていますし、ChromeやFirefoxでも使えます。

・Google Payは電子マネーが使える場所なら使用可能
Suica、nanaco、楽天Edy、WAON、QUICPayといった電子マネーが使える場所なら、Google Payも利用できます。コンビニをはじめビックカメラやピザ屋さん、LCCであるVanilla Airなど幅広い店舗でGoogle Pay決済が可能です。

Google Payが利用できるお店は日々拡大しています。利用できる代表的なお店については、以下を参照してください。
公式サイト「使える場所」:https://pay.google.com/intl/ja_jp/about/where-to-use/

 

iPhoneでGoogle Payを使うならアプリのインストールが必要

 

まずはiPhoneから、Google Payのアプリをダウンロードする必要があります。以前はこのGoogle Payアプリが日本語対応していなかったために、iPhoneで使うことができませんでした。

Google PayはApp StoreにリリースされているアプリをダウンロードすればOK。アプリを持っていない方は、こちらのページからダウンロードしてください。
App Store「Google Pay」:
https://itunes.apple.com/us/app/google-wallet-fast-easy-free/id575923525?mt%253D8

 

使い方

 

Google Payアプリをダウンロードしたら、Googleアカウントでログインします。あとはアプリの手順に沿ってカードを登録して設定していけば準備は完了です。

あとはお店の端末や駅の改札にスマホをかざせばGoogle Payで決済完了。アプリを起動する必要はなく、「シャリーン」という音がなればちゃんと決済されています。

 

iPhoneのGoogle Pay決済でキャッシュレス化が進む?

 

スマホ1つでどこでも行ける?

 

たとえばSuicaやWAONは国内のICカードですが、Google Payは世界各国で対応しています。スマホ決済サービスが充実したことにより、海外でも高額な現金を持ち歩く必要がなくなりますし、言葉が不自由でもスムーズな決済が可能になります。

治安が悪い地域で現金を出す時、「ちょっと怖いな」と思うこともありますよね。そんな時もGoogle Payなら現金を使わず決済ができます。ただiPhoneのように高価なガジェットはそれ自体が狙われることもあるので、取り扱いには注意しましょう。

Google Payはアジアなら台湾と日本・香港で利用できますし、もちろん欧米の各国でも利用できます。Google Payに対応している国と詳しいサービスについては、Google Payの公式サイトをご参照ください。
Google Pay公式サイト:https://support.google.com/pay/answer/7454247

 

日本にキャッシュレス化が浸透しないワケ

 

2018年4月に経産省が発表した「キャッシュレス・ビジョン」によると、先進国の中でも日本のキャッシュレス決済は低いものとなっています。一番キャッシュレス化が進んでいるのは韓国の89.1%で2位が中国の60.6%、そして日本は18.4%と低い結果となっています。
参照:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」キャッシュレス決済比率の状況より
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001-1.pdf

オリンピックやパラリンピックなどでインバウンドビジネス戦略に注力している日本政府は、Google Payのようなスマホ決済をはじめキャッシュレス化を促進しています。外国人観光客はキャッシュレス決済が常識となっているので、東京をはじめ各国の観光地でもキャッシュレス化が進んでいますし、最近では免税手続きまで電子化されるようになりました。

 

「スマートな支払」と「安全性」で揺れる日本人

 

日本はスマホにお金を掛けますが、依然として現金主義が強い傾向にあります。治安が良く貨幣の品質も高いため、偽造通貨が出回ることもめったにありません。

CNET Japanの調査によると、20代の約4割の人がキャッシュレス化を望んでいないという結果が出ました。もちろんキャッシュレス化が普及してほしいという意見もありますが、「現金払いに不満がない」「サーバーエラーで買い物できない時に困る」という消極的な理由もまだまだ強くあります。

「キャッシュレス化は便利だけれど、電子化特有のトラブルが怖い」と揺れ動く日本人の心情があり、他国よりもキャッシュレス化が進まないと推察できます。
参照:CNET Japan「20代の4割が「キャッシュレス化」を望んでいない–普及の鍵を握るのは?」
https://japan.cnet.com/article/35133248/

 

「使い過ぎが怖い!」という時はプリペイドがおすすめ

 

Google Payに限らずクレジットカードはお金を使った感覚に乏しく、「つい使いすぎてしまう」という意見も目立ちます。節約方法の1つに、「クレジットカードを使わない」という項目を見たことがある人もいるでしょう。

Amazonをはじめネットショップもどんどん充実しており、欲しいものをつい“ポチって”しまうこともあります。そのため後から請求が来て「しまった!」と後悔することも…。

Google Payならプリペイドカードが充実していますから、使い過ぎが心配な人はWAONや楽天Edyなどを登録しておくのがおすすめ。チャージする手間はありますが、後払いよりは使い過ぎを防ぐことができます。

Google Payはこれからも利用できるお店が拡大していきます。政府が推進している今、スマホ決済を始めてみませんか?

 

[2019年5月17日アップデート]

 

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