1. TOP
  2. ブログ
  3. デザインで重要視され始めている白銀比ってなに?

デザインで重要視され始めている白銀比ってなに?

黄金比という言葉は、デザインをされている人なら一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

黄金比をひとことで簡単にいうと、人間が好むデザインの比率のことです。

そして、実は黄金比の他にも白銀比や青銅比といった比率があります。黄金比が一般的にデザイン上、最良の比率だと考えられていましたが、最近、白銀比に注目が集まっています。

▽デザインに関する記事はこちら

海外Webデザインに学べ!これからのトレンドデザイン

デザインを学ぶ前にUI/UXについて調べてみよう

 

 

黄金比とはどんなもの

 

白銀比の説明をする前に、黄金比について説明しましょう。

黄金比とは、長方形の短い辺を1とすると長い辺の長さがおよそ1.6(正確には1:(1+√5) / 2)という縦横の比率に収まるデザインが、人間が最も美しいと感じる比率だと言われているものです。

黄金比でデザインされているものは、例えばレオナルド・ダヴィンチの「モナリザ」や、ミロのヴィーナス像と言った美術品から、もっと身近な例ではトランプのカードやクレジットカード、名刺と言ったものが黄金比の比率でデザインされています。

また、黄金比は自然にも存在していることが知られています。オウムガイの貝殻の螺旋形状やひまわりの種、台風の渦なども黄金比の比率になっています。

 

 

白銀比は日本発の日本人好みの比率

 

白銀比は、日本発祥のデザイン比率だといわれています。

白銀比はもともと日本の建築に用いられていた比率で、一本の木からいかに無駄なく柱を切り出せるかという考えから始まったものだそうです。

白銀比の比率は長方形の短い辺を1とすると、長い辺が1.41(正確には1:√2)の比率です。例えば、日本最古の寺院である法隆寺の本堂や五重の塔などに使われていることが知られていて、古くから日本人の生活の中にあり、親しまれている比率なのです。

そして、まだ新しい建築物である「スカイツリー」も白銀比を活用したデザインとなっています。(地上450mの『東京スカイツリー天望回廊』までとタワー全体の高さが1:1.4の関係)

私たちの普段の生活の中にも白銀比は存在しています。
例えば、A4やB5と言った用紙のサイズは実は白銀比です。

A4などのサイズは海外のものと考えている人も多いかもしれませんが、実は日本発祥の白銀比が基となっているのです。
紙のサイズは白銀比を利用することによって、A3を半分にするとA4になりA4の半分はA5と非常に合理的になっています。

 

 

白銀比が親しまれる理由はまだある

 

そのほかにも、意外なところに白銀比が使われていることをご存知でしょうか。

それは、アニメやグッズのキャラクターのデザインです。

例えば、サンリオのキティーちゃん、ドラえもん、アンパンマンなどの日本のキャラクターから、スヌーピーと言った海外のキャラクターまでもが白銀比を採用しています。

また、誰もが見たことのあるGoogleのトップページ(https://www.google.co.jp)のデザインも白銀比になっています。

 

 

黄金比だけでなく白銀比も活用しよう

 

このように、黄金比は世界的に認められているデザインの比率ですが、実は白銀比も日本だけではなく世界でも利用され始めているのです。

これまで、黄金比でしかデザインしたことがない人も、この機会に白銀比を使ったデザインを身に付けることによって、デザインを訴求するターゲットに合わせたデザインができるようになるはずです。

実際に、Webサイトのメニューやバナーに白銀比を利用したところコンバージョンが上がったという例もあるそうです。

また、実際にデザインを行う際に黄金比と白銀比を比べながら作成することができる無料のツール(RATIO : https://ratio.supercrowds.co)などもありますので、うまく活用して自身のデザインの幅を広げて見てはいかがでしょうか。

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP