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ARES CADに対応した本はある?初心者が読むべき本と最短で上達する方法

1. はじめに

「ARES CADを使ってみたいけれど、どこから勉強すればいいのかわからない」
そんな初心者の方に向けて、本記事ではARES CAD学習の入口となる基本情報と、実際に役立つ書籍・教材を整理してご紹介します。

近年、CADソフトは建築・機械・設備など、さまざまな業界で欠かせないツールになりました。その中でもARES CADは、AutoCADとの互換性を大きな特徴としており、「コストを抑えつつ、既存のDWG資産や操作経験を活かしたい」という技術者から注目されています。

一方で、AutoCADやJw_cadと比べると、一般書店で見かけるARES CAD向けの解説書は多くありません。「専用の入門書が少なくて、どう勉強すればいいの?」と感じる方もいるでしょう。しかし、操作体系がAutoCADに近いため、AutoCAD入門書やCADの総合解説本を活用することで、十分にARES CADを学習することができます。

本記事では、こうした背景を踏まえつつ、

  • ARES CAD専用書籍の現状
  • 初心者が押さえておきたい学習リソースの選び方
  • 最短で上達するための学習ステップ

といったポイントをわかりやすくまとめていきます。
実務で使えるレベルを目指すうえでの具体的なヒントをお伝えします。

これからARES CADの学習を本格的に始めたい方は、まずは肩の力を抜いて、一緒に基礎から整理していきましょう。

2. ARES CADとは何か?

一般に「ARES CAD」と呼ばれる製品群の中心にあるのが、汎用性の高いDWG形式に標準対応し、AutoCADと近い操作環境を備えた2D/3D対応のCADソフトウェア 「ARES Commander」 です。検索されやすいキーワードとしては「ARES CAD 初心者」「ARES CAD 上達」「CAD 入門書」などが挙げられますが、その背景には、描画・編集の操作体系がAutoCADと大きく共通しているという特徴があります。

そのため、これから図面作成を独学したい方にとっても、比較的少ない負担で学び始められる点が魅力です。AutoCAD互換性があることで、既存のDWGファイルを開いて微調整したり、新しいプロジェクトにそのまま着手したりといった作業のハードルが下がります。専用のARES CAD教材が見つかりにくい場面でも、AutoCAD関連の学習リソースを代わりに活用できるため、学習環境に困りにくい点もメリットです。

本セクションでは、まずARES CADがどのような背景を持つ製品なのか、そしてどのような場面・業界で利用されているのかを整理していきます。用途によって必要となる機能は異なりますが、一般的には製造業・建設業・設計コンサルタントなど、多様な分野で導入されている点を押さえておくと理解が深まるでしょう。この後の小見出しでは、さらに詳しい特徴や利点に踏み込んでいきます。

2.1. ARES CADの基本概要と特徴

ARES CADの最大の特徴は、何といっても DWGファイルをネイティブに扱える 点です。AutoCADで一般的なファイル形式と同じため、互換性の面で不安が少なく、外部とのデータ受け渡しもスムーズに行えます。さらに、コマンド名や画面構成がよく似ていることから、「CAD コマンド」を中心にした基本操作を学びやすく、初心者でも操作イメージがつかみやすいソフトと言えます。

また、「ARES Trinity」サブスクリプションを契約すると、デスクトップ版に加え、クラウド版(ARES Kudo)やモバイル版(ARES Touch)も利用できるようになります。外出先で軽作業を済ませたり、チーム内で図面を共有して確認したりと、現場とオフィスをつなぐ柔軟なワークフローが実現し、業務効率の向上に大きく貢献します。若手技術者が実務で早期に成果を出したい場合にも、この機動力は大きな強みになるでしょう。

一方で、ユーザー数や歴史の長さといった面ではAutoCADに及ばず、情報量が相対的に少なめという側面もあります。しかし、操作体系がほぼ共通しているため、AutoCAD関連の教材や解説書を活用すれば学習面で困ることは少なく、初心者でもスムーズに習得を進められる環境が整っています。

