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10年先を行くマイクロソフトHoloLensはどうして注目されるのか

マイクロソフトが日本でも発売したHoloLensがいま、ソフトウェア開発者の間で注目されています。
HoloLensは、MR(複合現実)という今までにないコンピュータと現実世界を融合させるデバイスとして注目されているためです。HoloLensは、10年先を行くプロダクトだという人もいます。

では、HoloLensを使ってどんなことができるのか、どんな世界が実現されるのでしょうか。

 

プロフェッショナルの分野で…物がなくても体験できる

 

HoloLensがあれば、実際は存在しないものを目の前にまるで存在しているように出現させることが可能になります。

そこで考えられるのが、実際は見ることができないものや見ることがむつかしいもの、実際には存在しない物をHoloLensによって現実世界にあたかも存在するように見せることです。例えば次のような使い道が考えられます。

 

デザイン、開発部門での活用

 

製品開発を行う際に行われるデザインのプロセスにおいて、CADなどの平面上で作成したデータをもとにモックアップなどの立体物を作成してすることがあります。

しかし、HoloLensがあれば、モックアップを作成せずに目の前に開発中のデザインを立体物として出現させることができるのです。

 

技術的な知識の習得

 

HoloLensは、JALの教育コンテンツとして利用されることが予定されています。

コンテンツの内容は、パイロット用として、コックピットの計器やパネルの操作を覚えるコックピットのシミュレーションを行う物があります。
他には、整備士が通常では大がかりな人手と時間がかかるエンジンの内部構造を理解する為の訓練プログラムをよていしているのだとか。

どちらも単なる映像ではなく実際に擬似的に触ったり操作したりすることができるため、知識だけでなく運動メモリも使って知識の習得が可能になるそうです。

この活用方法は、たとえば医療分野において手術のオペレーションの習熟や手順の確認に利用するなど、広く活用できる事が容易に想像できます。

 

私たちの世界は何が変わるのか

 

では、HoloLensのようなデバイスが一般的になると私たちの世界はどのように変わるのでしょう。

 

家具など、大きさの分からない物を確認する

 

HoloLensを使えば、欲しいと思った家具を実際に家に置いてみることも可能になります。
家具を購入する際、実際購入して、いざ家に置いてみたとき、どんな感じになるかというのはなかなかイメージしづらいものです。「買ったは良いものの、家に置いてみたらサイズ大き過ぎた」とか、「家に入れようとしたら入らなかった」そんなトラブルも解決できるかもしれません。

また、大きな物では、更地の土地に家を建てたらどんな風に見えるかなども、HoloLensを使えば簡単に実現できるでしょう。

はたまた、自動車を購入しようとして、果たして車庫に車が入るのかという確認のも、わざわざディーラーで車を借りてこなくてもディーラーから車のデータをダウンロードすればすぐに解決できるかもしれません。

 

職場からモニターが消えるかも?

 

HoloLensを使えば、何もないところにモニターを設置することが可能です。
実際のモニターを沢山設置すると物理スペースもお金もかかりますが、HoloLensであれば、目の前にモニターを沢山作ることなどは、いとも簡単にできるのです。

 

やっぱりゲームも複合現実

 

ポケモンGOは、AR(拡張現実)を使ったゲームですが、MR(複合現実)であれば、歩きながらポケモンを見つけることもできるかもしれません。

その他にも、シューティングゲームやMinecraft(マインクラフト)のような3Dのゲームなどはモニターで見るよりもリアルで楽しくなりそうです。

 

結局HoloLensが期待される理由とは

 

結局のところ、どうしてHoloLensが注目されているかというと、似た技術であるVR(仮想現実)がコンテンツの作成が大変であり、非現実の世界を人間に現実と認識させるのは難しいのに対して、現実世界に対してデジタルコンテンツを追加するMRが、ビジネスからエンタテインメントまで、さまざまな利用方法をいくらでも考えられるところにあるのです。

 

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