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ここまで進化した!防犯の画像解析

最近は防犯カメラも非常に進化してきました。
息苦しいようにも感じますが、それも時代の流れではないでしょうか。都会ではとくに、非婚化が進み、単身者が増えています。さらに、核家族化はますます進行し、隣近所とのつきあいはほぼないのが現状です。

そんななか、凶悪犯罪や児童・障害者への加害なども起きています。そして、何より自分の身と家族の安全、そして財産を守るためにも、防犯カメラは必須な時代に入りました。

そこで、防犯の画像解析が気になりますよね。いま、最新の画像解析技術と防犯カメラはどこまで進んでいるのでしょうか。

 

 

ドローンによる防犯監視と画像解析

 

ドローンは最近登場したガジェットですが、規制もあります。しかし、ルールを守ってしっかり申請すれば、飛ばせるところも多くなっています。そこで、ドローンを使った防犯画像解析システムが、総合ビルメンテナンス会社やNTT東日本が連携して、開発されています。

ドローンでの画像というと、ミニカメラで解像度が悪いとお思いではないでしょうか。ドローンがチープだったのはちょっと前の話で、最近は小型化した上に、高性能カメラを備えています。墜落して壊れるリスクはあるものの、人を雇って見回りをさせるよりもはるかにドローンで防犯したほうが良いのです。

そして、サーバが画像解析を行って、不審者の検出を行います。夜間のオフィスをドローンが飛行し、未確認の動きがあったら、ただちにサポートセンターに連絡し、そこではじめてスタッフがかけつけるという仕組みです。

人が巡回するよりも、いざというときのかけつけ速度は遅くなりますが、それでも画像解析によって人件費が大幅にカットされるのです。それに、強盗などと準備なしに巡回中に対面することは、大変な危険を及ぼします。よって、ドローンで撮影し続け、画像解析で検知したほうが、重大な事件事故を予防しやすいのではないでしょうか。

やはり必要は発明の母といいますように、人手不足で人材難である現在だからこそ、セキュリティ業界のイノベーションが進みつつあるのではないでしょうか。

 

 

犯人を見分けるにはまず骨格から

 

防犯の画像解析はどこまで進んでいるのでしょか。よくTVドラマなどでは、コンピュータが防犯カメラの画像のなかから、犯人らしき人物をピックし、クローズアップした画像を人間が目で見て、「これは犯人だ!」と言っていますよね。そして、一般の人のイメージも同じではないかと思われます。

しかし実際は、画像をクローズアップするということはしません。なぜなら、画像が精微になるということは、膨大なデータをつねに録画し続けなければならないからです。よって、画像をクローズアップするのではなく、実際にはノイズを除去します。骨格を調べて、犯人と思しき人の写真と、防犯画像を骨格レベルで判定します。

そして、最後に、先程いったようにノイズをとった画像を浮かび上がらせ、実際の照合にはいるというわけです。

これは実際に犯罪が起こったあとの例になりますが、防犯としての用途も考えられます。不審者や元犯罪者・性犯罪者が子どもたちに近づかないよう、公園や学校の通学路などにカメラを設置するということもできますし、画像解析の技術は非常に大切なものです。

 

 

人手不足でなおかつ人力で何事もしてしまいがちな日本人ですが、プログラムとイノベーションとアイデアで、新しく防犯技術が進歩しつつあります。防犯カメラの画像解析は、人力ではデータが膨大すぎてできない点なので、積極的な研究が必要です。国の研究機関もここに乗り出しており、この分野での発展が期待されます。徐々に徐々に、私たちを守ってくれる技術が発展しているのです。

 

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