2.2. AutoCADとの互換性とその利点

ARES CADが高い互換性を持つ理由として、ボタンレイアウトやコマンド名が近似している点、そしてDWG・DXF形式の基本的な図面データに対して高い互換性を備えている点が挙げられます。たとえば、「線を引く(Line)」「円を描く(Circle)」「コピーする(Copy)」といった基本作図は、AutoCADとほぼ変わらない感覚で利用できます。一方で、AutoCAD固有の特殊オブジェクトや一部の高度機能では挙動が異なる場合があるため、その点は注意が必要です。

こうした互換性の高さにより、すでにAutoCADを使った経験がある人はもちろん、まったくの初心者であっても、AutoCAD書籍をベースに学習すればARES CADの理解がスムーズに進みます。また、過去にAutoCADで作成した図面資産をそのまま開いて修正できるため、実務では過去データの活用や修正作業が容易になるという実利的なメリットがあります。さらに職場の先輩・同僚がAutoCAD経験者である場合、学習内容の共有やアドバイスも受けやすく、習得が加速するでしょう。

結果として、これらの利点は生産性の向上に直結します。学習コストを抑えつつ新しいCADソフトを導入したい企業や、個人で着実にCADスキルを伸ばしたい方にとって、ARES CADは現実的で効率のよい選択肢として注目されています。

3. ARES CAD専門書籍の現状

ここからは、ARES CADに関する書籍が実際にどの程度市場に出回っているのかを確認していきます。現在、一般の書店やオンライン書店には多くの「CAD 書籍」が並んでいますが、その中心となっているのはAutoCADやJw_cad、あるいは建築系・機械系の有名CADソフトです。そのため、ARES CAD 初心者向けに特化した資料がどれくらい手に入るのかを把握しておくことは、今後の学習計画を立てる上でも役立つ視点になります。

専用の紙書籍は少ない印象がありますが、実際には公式が提供している「CAD 公式マニュアル」や「CAD ユーザーマニュアル」、オンラインで閲覧できるPDFドキュメントやチュートリアル動画など、多様な形式の教材が用意されています。また、海外市場ではARES CAD関連の解説書が見つかるケースもあるものの、日本語書籍に限定すると数は決して多くありません。

とはいえ、このような状況だからこそ、AutoCAD関連の参考書を活用した学習が現実的であり、効果的な手段となります。ここでは、実際に市場に出回っている書籍の状況や、AutoCADの資料をどのように代替教材として活用できるのかについて、次の小見出しでさらに深掘りしていきます。

3.1. 日本国内での書籍

ARES CADに関する書籍を一般書店やオンライン書店で探してみると、AutoCADやJw_cadといった主要CADソフトに比べて、解説書の選択肢が極めて少ないことに気づくはずです。大手書店のCADコーナーには、AutoCADやJw_cad、SolidWorksなどの本が棚いっぱいに並んでいる一方で、ARES CADの紙書籍はほとんど見当たりません。

これは、市場規模やユーザー数が書籍化の判断材料となるため、AutoCADほどメジャーではない現状では出版が進みにくいという事情があります。また、ソフトウェア自体のバージョンアップが比較的頻繁に行われるため、紙書籍が最新情報に追従しづらいという構造的な課題もあると考えられます。

一方で、書籍という形に限らなければ、公式ブログやオンラインヘルプ、YouTubeで公開されている「CAD チュートリアル」など、ウェブ上の学習リソースは充実しています。こうしたオンライン情報を組み合わせることで、紙の書籍が少ない状況でも十分に学習を進められるのが、現在のARES CAD学習環境の特徴と言えるでしょう。

