iOSその驚異の機能進化の歴史をおさらいする


「Today, Apple is going to reinvent the phone, and here it is.」
今日、アップルは電話を再発明する。そして、それはここにある。

2007年1月9日のMacWorld Expo 2007で、スティーブ・ジョブス氏は事前予告なしにiPhoneを発表しました。あれから10年もたたないうちに、iPhoneは電話の歴史だけでなく、コンピュータの歴史、インターネットの歴史そのものも塗り替えたといっていいでしょう。

初代iPhoneが発表された頃、日本はガラケーの全盛時代でした。iモードを初めとして日本独自ケータイ文化が育っていたので、「いくらアップルでもiPhoneは日本で普及させるのは無理なのではないか?」という専門家も多かったことは、いまではすっかり忘れられていますね。

この記事では、その驚異のデビューからiOS10までの歩みをおさらいしてみます。

 

iOS1~まだ「OS X」だったiPhoneOS

2007年に初代iPhoneが出現する3年前の2004年、アップルは密かに今日のiPhone / iPad進化していくデバイス向けの基本特許とともに、マルチタッチスクリーンの特許を申請しています。

少なくとも特許を申請できた完成度の段階から、さらに3年もかけてiPhoneデビューは周到にかつ秘密裏に行われてきました。

現在、iPhoneはiOSと呼ばれるOSで動いていますが、ジョブズがiPhone1を発表した当時はデスクトップパソコンと同じUNIXをベースとした「OS X」でした。

 

iOS2~iPhone OS SDKのリリースでサードパーティアプリが登場

iOS2で最大の進化は、何といってもiPhone OS SDKのリリースでした。初代iOS1(OS X)では、アプリはすべてApple製かごく少数の特別にライセンスを受けたパートナー企業の製品ばかりで、誰もが革新的なiPhoneのアプリを作れるという時代ではありませんでした。

iPhone OS SDKのリリースで技術情報がオープンにされ、創意工夫に溢れた今日の豊富なiPhoneアプリの時代が訪れます。

同時にサードパーティ、個人がアプリをダウンロードしてもらった収益化が図れるAppStoreが立ち上がりました。この頃は完全にアップルの独壇場で、Android Marketもまだ存在していませんでした。

 

iOS3~アップルらしさ、iPhoneらしさが全面開花!

誰もがiPhone OS SDKを使い、創意工夫を凝らしてAppStoreでアプリを発表できる時代が訪れたことで加速されたiPhoneの機能は、iOS3で「コピー・ペースト」「MMSのサポート」「Spotlight」「テザリング」「プッシュ通知」が続々と可能になりました。

日本でiPhoneが普及し始めたのがこの頃ですので、日本のユーザーは、最初からiPhone全盛期幕開けの洗礼を受けたことになります。

ちなみに当時アップルの方針では「iPhoneを取り扱うのは、1つの国で1つの通信キャリアのみ」という方針があり、日本ではソフトバンクがその地位を獲得しました。そこからのソフトバンクの快進撃、ドコモとauの苦戦は長い間続きましたね。

 

iOS4~正式に名前が「iOS」になる

iPodやiPadでもiPhoneOSが使われるようになったので、名称を現在の「iOS」にしました。機能面では、FaceTimeとマルチタスキングが可能になり、さらに新しいユーザー体験が切り開かれていきます。

日本初のユニークなゲームアプリやビジネスアプリなども普及し始め、日常生活にiPhoneがないとやっていけない!という熱狂的なiPhoneマニアが日本でも生まれ始め、「iPhone使いこなし術」のような書籍が大量に書店やコンビニの本棚に並ぶようになったのもこの頃からです。

 

iOS5~ついにSiriの登場で新しい時代を迎える

iOS5でついに音声認識エンジンSiriが登場します。iPhoneと対話型のコミュニケーションがとれるこのエンジンは、その後のiOSのバージョンアップのたびにその精度を増しており、現在では絶対に欠かせない重要機能の一つとしてユーザーに定着しています。

iOS5ではSiriの他に「通知センター」「iMessage」「iCloud」という革新的な機能も付加されました。

 

iOS6~独自地図アプリはしょっぱいデビューとなる

Androidの強烈な技術的な追い上げと、オープンソースゆえの普及スピードの速さに脅威を感じたアップル陣営は、それまでグーグル製だった地図アプリをやめ、独自の地図アプリをリリースしました。

残念ながらこの地図アプリは大失敗といってもいい状況でした。

参考サイト : INTERNET Watch「「パチンコガンダム駅」はなぜ生まれたか? Apple地図騒動の本質とは」

その他、航空券やクーポンなどを管理できるPassbookなどが発表されています。

アップルファンの間でも初めて、「あれ?今回のアップデートはなんだかアップルらしくないかな・・・?」という声も聞かれました。

 

iOS7~フラットデザインを発表

iOS7の目玉は何といっても最大の変化はフラットデザインの発表です。

これについてはこのサイトの「iOSが変えたスマホデザインの歴史をみてみよう」もぜひご参照ください。

機能的な進化としてはTouch IDが実装されたことでしょう。

 

iOS8~Apple PayとApple Musicの登場

iOS 8では、ハードウェアのiPhone 6の発売のタイミングでApple Payが使えるようになりました。残念ながらその当時は日本ではApplePayは使えませんでしたが、現在は日本独自仕様のiPhoneとともにSuicaでも使えるようになっています。
またiOS 8.4ではApple Musicがスタートし、アップルが再び新しいインターネット音楽体験をリードしています。

 

iOS9~既存の核心機能のバージョンアップ

より精度を増した賢い「Siri」、使い勝手の良い「Apple Music」、ユーザビリティを最大限考慮した「3D Touch」が登場しました。
話題先行で、実際にはこれらの機能を使っていいなかったというユーザーもその便利さに気が付き始めた時期ですね。

 

iOS10~史上最大のアップデート

メッセージアプリに手書きが使えるようになったり、留守番電話がテキスト対応になったりと、さすがアップルならではの、きめの細かいユーザビリティの向上が光りました。

技術的な目玉としては、現在一般的にそれほど注目されてはいない「HomeKit」対応の「Home アプリ」でしょう。家電のすべてをシーン別にiPhoneがコントロールできる(例えば、自宅のドアの鍵を開けたら、同時に玄関の明かりがつき、お気に入りの曲がオーディオから流れるなど)時代の核となるのがこの機能ですが、現在は「あれ?なんだか見かけない家のマークのアプリが増えている・・・?」といった段階にとどまっているかもしれません。

 

【まとめ】

以上、iOSの進化の歴史を概観してきました。

「Today, Apple is going to reinvent the phone, and here it is.」
今日、アップルは電話を再発明する。そして、それはここにある。

まさにこの現在進行形の再発明を私たちは体験しているわけですが、次のiOSでいったい何が出てくるのか、目が離せませんね!

 

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