「ディスプレイ選びの決め手は何?」液晶と有機ELを徹底比較!


最近有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)のディスプレイを使ったスマートフォン端末が増えています。またプラズマテレビ、液晶テレビに次ぐ新世代のテレビとして、有機ELを利用した製品が販売されるようになり、その技術に注目が集まっています。

見た目ではよくわからないその違いも中身をよく知れば、有機ELはものすごいポテンシャルを秘めていると納得できます。
まだ有機ELについてあまりよく知らない方も、こちらを読んで理解を深めておいた方がイイかもしれません。

 

液晶と有機ELのディスプレイ、何が違う?

 

液晶ディスプレイも有機ELディスプレイも、画面にある細かいドットが色を出し、操作毎に画面表示を行うという根本的な仕組みは同じです。

異なるのはその表示方法です。
液晶では、ドットの下にバックライトがあり、それが常に光ることでディスプレイ全体を発光させます。バックライトがつき、液晶を光らせて、カラーフィルタを通して色を表現するという3層構造になっています。

一方有機ELには、バックライトがありません。ではどのように発光させるかというと、ドット自体が光って画像を表示します。ドット自体が光るため、応答速度も速く、動きの早い映像にも残像が残らないほか、コントラストもはっきりとしています。
液晶モニターではブルーライトが目に悪影響を及ぼすことがありますが、有機ELにはそれがなく目にもやさしいという特徴もあります。
このように、有機ELには液晶にはない優れた特徴があるのです。

 

有機ELディスプレイの動向

 

有機ELディスプレイは2010年代から徐々に普及し、スマホ用ディスプレイとして、サムスン社のAndroid端末で広く発売されてきました。テレビ向けの大型パネルの生産が可能になったのが2016年のこと。韓国のLG社により有機ELテレビが発売され、その後日本を含めた海外でも生産が進められていきました。

またApple社では2016年に発売されたMacBook Proの「Touch Bar」に有機ELディスプレイを採用、また2017年に発売が予定されているiphone8でも有機ELディスプレイの採用が決定しています。今後発売される当社製のMacBookは全面有機EL化されるといわれており、IT業界は近いうちに液晶ディスプレイから有機ELディスプレイへのシフトチェンジが起きると考えられています。

 

有機ELディスプレイのメリット

 

ではなぜ有機ELディスプレイがもてはやされるのか、いくつか理由をご紹介します。液晶ディスプレイと比較すれば、その性能の違いが明らかです。

 

構造

液晶がバックライトとカラーフィルタの3層構造となっているのに対し、シンプルな構造になっており、軽量化を実現できます。
また液晶のように画面の縁を作って画面の境界を作る必要がありません。つまりどういうことかと言うと有機ELディスプレイでは画面を湾曲させて、端から端まで画像を表示させられます。この構造は、画面を広く使えるだけでなく、たとえばメイン画面とは別の情報を同一ディスプレイ内で表現できるようになるのです。

 

消費電力

液晶のようにバックライトが不要なうえに、低い電圧での駆動ができるため、消費電力が少なくて済みます。結果バッテリーもかなり長持ちに。

 

応答スピード

発光にかかる時間が圧倒的に早く、電流の変化にも高速で対応できます。光のオンオフにかかる反応速度も速く、高速で動く映像コンテンツ(スポーツやアクション映画など)もなめらかな動きを堪能できます。

 

自発光

バックライトがなく、有機分子膜を電極で挟んだ構造になっています。ディスプレイを薄くできる上、曲げる、丸めるといった形状の柔軟性を持ち合わせており、超薄型、軽量を実現できます。

 

コントラスト

コントラストは黒の表現がキーになってきます。液晶のように常時点灯しているバックライトを調節して黒を表現するのではなく、画素を発光させず黒を表現します。液晶ではボヤっとした黒に対し、より純粋な黒となります。これによって品質の高い映像や画像の視聴が可能になります。

 

広角視野

ディスプレイを見る角度によって色調が変化する液晶に対し、有機ELでは完全な180度の視野角となります。どこから見ても輝度変化(画面が暗い部分)がありません。

 

有機ELディスプレイのデメリット

 

焼き付き

同じ画面を長時間表示させることで起きる焼き付きが有機ELモニターでは起きる可能性があります。

 

ドット欠け

ディスプレイの寿命とも関連してきますが、試用期間が長くなればなるほど画面のドットが欠ける可能性が出てきます。

 

このように見ていくと、有機ELディスプレイのメリットばかり目立ちます。すぐに手に入れたいと思うところではありますが、大型パネルに関しては現段階で量産化に成功している日本のメーカーはなく、有機ELテレビについてはしばらくは高嶺の花といったところでしょう。

スマホについても有機ELディスプレイを開発する際のライセンス問題や、液晶ディスプレイ搭載スマホの国内浸透度から考えると、すぐに有機EL搭載のスマホが発売されるとは思えません。しばらくはサムスン社一択ではないでしょうか。

ただ、今後国内でも有機ELの開発が進んでいくでしょうし、技術の進歩によって安価に手に入るようになっていくはずです。
これだけメリットの多い有機ELを誰もほっとくはずがありませんから、有機ELを取り巻く動きは今後注目したほうがよさそうですね。

 

 

 

 

 

 

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