iPhoneでGoogle Play(グーグルプレイ)は使用できる?使用可否や方法を解説
Google Play(グーグルプレイ)は、Android端末で各種アプリをダウンロードできるプラットフォームです。
もともとAndroidのスマートフォンを使用していたけれど、iPhoneに機種変更したら遊んでいたゲームやアプリが使用できなくなった、などの思いをしたことはないでしょうか?
そこで本記事では、iPhoneでGoogle Playが使用できるかなどを解説します。
この記事を読めば以下のことがわかります。
1.Google Play(グーグルプレイ)とは
2.iPhoneで使用できるGoogle Play(グーグルプレイ)
3.iPhoneでGoogle Play(グーグルプレイ)を使用する方法
4.iPhoneでGoogle Play(グーグルプレイ)を使用する際の注意点
Google Play(グーグルプレイ)とは?iPhoneで使用できる?
Google Play(グーグルプレイ)とは、正式にはGoogle Play Store(グーグルプレイストア)のことです。Google社が提供するアプリダウンロードのプラットフォームで、Androidスマートフォンやタブレット、パソコン上で利用できます。
190 か国以上の 25 億人のユーザーが毎月 Google Play を利用しているそうです。※1
Google Playは、iPhoneやiPadでは使用できません。iPhoneやiPadは、「App Store(アプストア)」と呼ばれるアプリダウンロードのプラットフォームが存在するからです。
しかし、Google Playのみでダウンロードできるアプリも多くあり、「以前Android端末で利用していたアプリをiPhoneでも使いたい」「Google PlayにしかないアプリをiPhoneで利用したい」と思われる方も多いのではないでしょうか?
残念ながら、現状Google PlayをiPhoneで安全に使用できる方法はありません。
セキュリティ上のリスクを冒さないとiPhoneでGoogle Playは利用できないのです。
iPhoneで使えるGoogle Play(グーグルプレイ)
iPhoneでは、アプリダウンロードのプラットフォームであるGoogle Playは安全に使用できません。
しかし、「Google TV」「Google Play ブックス」の2つのGoogle Play系アプリは利用できます。
※以前は「Google Play ムービー& TV」も利用可能でしたが、2024年1月17日にサービス提供を終了しました。
それぞれどのようなアプリか解説します。
Google TV
Google TVは、スマートテレビ向けプラットフォームです。NetflixやYouTubeなどのストリーミングサービスがこのアプリ1つに集約されるため、個別にアプリをわざわざ立ち上げる必要がありません。
また、視聴履歴から予測したおすすめの作品などを複数のストリーミングサービスから提案してくれるため、豊富な数の中から自分好みの作品を探せるでしょう。
Google TVに集約されるストリーミングプラットフォームは主に下記です。現在10,000以上のアプリにアクセスできるそうです。※2
・Netflix
・Disney+
・Prime Video
・YouTube
・Apple TV
・DAZN
・Spotify など
Google Play ブックス
Google Play ブックスは、マンガ、ライトノベル、電子書籍、オーディオブックを購入して楽しめるアプリです。
ただし、iPhoneではアプリ上での購入ができません。Google ChromeやSafariなどのWebブラウザから購入し、アプリ上で読むこととなりますので注意しましょう。
どうしてもiPhoneでGoogle Play(グーグルプレイ)を使いたい場合の対処法
iPhoneでGoogle Playを使う方法は、ないことはありません。しかし、セキュリティ上危険とされており、推奨しません。
本章ではセキュリティ上危険とされている理由や手順を紹介します。
iPhoneでGoogle Playを使う方法
iPhoneでGoogle Playを使うには、下記のステップが必要です。
1.iPhoneを「脱獄」させる
2.脱獄させたiPhoneにiOS用のAndroidエミュレータをダウンロードし、インストールする。
3.インストールしたエミュレータを使いGoogle Playをダウンロードする。
