Google Daydreamはスマホで高品質VRを展開するプラットフォーム


GoogleのVRプラットフォームはすでにCardboardがありましたが、Daydreamは高機能Androidスマートフォン向けの高品質VRを提供します。今や世界のスマホ台数は30億台以上。スマホを利用してVRを普及していくGoogleのVRビジネス戦略の一環です。

 

 

2016年に発表されたDaydream

 

Cardboardに遅れること2年、Daydreamは2016年のGoogle I/O(Google主催の開発者向けイベント)で公開されました。アプリで供給されたCardboardと異なり、DaydreamはAndroid 7.1 NougatのOS自体に組み込まれています。高機能Android OSによって展開される、ハイスペックVR画像を特徴としています。
GoogleはDaydream仕様のスマホには「Daydream ready」の認定を与えています。残像の影響が少ないディスプレイ、高いパフォーマンス、遅れの少ないセンサーによる、高品質のVR体験を約束しています。
日本国内のスマホメーカーでは、サムスン、LG、Motorola、ZTE、ASUSの5社がDaydreamを搭載した機種を販売しています。

 

VRゴーグル「Daydream View」も発表

 

Daydreamの高品質VRを再現する専用のVRゴーグル、Daydream Viewも発表されました。海外ではGoogle独自で2016年末に販売を始め、日本では2017年末に販売が開始されました。日本で販売が遅れた理由として、Googleはコンテンツとスマホメーカー確保が遅れたためと説明しています。
Daydream Viewはスマホを差し込んで使います。素材はファブリックになっており、重量も261gと他のVRゴーグルより100g近く軽くなっています。特に顔が当たる内側のフェイスパッドはメッシュ素材となっており、通気性やフィット感が向上しました。さらに、このフェイスパッドは取り外して洗濯もできるので、清潔感が保てます。
専用のモーションコントローラーで操作し、加速度、ジャイロ、磁気のそれぞれ3軸センサーが搭載されています。操作者の手の動きを忠実に反映した滑らかなVR体験ができます。サムスンのスマホVRゴーグル「Gear VR」のような高品質VRが楽しめます。

 

Gear VR と双璧ながら対応スマホが多いのが利点

 

浮遊感、没入感の圧倒的な高品質VRが味わえるのは、現在のVRゴーグルではGear VRにひけをとらないDaydream View。ただし、Gear VRはサムスンのGalaxy Sシリーズ専用のため、使えるスマホが限定されます。Daydream Viewは国内ではサムスンGalaxy S8/S8+、Galaxy Note8、LG V30+、モトローラMoto Z、ASUS ZenFone AR(2018年1月現在)と使えるスマホが多くなっています。
Daydream Viewが使えるのは海外ではGoogleのPixelやHUAWEI、ZTEなどがありますが、今後VRが普及することによって国内でもDaydreamが使えるスマホは増えるでしょう。

 

Daydreamの未来は

 

GoogleはDaydreamをアップデートすることで、様々な機能を持たせようとしています。ヘッドセットからスマホを取り出さなくてもAndroidの通知を確認できるシステムや、注目されるのはこれまで一人だけで楽しんでいたVRを新たなコミュケーションツールとする機能です。VR映像を他人と共有したり、YouTubeアプリから他のVRユーザーとつながりVRを介した新しいコミュニケーションを目指しています。

 

スマホのいらないDaydreamヘッドセットが登場するのは

 

スマホと連結せず、コンピューターとも接続しない、スタンドアローン型Daydreamが2017年5月のGoogle I/Oで発表されました。自己完結型ヘッドセットにはWorldSenseと呼ばれる技術が内蔵され、位置トラッキングが可能となりました。体験者はヘッドセットをしながら室内で移動することができて、VR空間内を自由に移動できる体感を味わえます。
QualcomのCPUを搭載して開発されていたこの独立型ヘッドセットは当初、HTCとLenovoで製造と発表されました。ところが、2017年11月、GoogleからHTCのDaydreamヘッドセットは発売されないが、Lenovoでの開発は進んでいるとの情報が流れました。HTCは独自のVRプラットフォームであるViveWaveを搭載したVRヘッドセットを2018年中に発売すると見られています。
「Vive Focus」は6自由度トラッキングによってVR世界の中を自由に動き回れる、と発表されました。今のところ、Daydreamと共有することはなさそうですが、VR空間を自由に動き回れる、という製品のコンセプトは共通しています。
Daydreamヘッドセットがいつ登場するか、まだ情報はありませんが、VRヘッドセットの新時代が来ることは間違いありません。

Cardboard、Daydreamと、GoogleのVRは目覚しい進化を遂げています。Daydreamに対応するスマホの機種はまだ少ないのですが、今後のGoogle戦略がどの方向へ進むのかが注目です。iOSには対応するのか、Androidの対応スマホ機種が増えるのか、あるいはスマホを一気にスルーしたDaydreamヘッドセットへジャンプするのか。GoogleのVR世界から目が離せません。

 

 

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