iPadで手軽に間取り作成!無料アプリ「まどりっち」とは?
はじめに
現代の住宅設計において、間取りのプランニングは重要なステップです。特に、顧客とのコミュニケーションが重要な住宅営業スタッフにとって、直感的に使えるツールは欠かせません。
そこで注目されているのが、福井コンピュータの提供するiPad用間取り手書きアプリ「まどりっち」です。このアプリは、Apple Pencilを用いて手描き感覚で間取りを作成できる無料アプリです。CAD連携も可能で、ARCHITREND ZEROとのデータ連携により、作成した間取りが自動でCADデータに変換されます。これにより、新築やリフォームの初期プランニングを効率化できるため、多くの住宅営業スタッフに支持されています。
今回は、この「まどりっち」がどのようにして住宅営業の現場で役立つのか、その機能や特徴を詳しく見ていきましょう。
iPadで手軽に間取り作成!無料アプリ「まどりっち」とは?
「まどりっち」は、iPadを使って直感的に間取りを作成できるアプリです。手描き感覚での操作が可能で、Apple Pencilを利用することでより正確でスムーズな作図が可能になります。福井コンピュータが提供するこのアプリは、無料でダウンロードでき、広告が表示されないため、ユーザーは作業に集中することができます。
画像引用: 福井コンピュータアーキテクト株式会社「まどりっち」
https://archi.fukuicompu.co.jp/products/madoritchi/
まどりっちの基本機能と特徴
「まどりっち」の基本機能は、手描き感覚で間取りを作成できるという点にあります。シンプルなユーザーインターフェースで、マニュアルを読むことなく誰でも使用可能です。部屋の形状を線で囲むと自動的に寸法が表示され、即座に部屋の面積や延床面積を確認できるため、プランニングの効率が向上します。
また、描いた間取りをPDFやJPG形式で保存し、他のデバイスと共有することも簡単です。特筆すべきは、ARCHITREND ZEROとの連携機能で、間取りをCADデータとして活用できることです。これにより、高精細なパースや各種図面を迅速に作成することが可能となり、住宅プランの質を高めることができます。
直感操作で誰でも簡単に間取り作成
「まどりっち」は、直感的に操作できることが最大の特徴です。手描き感覚で使用できるため、難しい操作は不要です。Apple Pencilを使うことで、細かい部分の調整も容易になり、設計の精度を向上させます。さらに、どこでも誰でも簡単に間取りを作成できるので、移動中や外出先でも作業が可能です。これにより、時間や場所を問わずにプランニングが進められ、顧客からの急な要望にも迅速に対応できます。特に新築の初期プランニングやリフォームの現況調査では、その場で顧客の意見を反映した間取りを提案できるため、コミュニケーションの向上にもつながります。
画像引用: 福井コンピュータアーキテクト株式会社「まどりっち」
https://archi.fukuicompu.co.jp/products/madoritchi/
まどりっちの主な利用シーン
「まどりっち」は、住宅営業の現場で様々なシーンで活用できます。移動中や外出先での間取り調整や顧客との打ち合わせでの即時提案がその一例です。これにより、営業スタッフは効率的に顧客のニーズを満たすことができ、提案の質を高めることが可能です。
移動中や外出先での間取り調整
iPadを使って「まどりっち」を利用することで、移動中や外出先でも間取りの調整が可能です。営業スタッフは、顧客からのフィードバックを受け、その場で間取りを修正することができ、柔軟な対応が求められる現場で非常に役立ちます。さらに、iPad ProやiPad Airなどの対応端末であれば、操作もスムーズで効率的にプランニングを進めることができます。こうした機能は、時間を無駄にせず、質の高い提案を迅速に行えるため、顧客満足度の向上にも寄与します。また、さまざまな場所でアプリが利用可能なため、営業活動の幅が広がり、多くの顧客に対応することが可能になります。
顧客との打ち合わせでの即時提案
「まどりっち」は、顧客との打ち合わせで即座に間取りを提案するのに理想的なツールです。Apple Pencilを使ってその場でアイデアを描き上げ、顧客に視覚的に提案を行うことができます。顧客は即時にフィードバックを提供でき、その場で間取りの変更を加えることが可能です。これにより、顧客との強固な信頼関係を築きながら、より正確なプランを迅速に提案できます。その結果、顧客の要求に即応する柔軟性が営業スタッフに備わり、顧客の満足度が飛躍的に向上します。また、迅速な対応により、競合他社との差別化を図ることができ、営業成績の向上にも寄与することが期待されます。
CADとの連携機能
「まどりっち」は、CADソフトとの連携機能を備えており、作成した間取りデータを効率的に活用できます。特に、ARCHITREND ZEROとのデータ連携により、間取り情報を自動でCADデータに変換でき、高精細パースや各種図面が迅速に作成可能です。
ARCHITREND ZEROとのデータ連携
「まどりっち」とARCHITREND ZEROのデータ連携により、間取りデータを自動的にCADデータに変換することが可能です。これにより、間取りプランニングの効率が大幅に向上します。
作成した間取り情報は、ARCHITREND ZEROを通じて高精細なパースや各種図面に変換され、よりプロフェッショナルな提案が可能となります。この連携機能により、間取りをただ描くだけでなく、実際の建築設計に直結するデータとして活用できるため、設計業務の質を高めることができます。さらに、データの変換は自動で行われるため、手間を省くことができ、時間を有効に使える点も大きな利点です。
プロジェクトの効率化と高品質な出力