3.2. AutoCAD書籍の流用

前述のとおり、ARES CADはAutoCADに近いコマンド体系を採用しているため、既存の「CAD 入門書」や「CAD 実務」向けのAutoCAD書籍をそのまま学習に活用できるという大きな利点があります。特に、基本操作、レイヤー管理、寸法スタイル設定、印刷・レイアウトの考え方など、両者で共通性の高い部分を中心に学べば、ARES CADでも問題なく作図を行えるようになります。

ただし、画面表示の配置や、一部のコマンドの呼び出し方法が多少異なる場合もあるため、その点だけは注意が必要です。たとえば、同じショートカットキーがARES CADでは別の動作になるケースもあり、AutoCAD用の設定がそのまま反映されないことがあります。そういったときは、公式ユーザーマニュアルや設定画面を参照しながら調整し、作業環境を整えることが大切です。

実務では、AutoCADと書かれた書籍を購入してARES CADの操作習得に役立てる例も珍しくありません。基本的な図面の描き方や「CAD 基礎知識」などはソフトを問わず共通する内容が多く、初心者でも理解しやすいため、費用を抑えながら効率的にスキルアップできる手段として活用されています。こうしたアプローチは、ARES CAD専用の教材が少ない場面でも非常に有効です。

4. 初心者が読むべき本と教材

それでは、初心者がARES CADの学習を始める際に役立つ資料や書籍にはどのような種類があるのかを整理していきましょう。ARES CAD本という形で流通している書籍は多くありませんが、その代わりにAutoCADの入門書や、CAD全般の原理・仕組みを幅広く解説している書籍など、学習に使える情報源は数多く存在します。

また、書籍と並んで重要なのが、公式が提供しているPDFマニュアルやオンライン教材です。近年は「CAD オンライン講座」を提供する教育サービスも増えており、紙の書籍だけでなく、インタラクティブなレッスンを受講しながら進める学習スタイルも広まっています。自分の理解度や目的に合わせ、複数のリソースを組み合わせることで、より効率よくスキルを習得できるでしょう。

ここでは、学習リソースを大きく二種類に分類し、それぞれの特徴とメリットを解説します。第一にARES CADそのものに特化した公式リソース、第二にAutoCAD関連の書籍を活用する学習方法です。時間や費用のバランスを考えながら、自分に合ったアプローチを選んでください。

4.1. 推奨されるARES CAD公式教材

公式サイトからダウンロードできるPDFマニュアルやチュートリアルは、ARES CADを学ぶうえで最も信頼性の高い教材です。英語版が多い印象はありますが、日本語の入門用ドキュメントやオンラインヘルプページが用意されている場合もあり、まずはオフィシャルサイトやGraebert Japanのヘルプセンターを確認しておくと良いでしょう。

さらに、「CAD 学習方法」を段階的に説明してくれる動画教材や、運営元が実施しているWebセミナーも存在します。こうした公式リソースは、ソフトの最新機能やバージョンアップに即した内容に更新されることが多く、紙の書籍よりも情報が新しいというメリットがあります。

加えて、応用操作を紹介するWeb連載記事、開発元のブログ、ユーザー同士で質問・回答を行えるフォーラム(CAD フォーラム)なども活用すれば、行き詰まったときの解決策を見つけやすくなります。特にCAD初心者にとっては、操作手順を視覚的に理解できる動画教材から学び始めると、習得が非常にスムーズです。

4.2. AutoCAD書籍で学ぶメリット

AutoCADの操作に慣れている方がARES CADへ移行する場合、コミュニティや参考書が豊富であることから、学習メリットは非常に大きいといえます。操作名称やコマンド構造が似ているため、「このボタンはAutoCADで言うところの○○だな」と読み替えることで、違和感なく操作を理解していける点が利点です。

例えば、初心者向けのAutoCAD入門書には、図やスクリーンショットが豊富に掲載されており、線の引き方や寸法記入の基本概念が丁寧に解説されています。これらは「CAD 基礎知識」を身につけるのに非常に役立ちます。そのうえでARES CADを起動し、実際に手を動かして操作を確認すると、理解がより深まり、学習スピードも上がっていきます。

