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あなたはVCとアクセラレーターの違いを答えられますか?

皆さんこんにちは。キャパの市来です。

今回、サンタモニカとサンフランシスコでは、スタートアップについての勉強もかねて、ベンチャーキャピタル(以下、VC)とアクセラレーターについても学びました。

私はこの研修を受けて初めてアクセラレーターのことを知ったのですが、皆さんはアクセラレーターとは何か知っていますか?
また、VCとアクセラレーターの違いを知っていますか?

今回は、VCとアクセラレーターの違いを見ながらアクセラレーターとは何かを知っていただけたらと思います。

スタートアップと中小企業の違い

その前にまず、スタートアップと中小企業の違いから。
スタートアップと中小企業の違いは、ゴールの違いです。
スタートアップはスケールさせることを目的としているため、先行投資を積極的に行います。そのため、最初は利益を考えず、赤字を垂れ流した状態が多少続きます。
それとは対照的に、中小企業は最初からある程度利益を考えて経営を行います。

なぜこのような違いがあるのかというと、両者の成長曲線を見ると分かると思います。

このように、中小企業が右肩上がりの直線的に成長していくのに対して、優れたスタートアップはある時を境に一気に市場を支配し成長を加速させていきます。

スタートアップは経営的には未熟ですが、将来的に有望な技術などを持っているのでこのような大きな成長を見込めるのです。

そのようなスタートアップに投資をすることで、株式公開時に得られるキャピタルゲインを主な収益源とするのがVCです。

スタートアップには段階がある

次に、VCとアクセラレーターの違いを説明する前にスタートアップには段階がありそれぞれの段階に名前がついているというお話をしたいと思います。

  1. エンジェルラウンド
  2. シードラウンド
  3. シリーズAラウンド
  4. シリーズBラウンド
  5. シリーズCラウンド

このようにラウンドが分かれており、本当にまだ立ち上がってもいない状態がエンジェルラウンドで、このラウンドでの資金調達はエンジェル投資家によるものが多いです。

次に、シードラウンドですが、事業が形になってきたばかりの頃のことを言います。この段階で、投資及び教育を行うのがアクセラレーターです。
最近はこのステージにいるスタートアップをアクセラレーターが、VCに投資されるぐらいの企業を育てるという一面が大きいです。

また、アクセラレーターはVCと比較すると投資額は少なめです。

 

アクセラレーターの代表Yコンビネーター

アクセラレーターの代表ともいえる企業がYコンビネーターです。
Yコンビネーターは、2005年にポール・グレアムらによって設立されました。
他のスタートアップファンドと比較して2万ドル前後と非常に少ない額のお金を提供するのと、3か月にわたって集中的に指導し、他のVCなどからの投資を受けられる状態にまで育て上げるのが特徴です。
彼らが支援した企業には、AirbnbやDropboxなどのそうそうたる有名企業が含まれます。

 

まとめ

VC

スタートアップの中でも、シリーズAラウンド以降の会社に500億円以上の金額を投資する。育成は基本行わない。

アクセラレーター

シードラウンドのスタートアップに投資と教育を目的とした団体。VCの投資を受けられるレベルにまで育成する。
投資額は、VCに比べて少ない。

所感

今回、スタートアップのことを含めて、投資の段階やVCとアクセラレーターの違いなどを学び、シリコンバレーのスタートアップエコシステムは本当によくできた仕組みだと思いました。アメリカ人は仕組みを作るのがうまいなと改めて思いました。
スタートアップと投資家とのWinWinの関係があり、日本よりも起業文化が盛んである理由がわかりました。

 

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