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Pythonでどんな開発ができる?事例で紹介

日本ではPythonは、RailsやPHPに押されて開発のメインストリームとはなっていません。しかし近年、機械学習が注目されたことによってPythonの良さが見直されてきています。

Pythonの特徴は、コードの記述規則が厳格に決められているために、初心者でも習得しやすくコードの可読性が高いがゆえにチームでの開発に向いていること、コード量が少なくて済むために生産性が高いことなどがあります。

では、Pythonによってどんな開発がされているのでしょうか。事例をみていきましょう。

Webアプリケーション

日本ではRailsやPHPが主流となっているWebサービスやWebアプリといった分野でも、海外ではPythonが多く活用されています。DjangoやBottle、Flask、TornadoといったWebアプリ用のフレームワークも充実しているのが特徴です。

・Facebook
・Google
・Youtube
・Dropbox
・Instagram

といったサービスが、Pythonを開発言語として作られています。
Pythonのスケーラビリティを疑問視する声も一部にはありますが、世界一のUUを誇るFacebookでも問題なく利用できると言うことはPythonが十分実用的な言語であると言うことを示しています。

ビジネスデータやビックデータの解析

Pythonの得意分野として、BI(Business Intelligence)があります。
BIとは企業活動のデータを収集し、分析し、それを可視化することによって、企業活動の過去、現在から未来予測を行い、経営の意志決定に使用されるツールで、ビッグデータの分析などを主とします。

Pythonがこれらの分野に向いているのは、NumpyやPandasといった高速な数値計算のフレームワークやgraph-toolといったグラフ描画のフレームワークが多く用意されているからです。

従来このような大量の計算が必用な分野については、高速なコンパイラ言語が利用されてきました。
しかし、Pythonに準備されている数理計算のフレームワークを利用すればスクリプト言語のPythonでもコンパイラ言語に引けを取らない速度で実行することができます。

Pythonを使った分析ツールとしては、「Tableau」(タブロー)があります。
データ分析の分野ではR言語がメジャーですが、Pythonの知名度が上がっており以前ほどR言語の名前は聞かなくなりました。

機械学習、ディープラーニング

ビッグデータの解析にPythonが利用されるように、機械学習やディープラーニングといった分野でPythonが多く使われるようになってきたのはご存じの通りです。

この分野でのPythonの有利な点は、ソースの修正から再実行までの手順が少なくて済むスクリプト言語であること、高速な数理計算のフレームワークが存在しているためコンパイラ言語に対して速度面で引けを取らないと言ことです。

ソフトバンクが販売した人間型ロボット「Pepper」(ペッパー)の音声などの認識や、行動機能の開発には、前述に加えて、「開発期間が短くなる」という理由からPythonが採用されています。

さらにソフトバンクはこのPepperの頭脳に、相手の感情を認識する「感情認識」とペッパー自身に感情を生成する「感情生成」という2つの感情エンジンを搭載しましたが、これらもPythonが使われています。

日本にもPythonの波がやってきている

日本では、コードの書き方が自由だということでPythonよりRubyが受けいれられてきました。(作者が日本人ということもありドキュメントなどが揃っていたという側面もあると思われます。)

しかし、最近ではPythonのコード記述の厳格さが逆に生産性を高めるとして日本でも受けいれられてきています。
今後、人工知能の分野に留まらず、日本でもさまざまな分野でPythonを使った開発が行われるはずです。

 

 

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