Amazon echo auto とは|車中での使い方や特長を紹介
車での移動中、停車時や駐車時以外にもカーナビを操作したいときはありませんか。
法律上画面を注視して操作ができない分、音声操作ができると便利です。
Amazonでは、2020年9月に「echo auto」という端末を発表しました。
echo autoを使うと、音声入力でカーナビの操作が可能です。
この記事では、echo autoの車中での使い方や特長などを紹介します。
また、最後にはAmazon以外の車向けデバイスについても紹介しているので参考にしてください。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Amazon echo auto とは
②Amazon echo autoならではの特長
③Amazon 以外の車用デバイス
Amazon echo auto とは*1*2
出典:Amazon
まずは、Amazon echo autoの概要を確認していきます。
画像のようにシンプルな見た目をしていますが、実は多機能な端末です。
車でAmazon echo(Alexa)が使える
出典:Amazon
Amazon echo autoは、Amazonのechoシリーズの一つです。
車向けに作られており、写真のように取り付けて使用します。
車のオーディオと接続するために、Bluetoothと有線接続に対応しています。
エアコンの吹き出し口に取り付けられる
出典:Amazon
Amazon echo autoは、車のエアコンの吹き出し口につけられるマウントが付属しています。
画像左側のような形状であれば、マウントで簡単に取り付けることが可能です。
もしもエアコンに取り付けられない場合には、磁石や両面テープなどで設置する必要があります。
マイクを内蔵しているため、可能であれば運転席付近に取り付けると良いでしょう。
スマホとの接続が必須・ナビ機能はない点に注意
Amazon echo autoは、単体ではインターネットに接続できません。
スマートフォン経由で通信する必要がある点には注意してください。
必ず、Alexaアプリの入ったスマートフォンがecho autoの近くにある必要があります。
そして、バックグラウンドでAlexaアプリの起動も必要です。
また、echo autoにはナビ機能はありません。
あくまでも音声認識や音楽再生など声のみで動作するものに限られています。
ナビだと勘違いして購入してしまわないように注意してください。
セットアップは4ステップと簡単
出典:Amazon
スマートフォンとecho autoの接続はとても簡単です。
echo autoにシガーソケットから電源を供給したら、スマートフォンからAlexaアプリを開きましょう。
そして、アプリ画面の指示に従ってセットアップを完了します。
セットアップができたら、車のオーディオと接続してください。
BluetoothまたはAUX端子で接続できます。
Amazon echo autoならではの特長*3
続いて、echo autoならではの特長について2点紹介します。
車内での音声認識を向上させるため、8つのマイクを搭載
出典:Amazon
echo autoの一番の特長は、車での音声入力に対応している点です。
車の中は、エアコンの音やエンジン音、タイヤの音などさまざまな騒音があります。
騒音の影響を少なくするために、echo autoではマイクを8つ搭載しています。
画像でいうと、小さな8つの穴がマイクです。
数多くのマイクから集音することで、音声認識の精度を上げている点が、ほかのデバイスと差別化されている点だといえるでしょう。
Alexaの3,500以上のスキルが車でも使える
また、echo autoは、Amazonのechoシリーズの一つです。
Alexaが内部に搭載されているため、既存のAlexaのスキルが使用できます。
スキルの中は、radikoやApple Music、Spotifyなどのサービスをはじめ、天気予報のアプリなど多岐にわたります。
家でecho対応の家電を使用している場合には、車の中で家電の操作も可能です。
このように、Alexaが搭載されていることで自由度の高いサービスが提供されているのも特長だといえるでしょう。
料金が4,980円と安価 ※2020/12/28現在
Amazonのecho autoは、カーナビを導入するよりも安価である点がメリットでしょう。
4,980円で購入できるため、気軽に導入することが可能です。
スマートフォンの音楽を車で流すための機器と割り切って使ったとしてもお買い得感があります。
Amazon 以外の車用デバイス・サービス*4~*6
最後に、Amazon以外の車向けデバイスやサービスについて2つ紹介します。
CarPlay|Apple
出典:Apple
まず紹介するのは、AppleのCarPlayです。
CarPlayでは、iPhoneとカーナビを接続することで、マップやメッセージの確認が行えます。
Appleのアプリだけでなく、LINEやAudible、Yahoo!カーナビなども対応しているため、ナビがより便利なものになるといえるでしょう。
しかし、対応しているカーナビがないと動かない点がデメリットです。
新車を購入した際に対応車種を選ぶか、別途外付けのナビを購入する必要があります。
なお、トヨタ車ではディスプレイオーディオの標準装備としてCarPlayが搭載されることになりました。
今後はトヨタ車の車でCarPlayがより利用しやすくなっていくでしょう。
Android Auto|Google
出典:Google
Googleでも、Android Autoというサービスを提供しています。
Android Autoも、CarPlayと同じように対応したカーナビと接続することで、運転中に便利な機能を提供しています。
「OK Google」と話しかけることで、ルート検索や天気の情報を表示させることが可能です。
また、1日のスケジュールを自動的に表示してくれる機能もあるため、車通勤の方や車を多く利用する方におすすめのサービスです。
Android autoも、対応車種を選ぶか、別途外付けのナビの購入が必要です。
ナビはecho autoほど気軽に買えるものではないため、利用のハードルは少し高めだといえるでしょう。
◆まとめ
この記事では、Amazon echo autoについて紹介しました。
echo autoは、Alexaを車内で使いたい方には待望の商品だといえます。
とはいえ、Amazonのレビューでは高評価も低評価も多い商品です。
必ずしも万人受けするデバイスではないものの、ハンズフリーを強化する商品として便利なガジェットでしょう。
購入をする際には、用途が限られていることやスマートフォンとの常時接続が必要な点をおさえておくと安心です。
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◆参考URL
*1 Amazon Newsroom – Amazon、Echo Autoを日本で販売開始
*2 Amazon | Echo Auto – あなたの車にもAlexaを
*3 Amazon.co.jp: Alexaスキル
*4 iOS – CarPlay
*5 TOYOTA、ディスプレイオーディオのスマートフォン連携機能を強化 | トヨタ | グローバルニュースルーム
*6 Android Auto