Macが不調ならまず「SMCリセット」を。端末別の手順を紹介


Macを使っていると、急に動作が遅くなったり、電源が入らなかったり、そんな症状が発生することがあります。こんなとき、修理を依頼する前に「SMCリセット」を試してみてはいかがでしょう。トラブルや不具合を解消できる場合があります。

この記事を読むと以下の3つのことが分かります。
①SMCリセットとは何か
②SMCリセットで改善できる症状
③SMCリセット前に確認すべきこと、機種別の手順

 

SMCリセットとは何か?

 

SMCはSystem Management Controllerの頭文字です。Intel製プロセッサを搭載したMacにおいて、電源やバッテリー、センサー、バックライトなどを管理している機能になります。

最初に、SMCの役割を理解するために、MACの起動時の流れを解説します。

かつてMACの電源ボタンを押すと「じゃ~ん」と音が鳴りました。そうそう!と話が分かる人は、古い世代のユーザーかもしれません。あの音がMACを起動するワクワク感を募らせてくれましたが、深夜に再起動しなければならないときには困惑したものでした。

2016年のMacBook Proから「late 2016」というリリース時期の表記が消滅すると同時に、起動時の「じゃ~ん」という音が廃止されました。ちょっと寂しいですね。

さて、電源を投入して起動した後は、まずハードウェアなどに異常がないかテストを行います。これが「POST(Power-On Self Test)」です。また、RAMを検出し、損傷があればビープ音で警告します。RAMとOS間に問題があった場合はグレーの画面で静止します

ハードウェアに問題がなければ、EFIブートに移行します。EFIとはExtensible Firmware Interfaceの略で、ファームウエアとmacOSを連携させる役割があります。

そしてkernel_taskが起動処理を行います。メモリの割り当て、CPUやデバイスの管理、プログラムの起動制御などをします。その後、LaunchDaemonsとLaunchAgentsによって、ログイン画面を表示させる流れになっています。

SMCは、電源オンによる起動から、電源周りの管理と制御を担

っています。そこでSMCに負荷がかかりすぎると、動作が極端に遅くなったり、本体が負荷で熱くなったり、起動さえできなくなるわけです。

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SMCリセットで解決できる症状

 

Macユーザーが「どうも調子が悪いな」と感じたとき、電源回りのトラブルや不具合をまず疑ってみてください。その改善方法のひとつがSMCリセットです。電源以外にもさまざまな症状を解決できる可能性があります。

実際にどのよう症状を解決できるか、次に列記します。

▽バッテリーが原因の故障のときは・・・

MacBook Airのバッテリーを交換したいときに知っておきたいこと

1. 電源関連

 

電源周りで次のような症状がある場合です。

・ 電源ボタンを押しても起動しない。
・ ノートブックを開閉しても液晶画面に反応がない。
・ 予期せぬシャットダウンやスリープが多発する。
・ 電源アダプターをつないでも充電できない。
・ MagSafe(電源アダプター)のLEDが正常に表示されない。
・ MacBook/MacBook Proの場合、内蔵USB-Cポートから充電できない。

 

2. ライト関連

 

電源周りの障害が起きた場合、バックライトやインジケーターにも以下のような影響を与えます。

・ キーボードのバックライトが点灯しない。
・ ステータスランプやバッテリーランプが正常に動作しない。
・ ディスプレイの明るさが周囲に合わせて変化しない。
・ Mac Pro (Late 2013) の場合、イルミネーションが点灯しない。

 

3. パフォーマンス関連

 

電源管理が正常ではないため、パフォーマンスの低下を招きます。

・ 負荷のかかるソフトウェアを使用せず、通気に問題がないにも関わらず、ファンがうなりをあげて高速回転する。
・ 極端に処理が遅い。
・ アプリケーションが起動しない。起動してもフリーズする。
・ MacBook/MacBook Proの場合、USBポートに接続したデバイスを認識しない。

このような症状があったときには、SMCリセットを行って、まず自力で直せないか試します。また、SMCリセットを行う前に、事前テストによって問題が解決できる場合があります。

 

SMCリセットをする前に

 

SMCリセットをする前に、以下のそれぞれの段階で問題が解決できるかどうか確認してみましょう。

  1. フリーズ状態の場合、電源のボタンをMacが終了するまで押します。
    (このとき作業中のファイルの内容はすべて失われます)
    ノートブックでは、電源アダプターをコンセントから外して数秒間そのままにした後で再び接続し、Apple メニューから「システム終了」を選択します。
  2. 電源ボタンを再度押します。
    ノートブックの場合は、ここまでの段階で問題が解決しているかどうか確認します。デスクトップのタイプでは、以下の手順を続けます
  3. Macが起動中の状態で「command + option(もしくはAlt)+ esc」キーを押して、すべてのアプリケーションを強制終了します。
  4. Appleメニューから「スリープ」を選択します。
  5. スリープ状態を解除します。
  6. Appleメニューから「再起動」を選択して、再起動します。
  7. Appleメニューから「システム終了」を選択します。その後、再びMAC の電源を投入します。

Apple T2 セキュリティチップを搭載したMacは、一度システムを終了させて、電源ボタンを10秒間、押し続けます。

ちなみにApple T2 セキュリティチップは、Secure Enclaveコプロセッサを組み込んでセキュリティを強化し、画像信号プロセッサなど、さまざまなコントローラを再設計、統合しています。以下の機種に搭載されました。
・iMac Pro
・Mac mini(2018年モデル)
・MacBook Air(2018年モデル)
・MacBook Pro(2018年モデル)

 

SMCリセットの方法

 

上記の方法でも問題が改善されなかった場合、SMCリセットを行います。

 

ノートタイプ

 

MacBookやMacBook Proなど、ノートタイプのMacにおけるSMCリセットの方法です。古いノートタイプはバッテリーを取り外すことができましたが、新しいタイプはバッテリーを内蔵しています。

新しいノートタイプのSMCリセットは以下の手順で進めます。

  1. Apple メニュー から「システム終了」を選択します。
  2. キーボードの「shift + control + option」キーと電源のボタンを同時に10 秒間押し続けます
  3. すべてのキーから指を放します。
  4. 電源のボタンを押して、Macを起動します。

古い機種では、システム終了のあとでバッテリーを取り外して、電源のボタンを 5 秒間押します。その後、再びバッテリーを装着して起動します。

 

デスクトップタイプ

 

iMac Pro以外のデスクトップタイプでは、以下の手順で進めます。
1. Apple メニュー から「システム終了」を選択します。
2. Macがシステム終了した後で、電源コードを取り外します。
3. そのまま15 秒間待ちます。
4. 電源コードを接続します。
5. 5秒間待った後で、電源のボタンを押します。

iMac Proでは以下の手順で進めます。
1. Appleメニューから「システム終了」を選択します。
2. 電源のボタンを 8 秒間押します。
3. 電源のボタンから指を放して、数秒待ちます。
4. 電源のボタンを再度押して、iMac Proの電源を入れます。

 

T2 セキュリティチップ搭載のMac

 

T2セキュリティチップ搭載MACでは、以下の手順で進めます。

■デスクトップの場合
1. Appleメニューから「システム終了」を選択します。
2. 電源コードを本体から外して、15秒待ちます。
3. 電源コードを接続します。
4. 5秒間待った後で、電源のボタンを押します。

■ノートブックの場合
1. Appleメニューから「システム終了」を選択します。
2.「shift(右側)」キーと「option(左側)」キー+「control(左側)」キーを7秒間、押します。
3.キーを押したまま7秒間、電源のボタンを押します。
4.押していた全部のキーと電源のボタンから指を放します。
5.電源のボタンを押します。

 

まとめ

 

人間に喩えると、電源周りに負荷がかかりすぎて「わたくしはもう、いっぱいいっぱいなんですぅ(泣)」という状態からMacを救済するのがSMCリセットです。過剰な負荷を取り除き、正常な状態にスッキリさせてあげることです。

Macの動作が不安定になったり、急に電源が入らなくなったりすると動揺しますが、落ち着きましょう。そもそも「電源アダプターで十分に充電していなかった」原因もありがちです。

解決の手順はメモしておくこと便利です。サポートセンターに説明するときに伝えやすいばかりでなく、後日、同様の症状が起きた場合に役立ちます。

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実は高機能 Mac「プレビュー」の実力

参考URL
Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法

[2019年4月16日アップデート]
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