「Autodesk forge + Unity」AR/VRでさらに加速するBIMの活用法とは


製造業において、BIMデータの活用はすでに浸透してきています。ですが、BIMデータをAR/VR化して活用する方法は、いまだ発展途上といえる分野です。今回は、Autodesk forgeで保存しているBIMデータを、Unityで利用することで加速しているAR/VRの開発環境を紹介します。製造業以外の業界でも加速しているBIMの活用法は無関係ではありませんので、どのような内容なのか是非ご一読ください。

この記事では以下の3つのことがわかります。
・「Autodesk forge + Unity」とは?
・BIMをAutodesk forgeとUnityでAR/VR化するとどうなる?
・「Autodesk forge + Unity」を利用するには

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「Autodesk forge + Unity」とは?

「Autodesk forge + Unity」とは、BIMに使われている様々なファイル形式を独自の形式に変換できるAutodesk forgeと、ゲーム開発やAR/VR開発に適したUnityを同時に使うことで、様々なBIMデータをAR/VR化する仕組みです。どのような活用方法なのか解説する前に、まずはAutodesk forgeとUnityそれぞれの特徴を紹介します。

Autodesk forge

Autodesk forgeは、様々なソフトで作られたCADデータや管理情報などのファイルをクラウド上にまとめて、同一のファイル形式にできるプラットフォームです。さらに、Revitなどの専用ソフトをもっていない人でもWebブラウザを通して自由にアクセスできることから、物づくりにBIMを活用している方の注目を集めています。Autodesk forgeを使えば、ネットさえ繋がっている環境であれば容易にBIMデータにアクセスでき、自分の業務に必要なデータだけを抜き出して管理することも低コストで実現可能です。

Unity

Unityは、2D/3Dのゲームを手軽に開発できるゲームエンジンです。Unityで開発したゲームは様々な機器で利用できるメリットがあります。Windows・Mac・Linux・iOS・Android・PlayStation 3/4・Xbox 360・Wii Uなどのマルチプラットフォームに対応し、Hololens・OculusなどのVR機器でも多く使われている開発環境です。

Autodesk forgeでは「Forge VR/AR Toolkit」を使って、forge専用のファイル形式で保存したBIMデータをUnityの開発環境下でも動作するように受け渡すことが可能です。つまり「Autodesk forge + Unity」を使えば、Autodesk forgeで保存したBIMデータを、Unityを介して様々な機器で操作できるようになります。

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BIMをAutodesk forgeとUnityでAR/VR化するとどうなる?

Autodesk forgeのBIMデータをAR/VR化することで得られるメリットは様々です。例えば、建築物や工業製品などを製作する前の段階で、クライアントへプレゼンテーションを行う際にはVR化が非常に有効です。BIMをVR化すれば、内装などの色やデザイン、質感などをある程度自由に変更して、仮想空間で体験してもらうことが可能です。その結果、クライアントが完成図を想像しやすくなり、意思の疎通がより容易になります。

また、実際に施工を行う段階ではAR化を行うことで、現場の進捗管理や手順の確認、間違いの発見などに役に立ちます。実際の現場の動画に仮想のARを重ねれば、BIMの取り扱いにあまり詳しくない施工管理者などもBIMモデルを活用して説明することが可能です。

さらに、Autodesk forgeのBIMデータをUnityに受け渡すことで、AR/VR化された製品に様々な機器でアクセスできるようになります。そうすることで、製造業に関わっている方以外も、BIMデータを活用できる場面が広がる可能性が大いにあります。

UnityにBIMデータを渡すということ

これまでも製造業において、BIMのAR/VR化は確認コストを削減し、業務を効率化することに役に立ってきました。ですがそれだけではありません。Autodesk forge + Unityの仕組みを使えば、BIMデータをゲーム開発の環境に容易に挿入できるようになります。そのため、物づくり以外のサービスにおいても、正確なBIMデータを活用できる仕組みのアイディアや開発が加速してきています。

BIMには製造に関わる様々なデータが詰まっており、データの中には施工が終わった後でも利用できるものが多く含まれています。せっかく製造の段階でBIMデータを作成するならば、その後のメンテナンスやその他のサービスでもBIMを利用しない手はありません。

ですが、施工後の管理やその他のサービスなどには製造業以外の企業が関わることも多く、製造に特化したAutodesk forgeのプラットフォームではアクセス方法の多様性が確保できない問題があります。そのような場面では、Autodesk forge + Unityを使ってBIMデータの必要な情報だけをUnityに受け渡すことで、様々な業界でゲーム感覚でBIMを活用できるソフトウェアが開発できます。

「Autodesk forge + Unity」を利用するには

UnityでAutodesk forgeのBIMデータを活用するには、Autodesk forgeに「ARVR-Toolkit Unity Package」をダウンロードした上で、Unityのソフトウェア上でデータを呼び出す必要があります。具体的には、Autodesk forgeでクラウド上に保存したBIMデータ、Unity、ARVR-Toolkit Unity Packageが揃っていれば、BIMデータをUnity上で操作できる環境が作成可能です。

Unityで開発できるVR環境につきましては、下記の記事にまとめておりますのであわせてご一読ください。

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AR/VR環境は、製品が手元になくとも仮想現実のなかで製品を体験できることから、様々な業界で確認コスト削減のためアイディアの募集や開発が進んでいます。例えば、商品を販促する際の利用はもちろんのこと、エンターテイメントや医療などの分野でも積極的に取り入れられています。製造業界に関しても、実際のBIMデータのVR環境下を利用して、新人教育などでトレーニングする仕組みなどが検討されている最中です。

Autodesk forgeの正確なBIMデータをそのまま操作できる多様なソフトウェアが開発されれば、近い将来には、AR/VR環境のなかで一部の部品を組み立てるのが、実際の施工作業になる未来も遠くありません。現段階では想像しかできませんが、AR/VRの開発は、BIMを活用することによって大きく加速しているのは事実です。

まとめ

AR/VR環境で加速しているBIMの活用法について、「Autodesk forge + Unity」を取り上げながら紹介しました。

Autodesk forgeは、様々なファイル形式で作られたデータをクラウド上にまとめて、Webブラウザを通して容易にBIMにアクセスできる優れたプラットフォームです。さらに、Unityを同時に利用することで、AR/VR環境が利用できる様々な機器でもアクセスできるようになります。

製品の正確な図面やデータをまとめたBIMに、AR/VRを通して容易にアクセスできる環境というのは、製造を越えた様々な業界でBIMモデルの活用が加速することに繋がります。製造業以外の業界においても、BIMデータが必要不可欠になる時代がすでにそこまで来ています。BIMを活用して提供できるAR/VRサービスのアイディアだけあれば、実現は容易な時代になりました。

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Autodesk forgeで出来る事と活用例

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