エミュレータとは、特定のハードウェアやOS向けに開発されたソフトウェアを、本来の仕様とは異なる動作環境で擬似的に実行させるためのソフトウェアやハードウェアのことです。※3
iPhoneでGoogle Playを使う方法は簡単なステップではありますが、危険が伴いますので、ここでは詳細な手順は説明しません。
iPhoneでGoogle Playを使うのが危険な理由
iPhoneでGoogle Playを使うには、ステップ1でiPhoneを「脱獄」させる必要があります。
「脱獄」とは、本来iPhoneでは使えないはずのアプリやソフトを使用可能にすることを指します。ネット上で配布されている脱獄ソフトをインストールし、脱獄させます。
Android向けアプリをダウンロードできるほか、壁紙などのカスタマイズやカメラシャッター音の無効化ができるようになるのです。
iPhoneの開発・発売元であるApple社は、同社が認定しているアプリ開発などの場合を除き、原則的にiOSの「脱獄」を認めていません。
その理由は主に下記です。
・セキュリティ上危険である
・保証の対象外となる
・動作が不安定になる
セキュリティ上危険である
まずなんといっても、「脱獄」はセキュリティ上危険です。
App Storeで配信されるアプリはApple社の厳しい審査を通過しており、セキュリティリスクは低いと言われています。
しかし、脱獄させAppleの認めていないエミュレータをダウンロード・インストールするとセキュリティリスクは高くなるでしょう。
中にはエミュレータそのものにウイルスが潜んでいたり、エミュレータのセキュリティ上の脆弱性を狙い、ウイルスが侵入する可能性があります。
今や1台あれば買い物も銀行の取引もすべてでき、犯罪者からとってみれば個人情報の宝庫であるiPhone。その大切なiPhoneがウイルスに侵されると、個人情報が流出し、多額の被害やプライバシーの侵害につながる恐れがあります。
保証の対象外となる
当然ながら、「脱獄」したiPhoneはApple保証対象外となります。保証期間内であっても、修理や交換のサービスは受けられません。
仮に対応してくれたとしても、高額な費用がかかる可能性が高いです。トラブル時のサポートも受けられないため、自力で解決するしかなくなります。
動作が不安定になる
「脱獄」を行った場合、製造元であるAppleが予期していない仕様に変わるため、動作が不安定になります。
下記はその一部の例です。
・全く動作しなくなる
脱獄に失敗したり、危険な脱獄アプリをインストールすると、全く動作しなくなります。再起動も不可能となるので、初期状態に戻すこともできなくなります。
・動作が重くなる
特定のアプリや動作の速度が遅くなる可能性があります。
・バッテリーの消耗が激しくなる
Appleの予期していない仕様変更やアプリ起動、バックグラウンド処理により、バッテリーの消耗が通常より激しくなります。
・リンゴループが起こる
iPhone起動時に表示されるApple社のロゴであるリンゴマーク画面のままフリーズし、起動できなくなります。
このように、「脱獄」するリスクは非常に高いです。ご自身の個人情報を守り、端末を不便なく使うためにも、脱獄は避けたほうが良いと言えるでしょう。
まとめ
今回は、iPhoneでGoogle Play(グーグルプレイ)は使用できないこと、使用できるよう無理やりカスタマイズするのは危険性が高いことを紹介しました。
もしどうしてもGoogle Playをスマートフォンで使用したい場合は、Android端末を用意し、正規の手順で安全に使用しましょう。
建築・土木業向け BIM/CIMの導入方法から活用までがトータルで理解できる ホワイトペーパー配布中!
❶BIM/CIMの概要と重要性
❷BIM/CIM導入までの流れ
❸BIM/CIM導入でよくある失敗と課題
❹BIM活用を進めるためのポイント
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
※1:Google Play 10 年のお祝いを、皆さんと共に|Google
https://android-developers-jp.googleblog.com/2022/07/play10th.html
※2:Google TV|Google
※3:エミュレーター|大塚商会
https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/words/emulator.html