1. TOP
  2. ブログ
  3. バリエーション豊富な「Today at Apple」は本当におすすめプログラムばかり

バリエーション豊富な「Today at Apple」は本当におすすめプログラムばかり

iPhone・iPad・MacにApple Watch、アップル製品を日常的に利用しているものの、もうちょっとスキルアップしたい。そんな方におすすめなのがお近くのApple Storeで開催されている「Today at Apple」です。
豊富なカテゴリーとレベルが準備されており、気軽に受講できますので、まだ行ったことがない方はぜひ一度参加されてはいかがでしょうか。
今回の記事では、この「Today at Apple」についてご紹介します。

この記事でわかること
 ・「Today at Apple」について
 ・具体的なプログラムの例について
 ・「Today at Apple Creative Studios」について

「Today at Apple」とは何か

「Today at Apple」は、各地のApple Storeまたはオンラインで実施される講座であり、Apple製品の基本的な使い方や、アプリを利用してできることなどを学ぶことができます。
イメージとしては、公民館とかで実施されている市民向けパソコン講座のような感じです。異なるのはApple公式が開催しているという点です。

2017年から直営のApple Storeで開始されたプログラムであり、経験豊富でトレーニングされたメンバーによる指導を受けることができます。
Apple Storeスタッフの質の高さは有名であり、Apple製品に精通し技術と知識をしっかり持ったスタッフが講師を担当する安心感は公式だからこそでしょう。

講座は「写真」「ビデオ」「音楽」「コーディング&アプリケーション」「アート&デザイン」「プロダクト」に分類されており、子供向けからやや本格的な利用をめざす方向けまで、豊富な内容が準備されています。

またAppleのスタッフによる講座以外にも、世界トップクラスのアーティスト・フォトグラファー・ミュージシャンたちを講師に迎えたプログラムも開催されることがあります。
有名TikTokerを講師に迎えた講座など、今トレンドになっているホットなプログラムもあり、幅広いユーザーに訴求しています。

講座は単なる通り一遍の教科書的なものではなく、より具体的でクリエイティブなプログラムが特徴となっています。
写真や動画など最前線で活躍している専門家が講師となり、実際の撮影・編集などの工程をライブでもすることもあります。機器やアプリの操作方法だけではない、クリエイティブな創作へのインスピレーションを得る機会にもなります。

「Today at Apple」では地元のコミュニティを支援するために、地元のアーティストや音楽家など、地元の才能をフィーチャーしたイベントも開催しています。地域でのコミュニティが活動の場を広げ、仲間を増やしたりするための場としても大きな役割を果たしています。

多くのカテゴリーとレベルに分かれた講座は、さまざまな言語やバリアフリー環境で提供されており、多様性と包括性を重視したものとなっています。
国や地域・人種、性別・年齢などにかかわらず、最新のApple製品に触れ、刺激を受けながらクリエイティブな活動を始めることができるようプログラムされています。

講座のレベルは、タイトルについている「スキル」「ウォーク」「ラボ」などの用語が一定の目安になります。「スキル」が初心者向け、「ウォーク」が初心者以上、「ラボ」は概ね中級者以上に設定されています。
しかしあくまでも目安であり、講座の内容を確認して判断すれば良いでしょう。*注1

ちなみに、Apple Musicには「Today at Apple」というプレイリストがありますが、これはここで紹介している講座とは関係がありませんのでご注意ください。これは世界中のApple Storeで使われているBGMを集めたプレイリストとなっています。
Apple Storeで聞いたBGMが気になった方は、ここで調べればわかるようになっています。

具体的なプログラムの例

それでは、いくつか具体的なプログラムについて調べてみましょう。

アメリカ以外の国で初めてApple Storeが設置されたのは、日本の銀座店です。いわば日本におけるApple Storeの重要拠点といって良いでしょう。
そのApple銀座で開催されている「Today at Apple」を見ていきましょう。

2023年4月4日時点で検索した結果、4月9日(日)には以下の講座が予定されています。

 1)スキル 「Apple Watchを使いこなそう」  10:15~10:45
 2)アートスキル 「Procreateではじめよう」 11:00~12:00

1)はユーザー向けの講座ですが、Apple Watchを持参する必要があります。
Apple Watchには豊富なアプリと機能がありますが、全てを使いこなすのはなかなか難しいものです。この講座に参加することによって、自分の知らない機能について知り、日常的に使いこなすことができれば素晴らしいきっかけとなるでしょう。

2)はiPad用のペイントアプリケーションの講座です。
ペイントアプリケーションは、プロユースでも十分使うことができる豊富な機能があり、2,000円(2023年4月時点の価格)で利用できます。
 参加者用にiPadとアプリはApple Storeで準備していますので、ユーザーでなくとも受講することが可能です。もちろん、ユーザーが自分の端末とアプリを持参しても構いません。