特にAutoCADの代表的なコマンドは、名称がほぼ同じ、もしくは非常に近い呼び出し方になっているため、学習効率は高めです。ただし、ダイナミックブロックなど一部の高度機能は実装状況が異なる場合があります。そのため、必要に応じて公式ドキュメントで差異を確認しながら学ぶことで、混乱せずにスムーズな移行ができるでしょう。

5. 最短で上達する学習ステップ

ここからは、ARES CADをできるだけ効率よくマスターしたい初心者に向けて、具体的な学習ステップを紹介します。まずは「基本操作の習得」から始め、徐々に実践的な機能や高度なテクニックへと進むことで、着実にスキルを積み重ねることができます。この順番を意識することで、最短でARES CAD 上達を目指せるでしょう。

学習を進める際には、常に“何を描きたいのか”という目的を明確にしておくことが大切です。例えば、建築図面を描くのか、機械部品の設計を行うのかによって、重点的に学ぶべきコマンドや設定項目は大きく異なります。また、時間を有効に使うためには、オンライン教材や動画解説を参考にしつつ、必ず実際の操作を伴わせる学習が効果的です。文章だけでは理解しづらい部分も、手を動かしながら学ぶことで理解が深まり、習熟度は格段に高まります。

こうしたステップを順序よく進めていくことで、CADの一連の作図プロセスを自然に身につけることができます。すべての機能をいきなり覚える必要はなく、まずは必要なコマンドや操作から慣れていけば問題ありません。最終的には2D作図だけでなく、3D作業や高度な設定、CAD テンプレートの作成などにもスムーズに対応できるようになるでしょう。

5.1. 基本操作の習得

最初に覚えておきたいのは、線を引く、円を描く、図形を移動・コピーするといった、いわゆる「CAD コマンド」に属する基本操作です。これらはどの図面でも必ず使用する頻度の高い操作で、実務の場面でも基礎となる重要なスキルです。ARES CAD 初心者の方は、書籍や動画教材を参考にしながら、まずは簡単な図形を組み合わせてレイアウトしてみるとよいでしょう。

次のステップとしておすすめなのが、レイヤー(層)管理の理解を深めることです。建築図面や機械部品図を作成する際、レイヤーをうまく使い分けられるかどうかで、作図の効率や修正のしやすさが大きく変わります。レイヤーカラーを見て素早く判断したり、部位ごとにレイヤーを分けたりする習慣を早い段階で身につけると、後の実務で非常に役立ちます。

もし学習の進め方に迷った場合は、ARES CAD 教材のサンプルファイルや、AutoCAD入門書に掲載されている例題をシンプルに模写する方法がおすすめです。実際に手を動かしながら操作の感覚を確認できるため、習熟度が一気に高まります。

5.2. 実践的な図面作成

基本操作を習得したら、次は実務を意識した図面作成に取り組んでみましょう。このフェーズでは、注釈や寸法スタイル、尺度設定といった実践的な要素を理解することが重要です。CAD 操作方法においては、単に図形を描くだけでなく、正確な寸法を伝えるための文字設定や記号の付け方を習得する必要があります。

具体的には、AutoCADのサンプル図面をARES CADで開き、文字や寸法がどのように設定されているかを見比べてみる方法が効果的です。こうすることで、AutoCAD 互換のメリットを活かしながら、実務で使用される設定がどのようになっているかを理解できます。

さらに、小さなプロジェクトを自分で立ち上げることも学習効果を高めます。例えば簡単な部品図や小規模な平面図を題材にして、レイアウトタブの設定から印刷・PDF出力までを体系的に練習すると、実務でよく使う一連の手順が自然と身につくでしょう。

5.3. 高度な機能のマスター

ARES CADには、ブロック管理やレイアウト機能に加えて、3Dモデリングや自動化スクリプトなど、専門性の高い機能も充実しています。初心者のうちは2D図面の作図が中心になるかもしれませんが、業界によっては3D作業が重要になる場面も多く、また作業効率化を進めたい場合には高度機能を学ぶことが大きなアドバンテージとなります。

たとえば、LISPやマクロを活用して繰り返し作業を自動化すれば、図面の更新や設定変更を短時間で処理できるようになります。また、クラウド連携を利用すれば、外出先からでも図面の確認やコミュニケーションを行うことができ、複数メンバーによる同時進行のプロジェクトにも対応できます。こうした拡張的なワークフローを活かすには、段階を踏みながら少しずつ理解を深めていくことが大切です。

高度な操作を学ぶ際には、公式サイトの応用チュートリアルや、海外フォーラムで公開されている事例研究が非常に参考になります。日本語情報がまだ多くない分、英語資料に触れる機会もあるかもしれませんが、動画や図解を中心に学べば、実務に応用できる知識を効率よく吸収できるでしょう。

6. よくある質問(FAQ)

ここでは、初心者の方やこれからARES CADの導入を検討している方向けに、特によく寄せられる疑問点をまとめ、丁寧に回答していきます。独学で学習していると、疑問が解決できずに手が止まってしまうこともありますが、あらかじめ基本情報を押さえておくことで、スムーズに学習を進められるようになります。

このFAQでは、AutoCADとの違いや学習コスト、完全無料で学習する方法など、多角的な視点からARES CADに関する疑問を整理し、実務やプロジェクト管理で気をつけるべきポイントにも触れていきます。もし今後、新しいツールを導入するかどうかで迷っている場合でも、判断材料として役立つはずです。

以下では、特に質問数の多い4つのテーマを取り上げています。自分の学習計画や職場環境に照らし合わせながら読めば、効率的に疑問点を解消できます。必要に応じて関連リソースを参照しながら、無理なく学習を続けていきましょう。

6.1. ARES CADとAutoCADの違いは?

最も多く寄せられる質問が、「AutoCAD互換といっても、どの程度まで共通なのか?」という点です。基本的には、DWG や DXF をネイティブに扱えること、主要なコマンド体系や画面レイアウトが似ていることが大きな共通点です。一方で、AutoCAD特有の高度機能やプラグインはそのまま使用できない場合があります。

国内ではAutoCADユーザーが依然として大多数を占めるため、同僚や先輩がAutoCADの操作に慣れている職場も多いでしょう。そのため、ARES CADへ移行したとしても、まったく異なるソフトを一から学び直す必要はなく、業務フローや図面データの連携も比較的スムーズに行えます。

また、バージョンアップの頻度や料金体系にはAutoCADとは違いがありますが、導入コストを抑えられるケースも多く、コストパフォーマンスを重視する職場にとっては魅力的な選択肢となります。

6.2. 完全無料で学習することは可能?

ソフトウェアの無償版や体験版を活用し、さらにオンラインで公開されている解説動画やマニュアル類を組み合わせることで、実質的に費用をほとんどかけずに学習を進めることは可能です。ARES CADには最大30日間利用できるトライアル版が用意されており、この期間を使って実際に操作し、ソフトの感触をつかむことができます。

ただし、長期的に利用するためにはライセンスの購入が必要であり、より深い内容を扱う教材や有料スクールを利用したい場合には、一定の費用が発生します。無料の情報だけでも基礎的な学習は十分に可能ですが、職場で実務レベルを目指すのであれば、公式教材やAutoCAD関連の書籍も併用するとよいでしょう。

完全に無料で学習を続ける場合、自己流になりがちで、重要な設定や操作を見落とすリスクがあります。そのため、必要最低限の書籍や有料コンテンツを適宜取り入れて、基礎固めをしっかり行うほうが、結果として早くスキルを身につけられることが多いです。

6.3. 習得にどのくらいの期間が必要?

