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知らないと時代遅れ⁉2020年から導入される5Gとは

現在の日本はほとんどの方がスマートフォンを持ち、その端末からインターネットへアクセスできる時代です。皆さんも「4G(LTE)」という言葉は馴染み深いのではないのでしょうか?

この「4G」の次に来るモバイルの通信規格が「5G」と呼ばれるものです。意外とこの「5G」について知らない人が多いのではないでしょうか?

5Gと4Gの違い

よく言われる5Gの特徴としては「多数端末の同時接続通信」や「高速・大容量通信」「低遅延通信」といったものがあります。従来の4Gのままでは現在世界中に拡大している「IoT」と「VR」といった新デバイスの登場によるデータ量の増加に耐え切れなくなり、パンクしてしまうことが考えられます。しかし5Gはこれを解決してしまいます。4Gとは比べ物にならないほどの通信速度であると発表されているからです!では具体的にどれくらい早くなるのでしょうか?

5Gの通信速度

5Gは4G規格と比べて、最大で約1000倍早くなると期待されています。例えば4Gのモバイル端末で高画質の動画等をダウンロードしようとした際に6分間を要していたとしたら、5Gではこれが30秒で完了するということです。もうスマホが遅くて。。。なんて感覚はなくなってしまうかもしれませんね!

遅延は10分1になる?

勿論違いは通信速度だけではありません、現在のモバイル端末ではどうしても容量の重い通信を行おうとすると遅延が発生してしまいます。特に遠隔の通信等は現在の通信規格では大きな遅延が起こってしまいます。ですが5Gではこの遅延が無線区間において大幅に縮まるとアナウンスされました。その差はなんと10分の1だそうです!今まで不可能であった遠隔手術や大量のIoT製品の同時接続も可能になりますね!

以下の動画は2018年にアメリカ合衆国カリフォルニア州で行われた、MWCA(Mobile World Congress Americas)の動画です。これは板の端にアームが取り付けられており、センサーによって板の上に載った球体の情報を取得し、計算を行い、球体を静止させるシステムを4Gと5Gで比較した動画になっています。

こちらは4Gを用いた場合で、、

下の2つ目の動画が5Gを用いたものです。

最初の動作が4Gを用いたもので、その後に5Gに切り替えて静止させています。どうでしょうか?全く計算スピードが異なることが分かったと思います!ではこの5Gはいったいどういう仕組みなのでしょうか?

新たな採用されるネットワークスライシング技術

この5Gの特徴を可能にしている技術としてネットワークスライシング技術が挙げられます。「ネットワークスライシング」とは簡潔にいうとその言葉どおり「ネットワークを分割する技術」のことです。つまり、データ通信の使用用途によっておくるデータ単位を変えるということです。これにより、大容量のデータ通信を使う時はこの単位で、また遠隔操作のような高速送信が求められるケースでは高速送信用の単位で、といったように今までにはない多様的な使い方を可能にしてくれます。

5GによってVRは進歩する

5GはこれからのITの未来に大きな可能性を実現させてくれます。その中でも最も期待されているのはVR技術の進歩です。5Gの今までにない超高速、大容量かつ低遅延の通信接続が可能になれば、より高品質の仮想体験を可能になるでしょう。現在のVRにおいて問題とされている大容量データの受け渡しが5Gによってクリアされれば、高画質CGを瞬時に送りあうことができ、より高い没入感が再現できるようになります。またドコモが主催する「5G Tokyo Bay Summit」ではこのVR×5Gに焦点を当て、このマッチングによってもたらされる様々なコンテンツを発表していました。その中でも印象深かったのは、360度の視点での自由没入空間で人物をリアルタイムにCGとして合成出力する「Free ViewPoint Live」はVRの近未来のように感じました!

日本でもVRに対する需要は年々高まりを見せていますね。今後この5GによってVR、またIoT製品といった新たな技術の進歩によって新たなニーズも生み出されていき、数多くのコンテンツがうまれることが期待されます。これからのITの未来が楽しみですね。

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