ARCHITREND ZEROとの連携により、プロジェクト全体の効率化が図られます。「まどりっち」で作成した間取りを基に、高精細なパースや各種設計図面を自動的に出力することが可能です。これにより、住宅営業スタッフはプロジェクトの初期段階から顧客に対して高品質な提案を行うことができ、提案の質を向上させることができます。また、設計者は、まどりっちを活用することで、作業のスピードを上げ、さらに多くの設計案件に対応することが可能となります。このように、アプリとCADの連携機能を活かすことで、プロジェクト全体の流れをスムーズにし、成果物の品質向上に寄与します。
まどりっちを活用した成功事例
「まどりっち」を活用することで、多くの住宅営業スタッフが業務効率を向上させています。さらに、顧客満足度の向上にも寄与しており、その成功事例は多岐にわたります。
住宅営業スタッフの効率向上事例
ある住宅営業スタッフが「まどりっち」を活用した結果、業務効率が劇的に向上しました。従来、顧客の要望をヒアリングしてから設計担当に伝えるまでに時間がかかっていたプロセスを、まどりっちを利用することでその場でラフスケッチを描き、顧客の反応を即座に得ることができるようになり、その後の設計プロセスもスムーズに進行し、顧客に対する提案のスピードが改善されました。
このように「まどりっち」の導入は、営業スタッフの業務時間を大幅に短縮し、より多くの顧客対応が可能となります。業務効率化により、営業効率が向上し、売上の増加にもつながる好事例となっています。
【左】施工前の間取り図(まどりっちで作成) 【右】施工後の間取図(ARCHITREND ZEROで作成)
画像引用: 福井コンピュータアーキテクト株式会社「株式会社ひまわり – 営業マンが「まどりっち」を駆使、ARCHITREND ZEROと連携し 介護住宅改修を効率化&品質向上」
https://archi.fukuicompu.co.jp/architectstylelab/info/131
顧客満足度の向上と迅速なプラン提案
「まどりっち」を導入した企業では、顧客満足度が大幅に向上した事例があります。顧客との打ち合わせ中に、営業スタッフが「まどりっち」を使って直感的に間取りを提案し、即座に修正を可能にすることで、顧客のニーズに即応できる体制を整えました。これにより、顧客は自分の要望が確実にプランに反映されていることを実感でき、信頼感が向上しました。また、作成した間取りをそのままCADデータとして活用するため、建築プロセス全体が効率化され、仕上がりのクオリティも高まりました。
このように、「まどりっち」の活用により、顧客体験が向上し、結果として企業の評価も高まることが期待されます。
まどりっちのダウンロードと始め方
「まどりっち」は、iPad対応のアプリであり、App Storeから簡単にダウンロードできます。インストールもスムーズで、すぐに使用を開始できます。
アプリのインストール方法
「まどりっち」を始めるには、まずApp Storeからアプリをダウンロードします。iPad ProやiPad Air、iPad miniなどの対応デバイスにインストールすることで、すぐに使用可能です。Apple Pencilを使用する場合は、ペアリングを行い、より快適に操作できるよう準備を整えます。また、インストール後はiOSの最新バージョンを確認し、アプリのパフォーマンスを最適化することをお勧めします。万が一、インストール中に問題が発生した場合は、公式のサポートサイトを訪れ、問題解決のためのガイドラインを確認できます。

参考: まどりっち アプリダウンロードリンク:https://apps.apple.com/jp/app/id1488730314?mt=8
参考: 動作環境
対応OS:iPadOS17/18
ApplePencilの利用を推奨
初めての間取り作成のステップ
インストールが完了したら、まず「まどりっち」を開きます。初めての間取り作成には、簡単なチュートリアルが用意されており、基本的な操作を学ぶことができます。Apple Pencilを使って、画面上のグリッドに従いながら部屋のアウトラインを描き、間取りを構成していきます。線を引くだけで簡単に部屋を作成でき、各部屋の寸法や面積も自動で表示されます。慣れてくると、間取りをどんどん複雑にしていくことができ、プロフェッショナルな仕上がりを目指すことができます。作成した間取りは、PDFやJPGとしてエクスポート可能で、顧客や同僚と共有することが容易です。
まとめ:iPadで始める新しい間取りプランニング
「まどりっち」は、住宅営業スタッフにとって非常に有用なツールです。iPadやApple Pencilを用いることで、いつでもどこでも直感的に間取りを作成でき、顧客との間でスムーズなコミュニケーションが可能です。さらに、CADデータとの連携により、プランニングから完成まで一貫したサポートを提供します。このアプリを活用することで、営業効率と顧客満足度の向上が期待でき、住宅営業の現場を革新する力を持っています。今後も、新たな機能の追加や改善によって、ますます使いやすくなることが予想されます。これからの間取りプランニングは、「まどりっち」を活用したデジタル化により、さらなる進化を遂げることでしょう。
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参考情報:
・福井コンピュータアーキテクト株式会社「まどりっち」
https://archi.fukuicompu.co.jp/products/madoritchi/
・福井コンピュータアーキテクト株式会社「株式会社ひまわり – 営業マンが「まどりっち」を駆使、ARCHITREND ZEROと連携し 介護住宅改修を効率化&品質向上」
https://archi.fukuicompu.co.jp/architectstylelab/info/131
※本記事は2025年2月6日現在の情報を元に作成しています。
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