第3世代バタフライキーボードはAppleが抱える問題を解決したか?


この文章を読むと以下の3つのことがわかります。
①Appleの第3世代バタフライキーボードに発生した問題
②バタフライキーボードを巡る問題のこれまでの経緯
③問題のあるバタフライキーボードへの対処法

 

最新のMacBook搭載のバタフライキーボードの不具合が報じられる

 

MacBook Air/Pro(2018)に搭載されている第3世代バタフライキーボードの一部において問題が存在していることをAppleが正式に認めた、と2019年3月27日にWall Street Journal電子版が報じました。具体的な不具合の内容は「E」や「R」のキーが意図せず連続入力される、あるいは反応しない、といったもの。(Wall Street Journal:https://www.wsj.com/graphics/apple-still-hasnt-fixed-its-macbook-keyboard-problem/

Appleの広報担当者は以下のように語っています。
「我々は第3世代キーボードバタフライで一部のユーザーが問題を抱えていることを認識しており、申し訳なく思っています。
大半のMacBookユーザーにとって新しいキーボードはポジティブな体験となっています。もしキーボードに関して問題があれば、Appleのカスタマーサービスまで連絡してください。」(Wall Street Journal記事より翻訳)

 

集団訴訟にまで発展した過去のキーボード不具合

 

今回の報道を聞いて「またか…」と思ったMacBookユーザーも多いのではないでしょうか。実は今回問題となったバタフライキーボード、過去にも同じような不具合が発生していました。

そもそもバタフライキーボードがMacBookシリーズに最初に搭載されたのはMacBook Early 2015から。従来のシザー構造のキーに比べて40%本体を薄くすることに成功し、新しいキーボードとして鳴り物入りで投入されました。その後MacBook Pro Late 2016において第2世代へとアップグレードされたバタフライキーボードが採用されます。

しかし2017年に入り一部のユーザーから第2世代バタフライキーボードにて特定のキーが入力されない、あるいは跳ね返りがないなどの問題が報告され始めます。
その後2018年になってAppleはこれらの問題を認め、第1・第2世代のバタフライキーボードの修理プログラムを開始することとなります。

そもそも登場時から使い勝手などの面で賛否が分かれていたバタフライキーボードですが、相次ぐ不具合の報告やそれに対するAppleの対応のまずさなどもあり、2018年にはアメリカでMacBookの無償修理および交換、そして損害賠償を求めた集団訴訟にまで発展しました。

そんな中登場した第3世代バタフライキーボード。Apple側も今回こそは…という思いで送り出したはずですが、またも不具合は繰り返されてしまったというわけです。

 

第3世代バタフライキーボードの特徴とは

 

第2世代バタフライキーボードの不具合の原因の一つと言われていたのがチリやホコリに弱い、という欠点でした。あまりに薄いバタフライキーボードはキーと本体の間にホコリやチリが入りこむと取り出すことが難しく、不具合につながってしまう危険性がありました。実際バタフライキーボードの不具合が話題になり始めた頃Appleはキーボードのメンテナンス方法として、エアダスターを使ってキーボードに溜まったゴミを吹き飛ばすという方法をユーザーに案内しています。

第3世代バタフライキーボードではホコリ問題を解決するためか、キーのひとつひとつに薄いシリコンの膜をほどこし、ゴミが侵入しにくい構造となっています。ただしApple側として公式にホコリ防止用の膜と発表しているわけではなく、シリコン膜搭載の目的は「打鍵音の静音化」にあるというスタンスのようです。

 

もしも自分のMacBookのキーボードに不具合が発生したら?

 

とにもかくにも、多くのユーザーの元でバリバリの現役であると思われる2015年以降のモデルのMacBookはキーボードに何らかの欠陥を抱えている可能性があるわけです。
ではもしも自分が使っているMacBookのキーボードに不具合が発生したらどうすればいいのでしょうか?
対策をまとめてみました。

 

キーボード修理プログラムに申し込む

 

第1世代、第2世代バタフライキーボードに関してはAppleが無償の修理プログラムを提供しています。

“特定の MacBook および MacBook Pro モデルのごく一部のキーボードに、以下の症状 (の 1 つまたは複数) が現れる場合があることが判明しました。

文字が勝手に反復入力される
文字が表示されない
押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
Apple または Apple 正規サービスプロバイダでは、対象となる MacBook および MacBook Pro のキーボードを無償で修理させていただきます。修理内容はキーボードの検査後に決まります。1 つまたは複数のキーの交換や、キーボード全体の交換が必要になる場合もあります。”
(Apple MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム:https://www.apple.com/jp/support/keyboard-service-program-for-macbook-and-macbook-pro/

プログラムの対象となっているのは以下の機種です。

MacBook (Retina, 12-­inch, Early 2015)
MacBook (Retina, 12­-inch, Early 2016)
MacBook (Retina, 12-­inch, 2017)
MacBook Pro (13­-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13-­inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13-­inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (13-­inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro (15-­inch, 2016)
MacBook Pro (15-­inch, 2017)

MacBookでキーボードの不具合が発生し、上記に該当する機種であれば修理プログラムに申し込むのが最善の方法といえるでしょう。
修理内容は検査後に決まり、一つまたは複数のキーの交換やキーボードを丸ごとの交換が必要となる場合もあるため、事前にバックアップをとったり修理中の代替機などPC環境を確保しておくことは必須です。

なおこのプログラムは通常の保証期間とは異なり、対象のMacBookの小売販売日から4年間適用されます。またこのプログラムの提供以前に有償で修理してしまった!という方は返金される場合もあるので、こちらもプログラムページから問い合わせましょう。

 

Apple店舗、もしくはApple正規サービスプロバイダに持ち込む

 

上記のプログラムに該当しない機種であってもバタフライキーボードで問題が発生した場合はApple店舗、もしくはApple正規サービスプロバイダに相談してみることをオススメします。こちらも修理対応になるのか、あるいはダスターでのゴミの除去程度の対応になるのかは持ち込んで調べてもらってからということになります。

 

エアダスターなどでキーボードを掃除する

 

先ほど解説したようにバタフライキーボードの不具合はキーボードに侵入したチリやホコリが原因の可能性があるため、エアダスターなどを使ってキーボードのゴミを吹き飛ばすのもオススメです。
Appleの公式サポートページではキーボードを75度に傾けてエアダスターを吹き付ける方法が紹介されています。詳しくはこちら:https://support.apple.com/ja-jp/HT205662

 

キーボード修理を翌日完了するようにAppleが指示?

 

2019年4月25日にMacRumorsが報じたところによると、Appleは各店舗にキーボード修理は翌日返却を行うよう通達を出したようです。つまり店舗での修理依頼でキーボード修理の優先度を上げるように指示しているわけです。

集団訴訟に続き第3世代バタフライキーボードでも問題が確認された事で、Appleとしてもキーボード問題に関する危機意識がさらに高まった証拠といえるでしょう。

 

まとめ

 

第3世代キーボードの登場で解決されるかに思われたバタフライキーボードを巡る問題ですが、結局のところ不具合は依然として発生しています。修理プログラムの提供や修理対応の迅速化などApple側としても危機意識を持って対応しているようですが、そもそも故障しないキーボードがベストなのは言うまでもありません。無償修理をしてもらえると言っても、メインPCが数日手元にないというのは非常に困る状況ですからね。
Appleには今回の問題の原因をしっかりと分析し、今後はキーボードを含めより安定したデバイスを提供してもらいたいものです。

 

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