Apple Pencilで手書きの音符を楽譜に。作曲支援アプリに注目集まる


手書き文字認識の技術と相まって、五線譜に手書きした音符を認識してデジタル情報化した楽譜を作成できる技術の実用化が進んでいます。手書き音符認識技術を取り入れたアプリも開発され、使い勝手の良さから音楽家の間で注目を集めています。そこで、iPad ProとApple Pencilの活用として、趣味での音楽活動や本格的な作曲活動に役立つ2つの手書き音符認識アプリを紹介します。

手書き音符認識が実用化

タブレットの普及で手書き認識技術は飛躍的に進歩しています。手書き認識として代表的なのが文字認識です。長年の研究が実を結び、今ではタブレットのスクリーンにデジタルペンで書いた乱筆な文字や崩し字でもほぼ正確に認識し、対応する漢字やひらがなに変換できるまでに至っています。

こうした手書き認識は文字以外にも対象が広がっています。そのひとつが音符の認識です。手書き音符認識は、スクリーン上にある五線譜に音符を手書きすると音符を認識して、楽譜としてデジタル化することができる技術です。さらに、デジタル化した楽譜データに沿って、音源を使って演奏させることもできます。

これまで作曲支援用のツールといえば、鍵盤を弾きながら楽譜を作成するといったプロ志向のものばかりでした。iPad ProとApple Pencil、そして手書き音符認識の使えるアプリを組み合わせれば、誰でも手軽に作曲活動ができるようになります。

音楽の勉強に役立つ「タッチノーテーション」

最近、手書き音符認識技術を取り入れた作曲支援アプリが開発され、注目を集めています。その先駆けとなったアプリが、KAWAIコンピュータミュージックが手かげている「タッチノーテーション」です。

タッチノーテーション(KAWAI コンピュータミュージック)

タッチノーテーションはiOS用のアプリで、iOS 8.0以降のOSを搭載したiPadやiPhone、iPod touchで動作します。価格は1,400円で、機能を制限した無料の体験版「タッチノーテーションFree」も配布しています。

操作は単純で、五線譜に音符記号を指先またはApple Pencilやスタイラスペンで手書きしていくとアプリが自動的に音符を認識し、対応する音符に変換してくれます。その際、音符記号を書くときに塗りつぶしや線を引くといった煩雑な作業を簡略化できるよう、独自のショートカットを用意してあり、手間を省ける工夫もされています。一連の音符をコピーしたりカットできる機能備わっているので、効率よく楽譜を作成できます。

できあがった楽譜は、ピアノなど指定した音源で演奏させることができます。さらに、楽譜データをSMFやMusic XML形式で出力も可能です。

タッチノーテーションは音楽ノートに手書きするのと同じ感覚で楽譜を作成できるのが長所です。アマチュアレベルの音楽活動や、音楽の教材として活用するには絶好のアプリといえるでしょう。

本格的な作曲活動を手助けする「MusicJOT」

手書き音符認識を取り入れた作曲支援アプリは他にもうひとつあります。Mona Lisa Soundが開発・販売している「MusicJOT」です。

MusicJOT(Mona Lisa Sound)

アプリは英語版で、iOS 10以降を搭載したiPadで動作します。2017年5月現在、3,500円のプロモーション価格で購入できます。

MusicJOTもタッチノーテーション同様に五線譜に音符を手書きすると自動的に認識して対応する音符に変換してくれます。そして、作成した楽譜を楽器音源で演奏させることもできます。

このアプリの最大の特徴は高度な編集機能を備えている点です。音符のカットやコピー、音階の調整などは編集画面に配置してあるボタンを使って作業できるようになっています。複雑なメロディーを奏でるための音符作りや、複数のパートを組み合わせた楽譜作りをしたりするのに力を発揮します。

MusicJOTは価格も高いだけに、プロ向けの作曲支援ツールといえます。本格的な作曲活動をする人にとっては大いに役立つアプリとなりそうです。

手書きの音符を認識できるアプリの登場は、作曲活動をより身近なものにしてくれます。今まで作曲に興味をもっていたものの、なかなか足を踏み出せなかった人にとって、挑戦の機会を与える画期的なツールとなるでしょう。

 

 

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