代表的なノートアプリを完全比較 Google keep、Evernote、One noteの特徴と違いのまとめ


長文の原稿作成やプレゼン資料を作るとき、あるいは何らかの目的で資料を収集しまとめる際に便利なのがノートアプリです。定番だったのはEvernoteですが、端末制限が課されたため、Evernoteに変わるアプリに切り替えているユーザーも多いのではないでしょうか。今回の記事では代表的なノートアプリの特徴をまとめてみました。

この記事を読むと以下のことがわかります。
・Evernoteが実現したシームレスな体験
・Evernoteの利用制限とその影響
・Evernoteの特徴 ~機能面では圧倒的な魅力~
・Google keepの特徴 ~Googleならではの特徴と軽快さ~
・One noteの特徴 ~オフィス利用者であればメリットを享受~

 

ノートアプリの登場と環境の変化

 

デスクトップでの作業が主流だった時代には、シンプルなエディターやメモ帳、スティッキーズなどを利用してテキストを主体とした情報の整理をするのが普通でした。しかし、情報が蓄積されてくると、ラベルなどを利用してカテゴリーに分類したり、柔軟な検索性が求められるようになって、機能的により高度なものが求められるようになってきます。

 

クラウドベースのサービスの登場

 

その後、ネットへの常時接続環境が普通になり、複数デバイスを利用するようになってからはデータをローカルではなくクラウド上に保持して、場所やデバイスを選ばず利用できるサービスが急速に普及してきます。こうした黎明期に登場したのがEvernoteであり、ローカルデータとクラウド上のデータがシームレスに同期し、違いを意識せず利用できることに衝撃を受けた覚えがあります。Dropboxも同じ思想に基づくアプリで、あっという間にファイル共有のスタンダードになりました。

 

多機能かつシームレスなデータ連携でメモアプリのスタンダードへ

 

また、収集・整理するデータの種類についても画像やPDF、音声データなど多様なファイル形式への対応や、ネット上の情報をそのままの形でキープする機能などが実現されていきました。こうした非常に多くの機能を持ち、複数デバイスでシームレスに利用できるEvernoteはメモアプリのディファクトスタンダードというべき位置を確保してきました。競合するサービスやアプリはあったものの、事実上Evernote一択という感じではなかったでしょうか。

 

デバイス制限でフリーでの利用に制約が

 

しかし、Evernoteはフリー版と有償版の区別を明確につけるためか、2016年になって無料で利用できるデバイスの数を2台に制限する変更が実施されます。デスクトップ・ノートPC・タブレット・スマホなど多くのデバイスを利用するのが普通になってきたユーザーにとって、2台という制限はかなり厳しく、Evernoteから他のノートアプリへの移行を考える契機にもなりました。

ユーザーの利用環境の変化とEvernoteの登場を簡単に振り返ったところで、今回の記事では2018年時点での代表的なメモアプリ3つを比較して、その特徴についてまとめてみましょう。

 

機能面ではEvernoteが圧倒的

 

さすがにノートアプリとして多くのユーザーを持ち、それに特化したサービスを展開しているだけあって機能面ではEvernoteが他を圧倒しています。ファイルやPDFの添付、画像や音声データの入力など豊富なコンテンツを記録することができます。WEBクリップではWEBのデータそのものを保持しますので、該当するページがなくなってしまってもEvernote上には保存時点での情報が残るという特徴があるのも便利な点です。

 

大量の情報でも収集・整理・検索が容易

 

3階層のグループ分けが可能で、タグで分類することもできますので大量の情報を効率よく整理し、アクセスしやすい形で保存することが可能です。メモアプリの用途としては、何かの資料作成のための情報収集ですから、整理しやすいこと、検索が容易なことは非常に重要な要素です。実際、Evernoteにできなくて他のアプリにできることが圧倒的に少ないので、機能を重視する方にとってはEvernote一択かもしれません。

 

ネックはデバイス制限と月間アップロード制限

 

前述した通り、2016年からフリーで利用できるデバイスに制限がかかりました。2台までという制限は現実問題としてかなりのネックになってしまいます。これを契機に他のアプリに乗り換えたユーザーも多いようですね。PC・スマホ・タブレットなどを使いこなすビジネスユースにおいて端末制限は作業効率アップに大きな影響がある部分です。せめて3台まで利用できれば、と思うのは筆者だけではないはずです。

 

Webクリップだけでもアップロード上限に

 

豊富なコンテンツを大量に収集・保存する場合においては月間アップロード制限も大きなネックです。筆者の場合、資料収集目的のWEBクリップだけで月間制限に引っかかってしまったことがあります。単なるリンクだけでなく、WEBのデータそのものをクリップする形式なので、保存されるデータ量も多くなりがちでフリーで使える容量はすぐに使い切ってしまいました。

 

軽快で必要不可欠な機能があるGoogle keep

 

Evernoteに変わるサービスとして注目されているのがGoogle keepです。機能としてはEvernoteほどではないですが、軽快に利用でき、優れたUIと視認性が高いデザインで使いやすさという面では十分な性能を実現しています。

 

常時オンライン利用が前提のサービス

 

Evernoteとの大きな違いとしては、デスクトップアプリがありませんので常時ネット接続環境での利用を前提としているところです。Evernoteのようにローカルで保存したデータがオンライン接続時に自動で同期する、といったことができません。Webブラウザベースで利用しますので、「ブラウザを閉じずにいれば、ネット接続時にデータが反映される」といった裏技的なことはできますが、そういった所に気を使わなくてはいけないという時点で利便性としては劣ると言わざるをえません。

 

必要十分な機能があり、メモアプリとしては十分な性能

 

このようにローカルとクラウドを意識せずシームレスにデータの共有ができる、という点だけはEvernoteに優位性がありますが、それ以外の機能面では必要十分な性能を実現しています。Webクリップがリンクだけであったり、ファイルを添付したメモの保存ができなかったりと高機能なEvernoteに比べれば、という部分はありますが資料の収集・整理目的であれば十分な水準は持っています。ファイルなどはGoogle Driveに保存すればいいですし、Webの実データで必要なものは個別にコピーペーストして保存することも可能です。

 

Googleならではの機能が意外に便利

 

一方、Googleならではという特徴も持っています。音声データをテキストデータ化することも可能で、その精度はさすがGoogleという水準です。実際に利用するとその便利さに驚きます。また、場所に連携したリマインダーの設定が可能なのもGoogleの特徴です。メモアプリの用途として、リマインダーやToDo管理として利用する方も多いと思いますが、時刻だけでなく「その場所に行ったら通知する」という形でのリマインダーはうまく利用すると非常に便利なのではないでしょうか。

 

容量無制限が最大のメリット

 

実際に利用する際に、最もメリットを感じることができる部分としては容量無制限という点です。画像・音声など制限を一切気にすることなくガンガン保存して使えるというのはさすがGoogleですね。Googleが推進しているマテリアルデザインでユーザーが直感的に操作できるUIは、Google DriveやGmailを利用したことがある方にとって親和性が高く、すぐに使えるということもプラス評価です。

常時ネット接続環境での利用を前提としているという点については、Googleの他のサービスでも概ね共通する部分ですし、現在ではそれほど大きなネックとはならないでしょう。Evernoteのフリー版を利用している方の場合、機能面を若干犠牲にしても容量制限がないGoogle keepは十分に乗り換える理由になると思います。

 

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特殊なUIのOne noteはWinユーザーならありか?

 

Macユーザーである筆者にとって、One noteのUIは独特で軽快に操作するにはやや苦労する感じが否めません。一般的なWebサービスと比べても決して洗練されているとは言えないUIですので、慣れるまでは少々使いにくさを感じてしまうのではないでしょうか。こうしたアプリにとって、あまり考えることなしに軽快に使えることは非常に重要な要素ですので、その点でややマイナス評価をつけざるをえません。

 

オフィス系アプリとの連携ではOne noteが優位

 

オフィス系アプリとの連携についてはOne noteに優位性がありそうです。One noteのメモをToDoとしてOutlookのタスクと連携する、などの機能を実現することができます。ただし、こうした特徴についてもそもそもGoogle keepであれば単体でリマインダーやToDoの機能を実現できますので、わざわざOutlookと連携しなくても、、という部分ではあります。普段利用しているメインアプリがオフィス系で、そこへのデータ連携が便利というユーザーに限っては有効な機能と言えるでしょう。

このように、One noteの場合マイクロソフトが提供するアプリを主体として利用し、そこでの連携機能を重視するユーザーにとっては便利な面が特徴としてありますが、それにこだわらないユーザーにとってはあまり関係ありません。他にも、Word由来の多彩な文章装飾が可能という点も特徴としてあげられますが、メモアプリにそこまでの機能を求めるユーザーがどれぐらいいるか疑問です。Evernoteを手本として高機能化したものの、オフィス連携が縛りとなって、やや残念な仕上がりになっているサービスというのは言い過ぎでしょうか。

 

まとめ

 

高機能が必須で使用制限を気にせず使いたい方は有償版のEvernote、制限内で十分利用できる方ならフリー版のEvernoteかもしくはGoogle keepへの移行。Googleの各サービスを日常的に利用している方であれば、Google keepが親和性が高くおすすめで、オフィス関連の利用者で連携が容易である方が便利という場合はOne noteという感じでしょうか。
今回は3つの代表的なアプリについて比較しましたが、スマホ標準のメモアプリで十分という方も結構いるはずです。それぞれの目的に合わせて、便利に利用できる組み合わせを考えてみると良いのではないでしょうか。

 

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