このように講座によっては、機材をApple側で準備することもありますので、最新の端末やアプリに触れ、その機能や使い勝手を確かめることもできます。
 購入するかどうか迷っている場合など、非常に有効ですね。

Appleのスタッフが、参加者の疑問にも丁寧に答えてくれるという点も非常に安心できます。一般の民間講座と異なり、Appleで公式に開催される講座ですから、講師のスキルはもちろん、最新の機材、最高の環境でスキルを磨くことができます。

ここでは便宜上「講座」と表現してきましたが、より正確には「ワークショップ」や「セッション」など、多少異なるカテゴリーが存在します。

例えば4月14日(金)に開催されるバーチャルセッション「Keynoteでパワフルなプレゼンテーションを作成しよう」は、Macを使ったセッションです。オンライン形式で実施され、自宅からでも参加可能です。

「Today at Apple Creative Studios」について

単発的な講座として開催されていた「Today at Apple」ですが、さらに発展させた「Today at Apple Creative Studios」プログラムがスタートしています。
2021年はロサンゼルス・北京・バンコク・ロンドン・シカゴ・ワシントンD.C.で、2022年は新たにナッシュビル・マイアミ・ベルリン・ミラノ・台北・シドニー、そして東京の7都市で開催されています。

「新たな学びのプログラム」と位置付けられたこの講座では、数週間程度の連続開催など、ステップアップしながら本格的なスキルを身につけることができるようになっているものもあります。
基本的に1回完結型の「Today at Apple」に比べて、よりじっくりと腰を据えてデバイスやアプリについて学び、クリエイティブな活動へ利用することができます。

この新たなプログラムは、地域で活動するNPOと協力して開催されているという特徴があります。また、プログラムの対象者は学校や社会にうまく馴染めない若者であり、アップル製品を貸し出したり、業界のプロフェッショナルから実践的なノウハウを提供することで、社会で羽ばたくためのスキルを身につけるサポートをおこなっています。

さらに、作品の制作技術を学ぶだけでなく発表の機会も提供するなど、単なる「講座」とは一線を画した、クリエーター養成プログラムになっています。
東京では、孤独と闘う若者を支援する非営利団体「サンカクシャ」が協力し、写真・動画に関する5週間のワークショップが開催されています。

 
Appleで直営店部門を率いているのは、バーバリーのCEOとして活躍した経験を持つアンジェラ・アーレンツ上級副社長です。
彼女は直営店が果たす役割として、「Town Square(街の広場)」というコンセプトを新たに設定しました。

街のランドマークとしてクリエイティブな人々が集まってくる、そんな空間を直営店に持たせています。「Today at Apple」の開催も、このようなコンセプトを実現するための取り組みの一つであり、ハードだけでなくソフト面でも、他のメーカーにない独自性を発揮しています。

さらにこの動きに合わせて、「物売り」のイメージがあるStoreという名称を、直営店からは無くしています。例えば「Apple Store 表参道」は「Apple 表参道」に改められています。
かつて「Apple Computer」だったAppleが、「 Computer」を社名から取り除いたように、「物売り」だけでない、より広い役割を直営店に持たせるという意思の表れでしょう。*注2

【まとめ】
自社の製品のユーザーを増やし安定した市場を形成するには、その製品に愛着を持ち、日常的に利用するファンを増やすことが一番です。「Today at Apple」の当初の目的は、このような販売促進だったかもしれません。
しかし「Today at Apple Creative Studios」では、さらに一歩踏み込んで、困難を抱えている若者の才能発掘し、クリエーターとして社会で活躍できる場所を創造しています。
Appleの活動は、今後長い時間をかけて新たな可能性を芽吹かせ、社会を進化させる貴重な人材を世界各地で育てていくのかもしれません。

 

建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!

CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中


 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

■参考文献
注1
Apple  「Today at Apple」
https://www.apple.com/jp/today/

Apple Music 「Today at Apple」
https://music.apple.com/jp/playlist/today-at-apple/pl.567c541f63414e798be5cf214e155557

with iPad 「Today at Appleでかなり学べるセッションのまとめと体験談」
https://satopad.com/today-at-apple

Apple Newsroom 「Apple Store全店で新しい体験の数々を「Today at Apple」として提供」
https://www.apple.com/jp/newsroom/2017/04/today-at-apple-bringing-new-experiences-to-every-apple-store/

注2
Forbs 「アップルは11年間で約1160億円寄付、結実する従業員のボランティア活動」
https://forbesjapan.com/articles/detail/53031/page2

東洋経済Online 「「Apple 京都」が世界最強の店舗といえるワケ」
https://toyokeizai.net/articles/-/235320?page=2

ASCII 「アップル、無料特別講習「Creative Studios」東京で開催」
https://ascii.jp/elem/000/004/092/4092447/

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP