一体誰が必要としているのか?iMac Proという謎の最強Mac。


この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①iMac Proの概要
②iMac Proはこんな人におすすめ
③Appleの大ヒット商品が生まれた背景

Appleの製品といえば、シンプルで洗練されたデザインや性能の高さが特徴。2017年には、プロ仕様のハイエンドモデル「iMac Pro」をリリースしました。iMac Proはただ高いだけではなく、納得のスペックを持っています。その分、一般ユーザーにはオーバースペックかもしれません。

自分で立ち上げた会社をクビになったという逸話を持つスティーブ・ジョブズ。彼がいかに会社を持ち直したのか、大ヒット商品の歴史についても振り返ってみたいと思います。

あらゆるプロのために準備を整えたiMac Proの概要

プロ向けのiMac Proはスペックがすごい

iMac Proの最大の特徴といえばスペックの高さ。Apple史上最強といえるiMac Proは、最大で18コアのプロセッサやRadeon Pro Vega 64のグラフィックスを搭載した一体型PCです。

Appleが「どんな大きなアイデアでも最高の作品に仕上げることができます」と豪語するだけあり、最大で8Kのビデオ編集やVRのコンテンツ制作など、プロが行うようなハードワークにも耐えられるのがiMac Proの最大のメリットです。

フルスペックなら1台約160万円の超高級モデル

iMac ProはApple史上最強だけあって、値段も最強。プロセッサ、メモリ、グラフィックス、ストレージ、マウス(またはトリックパッド)は3段階~4段階から自分に合わせてカスタマイズできます。そしてすべてを最上位で選ぶと、およそ160万円の超高額なパソコンになることでも話題になりました。

しかしiMac Proは全てお安いもので揃えると、およそ55万円で購入できます。「160万円」と聞いた後で55万円は安く感じるものですが、それでもパソコンの中ではかなり高額。よほど本格的なクリエーターや、「どうしてもiMac Proが欲しい!」というリッチなAppleファンでないとすぐに購入するのは難しいでしょう。

値段的に厳しい人は中古を狙う

iMac Proくらい超高額なパソコンを購入しようと思えば、多くの人はまず中古品を検討するでしょう。iMac Proは2017年にリリースされた比較的新しいパソコン。スペックにもよりますが、市場に出回っているものは50~80万円、安くても40万円代となっており、中古といえどもお高くなります。

しかし新品で購入するよりは確実に安く手に入れられます。発売から年月が経つほどiMac Proが中古市場に流れる数も増えますから、狙っている人は定期的にチェックするのもおすすめです。

iMac Proは動画編集を行う人に向いている

“全部盛り”にすると100万円を軽く超えるiMac Proは、どんな人に向いているのでしょうか?
iMac Proは、たとえばこんな人に向いています。

大人気YouTuberヒカキンは、ほぼ休みなく、1年365日動画を更新しています。ということは、ほぼ毎日動画編集をしているということ。ヒカキンのようにパソコンをハードに使うようなクリエーターにとって、iMac Proは特に使いやすさを感じるでしょう。

2019年の最新版iMac 2019もリリース

iMac Proシリーズではありませんが、2019年には「iMac 2019」がリリースされました。基本的には最新モデルのほうがスペックは高いのですが、iMac 2019は、2017年に発売されたiMac Proよりもスペックは劣ります。まずCPUが違います。iMac ProはIntel Xeon Wの8コアですが、iMac(5K)はIntel Core i5。また、「Hey,Siri!」の呼びかけに反応するのはiMac Proだけで、iMac 5K 2019はSiriに対応しているものの呼びかけには非対応です。

しかしiMac 2019も高性能を誇るパソコン。iMac Proより若干コスパが良いので、「高性能PCが欲しいけれど、なるべく金額を抑えたい」という人に向いているでしょう。

史上最強スペックのiMac Proが生まれた背景を紐解いてみる

Apple低迷期はめちゃくちゃだったラインナップ

破天荒だったジョブズは1985年、なんと自分が立ち上げた会社を追い出される羽目になります。しかしジョブズをクビにした後のAppleは低迷期を迎える事になりました。

Appleというブランドがあったものの商品の方向性が定まらず、ラインナップがめちゃくちゃになっていたのです。

シンプルな考え方を好むジョブズがいれば生み出されない商品が次々と増え、会社経営も火の車状態。ジョブズがいない10年の間にAppleのCEOは3人も変わり、身売り先を真剣に考える状況でした。

「もういい!」と怒ったジョブズが放ったミッション

ジョブズがAppleに復帰した1996年、まず行ったことは乱立した商品ラインナップの整理整頓でした。ジョブズ復帰前にあったAppleモデルラインから、わずか30%への絞り込みを行います。
Appleに復帰してやる気に満ちたジョブズは全社的な商品戦略の会議に参加。しかし、Appleのまとまらない戦略会議でブチ切れてしまいます。

「もういい!あまりにバカげている!」と叫んだジョブズはホワイトボードに「田」の図形(マトリックス)を大きく書き、「我々が必要とするのはこれだけだ」と言います。

升目の上には「消費者」「プロ」、左側には「デスクトップ」「ポータブル」と書き込む。各分野ごとにひとつずつ、合計4種類のすごい製品を作れ、それが君たちの仕事だとジョブズは宣言した。
引用:「スティーブ・ジョブズ II」

「4種類のすごい製品」は以下のラインナップとなり、Appleの代表製品となりました。
①プロ向けデスクトップ Power Mac(現 Mac Pro)
②プロ向けポータブル Power Book(現 MacBook Pro)
③一般向けポータブル iBook(現 MacBookおよびAir)
④一般向けデスクトップ iMac

ジョブズの“無理難題”に取り組んだ精鋭たち

Appleといえばジョブズばかりに目が行きがちですが、ジョブズの下で働くエンジニアたちもすごいと思うのです。Appleのシニアマネージャーを務めていた松井博さんは、「Apple本社があるシリコンバレーは、優秀なエンジニアを集めるのに有利」と言っています。シリコンバレーといえばAppleをはじめGoogleやヒューレットパッカードなど、名のあるIT企業がひしめく技術先進国。自然と居住者もエンジニア率が高くなっていきます。

シリコンバレーはもちろんアメリカですが、実は人口の半数以上はアジアやインドの技術者。白人優遇の雰囲気はなく、技術力で仕事をもぎ取っていく精鋭たちが揃っているのです。
参照:Buisiness Jouenal アップル元社員語る「過酷な社内政治とクレイジーな要求」

そして優秀なエンジニアたちによって、ジョブズの“無茶ぶり”ともいえる4つの製品ラインナップを完璧にリリースして要求に応えました。

パソコンに“おしゃれ”を取り入れAppleを救ったiMac

窮地に陥ったAppleを救ったといわれるのが、大ヒット製品iMacです。Apple製品に疎い人でも、「あのスケルトンのコンピューター」といえばピンと来る人も多いでしょう。

それまではアイボリーの大きな箱型が定番だったパソコンですが、iMacは「トランスルーセント」と呼ばれる半透明のボディが特徴で、当時はかなり斬新なデザインでした。iMacは日本でも大きく注目されましたし、文房具や小物といったデザインのスケルトンブームのきっかけともいわれています。こうして、ジョブズの出したミッションである「④一般向けデスクトップ」が最初に成功したのです。

そしてトランスルーセントのデザインは、「②プロ向けポータブル」の製品であるPower Book(現 MacBook Pro)にも引き継がれ、ヒット商品となりました。リリース当初のPower Book(現 MacBook Pro)はスペックが低くサブ的な使い方が基本でしたが、MacBook Proに移行してからはプロにも使いやすくなりました。ノート型が主流の現在では、デスクトップ型よりも普及しています。

また、①プロ向けデスクトップであるPower Mac(現 Mac Pro)は当時とても需要が高く、こちらも大ヒットしています。「クリエーターといえばMac」という流れを作ったパソコンともいえるでしょう。

一般向けのiMacをフルスペックにしたのがiMac Pro

拡張性のないiMacをプロ仕様のスペックに引き上げ、カスタマイズ可能にしたのがiMac Pro。冒頭でご紹介したようにフルスペックを搭載したiMac Proは、史上最強スペックといわれています。

ハイエンドなモデルだからこそ、ヒカキンのように毎日動画を編集する人にも愛用されるのでしょう。スペースグレーで統一されたボディは洗練されており、デザインにこだわるプロも納得する美しい見た目。正直、一般ユーザーにはオーバースペックでしょう。紆余曲折を経て立ち直ったApple。iMac Proは、Appleの窮地を救ったiMacのプロ仕様ハイエンドモデルです。
「本格的に動画編集をしたい」「とにかくパワフルなパソコンが欲しい」というプロの方は、一度試してみるといいかもしれませんよ。

【追記】2019/7/18アップデート

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