習得にかかる期間は個々の得意不得意や学習スタイルによって変わりますが、まったくの初心者がARES CADを使って業務レベルの基本的な2D図面を描けるようになるまでには、一般的に 1〜2ヶ月程度 を目安にするとよいでしょう。毎日1時間ほどコツコツ学習すれば、基本操作はほぼ把握できるケースが多いと考えられます。

その後、レイヤー管理や注釈尺度、印刷設定など、実務上欠かせない要素を さらに2〜3ヶ月程度 かけて磨いていくことで、担当業務の多くをこなせるようになるケースが一般的です。さらに3D機能やマクロ設定、テンプレート開発といった高度な領域まで扱う場合は、トータルで半年程度をひとつの目安とし、学習計画を立てると現実的な見通しになります。

また、目標が明確であるほど、学習の優先順位をつけやすくなります。例えば機械設計を目指すなら寸法記入や部品図の描き方を重点的に学び、建築分野なら平面図・立面図の作成やスケール管理を中心に練習すると効率的です。

6.4. 独学とスクール、どちらがいい?

独学には、好きなタイミングで自分のペースで進められるという大きなメリットがあります。公式マニュアルやオンライン教材、AutoCAD入門書などを組み合わせれば、必要な部分だけをピンポイントで学習できるため、費用も比較的抑えられます。特に自己管理が得意な方や、もともとPCスキルがある程度ある方に向いています。

一方、スクールやオンライン講座を利用するメリットも明確です。疑問点をすぐに講師へ質問できるため、自己流でつまずきやすいポイントを早い段階で解消できます。また、体系化されたカリキュラムに沿って学習が進むため、確実にステップアップしながらスキルを身につけられる安心感があります。企業の研修として活用される場合や、短期間で集中的にスキルを習得したい場合は特に有効です。

最終的には、予算や学習スタイル、そして目指す到達レベルによって最適な選択が変わります。まずは独学で取り組んでみて、物足りなさを感じたらスクールに切り替える、といった段階的なアプローチも十分に有効です。自分に無理のない方法を選び、継続しやすい学習環境を整えましょう。

7. まとめ

以上、ARES CADの基本情報から専門書籍の現状、そして最短で上達するための学習ステップまで、幅広く解説してきました。AutoCADと比べると知名度こそ高くないものの、互換性の高さと優れたコストパフォーマンスから、ARES CADは多くの業界で徐々に存在感を高めています。特に「CADをこれから学びたい初心者」や「実務での作業時間を短縮したい技術者」にとって、現実的で導入しやすい選択肢と言えるでしょう。

また、本記事で触れたように、紙のARES CAD本は多くないものの、公式教材やAutoCAD入門書、オンライン講座、さらには有料スクールまで、代替となる学習リソースは豊富です。重要なのは、それらの教材をうまく組み合わせ、実際に手を動かしながら反復練習することです。基礎操作を確実に身につけたうえで、徐々に高度な機能へ挑戦していけば、作図スピードや設計品質は大きく向上します。

これから学習を進める方は、ぜひ一度ソフトをダウンロードして実際に操作してみてください。必要に応じてAutoCAD書籍を参照したり、オンライン教材で理解を深めたりすることで、独学でも着実にスキルを伸ばしていくことができます。最終的には、CADプロジェクトを自ら主導できるようになり、キャリアアップにも直結する実務力を身につけられるはずです。

あなたのARES CAD学習が実り多いものとなり、日々の業務や未来のキャリアに確かな価値をもたらすことを願っています。

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<参考文献>

Graebert CADソフトウエア – デスクトップ、モバイル、クラウドの最新のDWG編集

https://www.graebert.com/ja/

Graebert GmbH Help Center

https://help.graebert.com/en/

ARES 操作マニュアル | Graebert Japan オンラインショップ

https://shop.graebert.jp/items/103125536

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