BIMによる建築・建設はこれまでのCADとどう違うのか


BIMとは、ビルディング インフォメーション モデリングの略

 

BIMとは、ビルディング インフォメーション モデリングの略で、噛み砕いて説明するとこんな感じになります。

Building  「建築物を」
Information 「IT情報で」
Modeling 「モデル化して管理する」という意味です。

設計の場面ではCADなどの導入も進んでいた建設業界ですが、現場の施工管理や件や現場管理、建設後のIT活用が遅れていた建設業界でした。しかしここにきて急速に「BIM」が普及しており、施工図業務だけでなくトータルで建設業界を変えていく動きが加速しています。

ではいったいBIMモデルとはどのように、設計、施工、管理という建設ビジネスを変えていくのでしょうか。

 

 

「建築物をIT情報でモデル化して管理する」と何が変わるのか

 

「建築物をIT情報でモデル化して管理する」とは、一言でいうと業務の流れに途切れがなくなります。

これまでの施工方法ですと、例えば「空調ダクト」や「電気配線」は梁にドリルなどで穴を開けて通しますがこうしたケースで、「空調ダクト」や「電気配線」をどうしても同じ場所に通したい、穴を開けたいという現場の要請が出てくるケースが多々あります。

これはそもそも、設計段階で、建物全体の構造と設備の設計が別々に行われてしまっていることが原因です。BIMを使って最初から完成形をモデル化して管理設計すれば、こうした後から「しまった・・・」というような設計上の不具合は皆無になります。

現場のゼネコン業者と専門工事業者とのコミュニケーションだけでは解決不可能な構造上の設計が、あらかじめ最適化できるという画期的なことがBIMで可能になります。

建設現場で施工時に構造像の欠点が見つかるのではなく、建物を設計する際に、あらかじめITの情報を駆使します。通常設計事務所のホーミング式ではこうしたシームレスな設計方法をすることは困難ですが、BIMを使えばあらかじめ問題が起こりそうなところを事前に検証しながら設計から施工までの管理が可能になります。

BIMは未来の夢の技術かというとそんなこともなく、すでにゼネコン準大手の前田建設工業は2010年に建築設計部門全体でのBIM運用を開始しています。すでに東根市立大森小学校(山形県)他多数の実績を有しています。

また清水建設では激的な人件費削減に成功しており、30階建て、基準床面積3,000m2クラスのビルに適用した場合の省人化の効果(削減率)は、揚重・搬送作業で75%、2,500人、天井・床施工で75%、2,100人、柱溶接作業で70%、1,150人、計6,000人近くになるという試算結果が出ているそうです。

大成建設などの大手ゼネコンも設計部門での BIMの活用を推進しています。CADの技術などには強烈なプライドを持つ社員の方々を2007年から約3年間、約180人を対象にBIM用3次元CADの操作法などを徹底教育。
今では「IT機器を雷から守る「建物内雷電磁環境シミュレーションシステム」の開発」などで業界からの問い合わせ、受注もひっきりなしだそうです。

 

BIM、これからの建設業界のキーワードになりそうですね。

 

 

 

 

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