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日本初RPAの資格!「RPA技術者検定」とは?

日本企業に続々と導入されているRPA。海外の有名なRPAツールを持つ会社も日本に拠点を置くようになり、RPAという言葉を耳にする頻度が多くなりつつありますが、RPAって何だろう?と疑問を持つ人もいると思います。

RPAとは

RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、“機械的なプロセスを自動化する“と直訳できますが、具体的なイメージを持てず混乱している人も少なくないのではないでしょうか。
RPAはホワイトカラーと呼ばれる事務系の決まりきったルーティンで行う業務を、パソコン上で動作するソフトウェアロボットに自動的に行ってもらう事を主としています。
そしてRPAは今日本で重要視されている働き方改革に大きく影響を与えるツールの1つとして考えられています。

RPAの詳しい内容については、過去の記事で紹介しているのでこちらからご覧ください。

そんなRPAですが、日本国内では近年ツールが多く発表されており、RPAを使用しロボットの作成が行える技術者が必要となってくることが予想できます。そこで技術レベルの差別化として必要になってくるのがRPA技術についての資格です。現状日本で発表されているRPAに関する主要な資格は1つです。
それは株式会社NTTデータが2018年4月ごろから実施している「RPA技術者検定」という資格です。

RPA技術者検定とは

NTTデータが2018年4月ごろからRPAツール「WinActor」の技術検定サービス「RPA技術者検定」を開始しました。
RPA技術者検定は「アソシエイト」「エキスパート」「プロフェッショナル」という名称で、技術レベルによって3段階に分かれています。
これにより受験者は、自分のRPA技術をアピールする指標となり資格合格という目標ができます。企業としては各レベルの技術者の数を公表することで、自社がRPAの技術をどのくらい有しているか市場に対してブランディングすることが可能となります。

それでは、それぞれどのような資格なのか見てみましょう。
以下に紹介する試験内容については、公式サイトにも記載されている内容が多く含まれております。

RPA技術者検定「アソシエイト」とは

試験形式 選択問題
問題数 50問
試験時間 60分
受験資格 なし
受験料 6,500円
試験会場 CBT試験会場
試験頻度 随時
受験対象 「WinActorの基本的知識を有している方」
「WinActorでシナリオ作成経験のある方」
「WinActorの基本知識を体系的に学びたい方」
合格基準 原則として、正答率7割以上。問題の難易度等により変動する場合あり。
合格率 60~70%

RPA技術者検定の中で最も難易度の優しい資格となります。
試験自体は頻繁に受験することが可能で、選択問題ということから比較的取得しやすいのではないでしょうか。

RPA技術者検定「エキスパート」とは

試験形式 実技試験
問題数 4問
試験時間 120分
受験資格 なし
受験料 15,000円
試験会場 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
試験頻度 4回/年
受験対象 「WinActorの機能について深く理解し、実際にWinActorを業務上の改善ツールとして活用経験のある方」
「WinActorのシナリオ変更やトラブル対応など運用保守、システム管理経験のある方」
合格基準 原則として、正答率6割以上。問題の難易度等により変動する場合あり。
合格率 50~60%

RPA技術者検定の中では、中間の難易度の資格です。
「アソシエイト」とは違い実際にWinActorを使用した実技試験となります。
個人的にWinActorを使用しているという人は限りなく少ないと思うので、どうしても企業でWinActorの知識を身に着けた方でないと取得するのは難しそうです。

RPA技術者検定「プロフェッショナル」とは

こちらは2018年10月24日時点では公開されてはいないようです。
公式サイトを見てみると「準備中」と記載されていました。

RPA技術者検定「入門講座」とは

RPA技術者検定には前述した3つのレベル以外に「入門講座」というものが存在します。
これはWinActorの基本的な事を知りたいという方に向けた無料講座となっています。
WEBから申し込みを行うと、メールが届くので、記載してあるURLへアクセスすると動画講座が受講できます。動画講座を全て見終わったら全20問4択の確認テストを受けて講座終了となります。最後の確認テストは制限時間が無く、合格基準は8割以上、合格率は80%となっております。みごとテストに合格した際には修了証書を貰うことが出来ます。ちなみに確認テストは1度落ちても何度もチャレンジすることが可能です。

試験対策・教材について

前述したとおり、RPA技術者検定は今年から始まった資格となるので、今のところ教材などの発売はされておりません。WinActorは日本RPAの代名詞となることを狙っていると思うので、今後教材などの出版もされていくと思います。

まとめ

今回はRPA技術者検定についてお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだ新しい資格という事で、勉強方法が難しいかもしれませんが、これからもRPAの進展が見込まれる日本において、この資格を習得しておいて損はないと思います。

▽RPAとAIの違いについてはこちら

AIとRPAの違いは把握しておくべき

▽RPAの導入体験記はこちら

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