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トヨタ「KINTO」全国展開、車もサブスクリプションで乗る時代

NetflixにAmazonPrime、Spotifyなど近年はサブスクリプション型のサービスが急激な成長を見せています。先日LINEスタンプのサブスクサービスが始まったのも記憶に新しいところですが、実は日常の移動に欠かせない「車」のサブスクサービスも始まっているんです。

この記事では以下の3つのことがわかります。
①トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」の概要
②KINTOで使える車種、料金
③KINTO以外にも車のサブスクサービスはあるのか

トヨタが愛車サブスクリプションサービス「KINTO」を開始

2019年7月、トヨタは毎月定額でトヨタブランド車に乗れる愛車サブスクリプションサービス「KINTO」の全国展開を開始しました。
KINTOは3年間1台のトヨタ車を愛車として利用できる「KINTO ONE」と3年間で6種類のレクサス車を乗り継ぐことができる「KINTO SELECRT」の2種類にわかれており、今回全国展開が開始されるのは「KINTO ONE」の方。
東京都内でトライアルサービスが行われていた「KINTO SELECT」に関しても全国31都道府県にサービス対象地域が拡大されます。

KINTOはあれこれコミコミの月額定額サービス

KINTOはサブスク型のサービスなので毎月一定額を支払って車を利用します。車のリースと近いイメージですね。
注目したいのはこの月額利用料には車体価格だけでなく、登録諸費用、自動車税、任意保険、さらに定期メンテナンス費用と、車の維持にかかるほとんどの費用が含まれているという点。
車を購入すると車体代の他に税金や保険料など様々な維持費があとから発生してきますが、KINTOの場合追加でかかるのは駐車場代と燃料代、洗車代くらいというわけです。

KINTOで利用できる車の種類は?

KINTOで納車される車はすべて新車です。
ここではどんな種類の車が利用できるのかご紹介していきます。(2019年8月1日現在、価格表示は税別)

「KINTO ONE」で利用できる車種・月額料金

KINTO ONEでは以下の車種から1台を選び、3年間乗ることができます。

・アクア 月額39,500円〜
・プリウス 月額46,100円〜
・クラウン 月額87,000円〜
・ヴェルファイア 月額75,000円〜
・アルファード 月額79,000円〜

「KINTO SELECT」で利用できる車種・月額料金

KINTO SELECTは3年間で6種類のレクサス車を6ヶ月ごとに乗り継ぐことができるサービスです。そのため車種ごとの料金設定というものはなく、月額料金は180,000円で固定となっています。
乗り継ぎできる6車種は以下の通りです。

・ES300h version L
・IS300h F SPORT
・RC300h F SPORT
・UX250h F SPORT
・RX450h version L
・NX300h F SPORT

注意点としては6車種を乗り継ぎ「してもよい」のではなく、「しなければならない」点。気に入った1車種を3年間乗り続けるということはできず、6ヶ月ごとにまだ乗っていない車種の中からどの車種に乗り継ぐかを選ぶ必要があります。もちろん乗り継ぎの際に納車されるのも新車のレクサスとなっています。

KINTOのメリットは?

初期投資を安く済ませられる

新車の購入でローンを組む際は頭金を用意するケースが多く、初期投資としてある程度まとまった金額が必要となります。しかしKINTOの場合は一定月額以外の費用は不要なので、初期投資を抑えて新車を手に入れることが可能です。

コミコミだから費用が明確、手間いらず

新車を購入すると登録のための費用や、任意保険加入のための保険料、自動車税など色々な維持費がかかってきます。なんとか車体代を払う算段はつけたものの、あとから維持費が思ったよりかかることに気づき青ざめる、なんてこともありえます。

KINTOの場合は登録費用、任意保険の保険料、自動車税などもろもろの維持費込みの月額設定となっているので将来かかる費用がとても明確。また手続き等の手間を省くことも可能です。
今後発生する費用が明確にわかっているというのはライフプランを立てていく上でも助かりますよね。

新車がWEBで手に入る

新車購入といえば販売店に出向き車種やカラーを選び、営業担当と価格交渉やオプションの選定をし、という流れを踏むのが一般的。
しかしKINTO ONEであればWEBだけで申し込みを完結させることが可能です(販売店での契約も可)。新車選びのために販売店に出向くのをなんとなく重荷に感じている方にとってこれは朗報かもしれません。
なおKINTO SELECTに関しては取り扱いのあるレクサス販売店にて申し込む必要があります。

KINTOの注意点は?

走行距離制限あり

月間走行距離1,500km×利用月数の走行距離制限があり、超過した場合は追加料金が発生します。(3年利用の場合54,000km、KINTO SELECTの場合は半年ごとに車種変更をするため1車種ごとに9,000km)
ただし、月単位で1,500kmを超えていても最終的に走行距離の合計が制限を超えていなければ追加料金は発生しません。

申し込んだら原則3年間は継続

サブスクリプション型のサービスというと、試しに申し込んでみて気に入らなかったら気軽に解約、解約時にもそれまで支払った月額料金以外の費用は発生しないというイメージを持っている人が多いでしょう。
しかしKINTOの場合、申し込むと3年間の利用継続が基本となります。6ヶ月ごとの更新月に契約を早期終了することもできますが、契約期間に応じて追加精算金(最大月額定額の5ヶ月分)が発生します。

コストパフォーマンスはライフスタイル次第

KINTOは初期費用が安く済む、費用がコミコミで明確などのメリットがある一方、最終的に支払う総額を考慮すると得する人、損する人は分かれそうです。
技術の発展にともない車の寿命も延びており、新車を購入して長く利用する場合と比べると3年間払い切りで契約終了後は車を返却するKINTOが割高になることは否めません。

一方通常の新車購入に比べKINTOがコスト面で優れている点もあります。
例えば任意保険の保険料。通常保険料は若い人ほど高く、年配の方ほど下がっていく傾向にありますが、KINTOの場合保険料は月額に組み込まれており年齢を問わず一定です。つまり若年層のドライバーがKINTOを利用する場合、保険料の面で実質優遇されているということになります。

また新車を購入して長く利用する場合と比べると割高と述べましたが、それはあくまで同じ車種を利用する場合。ライフステージの変化に伴って車種を定期的に変えていきたいドライバーにとっては、3年間定額で新車を「使い切れる」KINTOはお得になるケースもあるでしょう。

KINTO以外の車のサブスクサービスも

トヨタ車にこだわらないのであればKINTO以外のサブスクサービスを視野にいれるのも良いでしょう。

日本国内でも中古車販売大手のガリバーが運営する「NOREL」(ノレル)やマイカー賃貸サービス「カルモ」、オリックスの運営する個人向けカーリース「いまのり」など月額料金を支払うことで新車(中古車)に乗ることができるサービスがいくつか展開されています。

各社ごとに選べる車種や月額に含まれる費用などが異なり、それぞれの強み弱みがあるので車のサブスクに興味がある方はKINTOと比較してみるのもおすすめです。

まとめ

今回は2019年夏に全国展開が始まったトヨタの愛車サブスクリプションサービス「KINTO」について解説しました。
長期でのコストパフォーマンスなど各人の事情に応じて検討しなければならない点はありますが、新車を手に入れる上での有力な選択肢が一つ増えた、ということができるのではないでしょうか。
現在、または近い将来に新車の購入を検討している方、ぜひKINTOを始めとした車のサブスクリプションサービスの存在も頭の片隅に置いておいてくださいね。

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