1. TOP
  2. ブログ
  3. 技術者のための「ブログの書き方」

技術者のための「ブログの書き方」

技術者で、ブログを書こうと思っている方はそれなりにいるだろう。しかし、文章を書き慣れない技術者の中には「筆が進まない」とお悩みの方も多いと思う。

だが、開発者がブログを書くべき3つの理由という記事でもご紹介したが、技術者がブログを書くのはもはや必須とも言える状況であるし、情報発信のできない技術者は安く買い叩かれる。

したがって、今まで以上にエンジニアにも「文章力」が求められると言える。

 

だが、文章はコードと一緒で、スラスラ書けるようになるために一定時間の練習が必要である。「だれでもすぐに文章が書けるようになるお手軽な方法」というものは存在しない。

皆さんが「だれでもすぐにJAVAによるソフト開発ができるようになる方法」という触れ込みのノウハウを信じないのと同じである。

 

そこで、今回は多少時間はかかるが、確実に文章力を上げるための方法をご紹介する。「カンタンな方法」では無いかもしれないが、取っ掛かりとしては良いと思われるいくつかの方法を知れば「書けるエンジニア」への道も多少は楽しめるだろう。

 

1.書くためのテーマを決める方法。

ブログは何よりもテーマが重要である。「読まれる」「読まれない」を決める要因の8割はテーマにあると言っても過言ではない。だが、最初から「たくさんの人に読まれる」を意識し過ぎると筆が止まってしまう。

では、テーマはどのように選定すべきだろうか。一番簡単なテーマの設定方法は、「あなたが書きたいこと」ではなく、「あなたが知っていること」をテーマにすることだ。

テーマ選びがどうしてもできない人の多くはテーマを選びすぎている。どうしても人には書けないことを書こうと意気込んでしまい、結局のところ、文章を完成させることができない。

ソフト開発も一緒で、あなたが作りたいソフトはある程度慣れてからでないと作ることができない。最初はあなたが作れるものを作るのだ。だから、最初に書くテーマは、「昨日やった仕事」でも構わないし、「通勤途中の美味しい定食屋」でも構わない。技術的なことを書きたかったら、「◯◯開発環境におけるHello Worldの出し方」でもいい。とにかくひとつの作品を仕上げることのほうがはるかに大事である。

 

2.書き出しをどうするかを決める方法

書き出しで筆が止まる、という人も多い。書き出しさえクリアしてしまえば、あとは自動的に筆が進む、という人もいるくらいだ。一体どう書き出せばいいのか。

これもさほど難しくない。結論から書けばよい。

昨日やった仕事は◯◯でした。

とまず書いてみる。そうすると◯◯の中身を次に書きたくなる。◯◯を書き終えると、今度は昨日なぜ◯◯をやったのかを書きたくなる。そうやって少しずつ書けるところから書いていけばいい。そうすることで書き出しの抵抗は著しく無くなる。

 

3.書き出しが無事に終わったらどうするか

ある程度書き出したら、自分が思うことを書いていけばよい。文章として繋がっていなくても全く構わない。とにかく思ったことを書いて、あとで見直しができるようにしておくことのほうがはるかに大事である。

どうせ後で文章を全部読んでみて修正するのだ、とりあえず思ったことは全部書きだしてみる、これが文章を書いていく上で重要だ。例えば次のようなイメージで、箇条書きにしてもよい。

・昨日やった仕事は◯◯でした。◯◯は上司から依頼されてやりました。

・技術的に難しいと感じたのは◯◯でした。

・◯◯を解決するために、◯◯を参照しました。

・◯◯を書くときに、◯◯ではないかと思いました。

箇条書きにしたら、時系列に文章をつなげていく。時系列でなくても良いが、初心者は時系列に日記のように書くのがやりやすいだろう。ひと通り書きたいことを全部つなげてみると、文章らしきものが出来上がっている。

 

4.文章を書いたあとどうするか

文章をひと通り書き終えたら、あとはひたすら推敲する。WordPressか何かで書いているのであればプレビュー機能を使って実際のwebへの掲載イメージを見て、自分の文章を読んでみると、あらも見えてくるし、筋の通っていない部分もよく分かる。

よく使われる方法として、「一夜寝かせる」というものがある。一夜寝かせることで新しい気持ちになってテーマを見ることができるし、文章の不備やわかりにくい部分を客観的に見ることができる。

 

5.文章力をつけるための知識を仕入れる

文章力は文章を書くだけではつかない。「良い文章を読むことでつく」のである。ソフト開発も独学でやるよりも、腕の良い技術者に教えてもらったほうがはるかに効率が良いのと同じである。

様々なブログを購読し、本を読んでみる。そうすれば自ずと文章力はついていく。時には文体を真似しても構わない。

 

 

株式会社キャパでは、アプリの企画・開発についてご相談を承っています。
アプリを作りたいので、具体的な提案が欲しい。頭の中にあるアイデアを本当に実現できるのか知りたい。予算内に収まるのか?
などのお客様のご相談に、親身に応じます。
https://www.capa.co.jp/CorporateSite_LP_B/

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP