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これさえ見れば大丈夫!2018年主な顔認証API一覧

人工知能の技術競争が過熱する今、顔認証システムは最も注目されているテクノロジーのひとつでしょう。iPhone Xにも新しくFace IDが採用され、セキュリティロックの解除、決済の承認などの用途で顔認証テクノロジーは社会に広まりつつあります。

2018年現在、顔認証システムは事業者のクラウドを通してAPIとして提供されており、アプリ開発やビジネスソリューション開発等の目的で簡単に実装することができるようになりました。

今回は、IT関係者であれば知っておくべき2018年の主要な顔認証APIサービスを一覧で紹介します。

 

 

メガベンダーが提供するサービス

 

Visual Recognition(IBM)

 

イメージ内の顔から大体の年齢と性別を識別することが可能。IBM Bluemixライトプランに登録すれば、APIキーが発行されます。30日間有効で、250API呼び出し/日を上限に無料で利用できます。
Visual Recognition

 

Amazon Rekognition

 

静止画やビデオの中の人物を特定、表情の変化などの属性も分析できることが特徴。その人物が有名人であるかもライブラリから検索し認識します。最初の1年間は1ヶ月間に1000分の動画、5000枚の静止画分析の無料枠が与えられます。
Amazon Rekognition

 

Google Cloud Vision API

 

画像に含まれる複数人の顔を検出し、感情や帽子の着用といった属性を識別が可能。個人を特定する顔認識には対応していません。1000ユニット/月の無料枠あり。
CLOUD VISION API

 

Microsoft Azure Face API

 

個人の顔を識別し、さらに似ているもの同士をグループ化することができる。それらの人物が同一人物である可能性の度合いもアウトプットされます。無料の利用枠が用意されている。
Face API

 

 

国内ベンダーが提供するサービス

 

NeoFace Cloud (NEC)

 

2017年10月に開始した新しい比較的新しいサービスです。5,265円から利用でき、イベントでの本人確認などでの活用が想定されます。NeoFace関連サービスと組み合わせることで様々なソリューションを構築可能。
NeoFace Cloud

 

PUX

 

パナソニックからスピンオフして誕生した、任天堂との合資会社。顔のパーツ、表情や年齢層といった顔の属性、顔認証セキュリティなどがAPIで機能提供されています。
PUX画像認識API

 

detectFace();

 

インクリメント株式会社という中小企業が提供するAPI。BtoC用途のライトな機能を備えているのが特徴。マニュアルも用意されており、無料で誰でも手軽に利用できます。
detectFace();

 

 

その他の主なサービス

 

Face++

 

中国の企業が提供するAPIサービス。一般的な機能に加えて、ライブラリから人物を検索できる機能や、顔の特徴を捉えて3Dアニメーションモデルを作成する機能などを備えています。基本無料で利用でき、拡張性の高い有料プランも用意されています。
Face++

こうして顔認証APIサービスを見渡してみると、メガベンダーからベンチャー企業まで幅広いサービスがあることがわかります。ほとんどのサービスで無料枠やPay Per Useを採用しているのでアップフロントでの投資をすることなくその機能を体験できます。

各サービスで機能や精度にばらつきはあるものの、課題であった帽子やメガネの着用時の識別、さらには表情を読み取る機能の実装など着実に実用化を進めている印象です。

今後、注目される技術ですので、どういったサービスがあるのかだけでも覚えておくと損はないでしょう。

 

 

 

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