ヤマハのサブスクリプションで「月極ライダー」誕生!もう一度バイクに乗ろう


定額でサービスが使い放題になるサブスクリプション。最近ではラーメンまでサブスクリプションが導入されました。

バイクで有名なヤマハ発動機は、この度バイクのサブスクリプションサービスを開始。定額でバイクが乗り放題になるのです。

ヤマハもサブスクリプションサービス開始

「月極ライダー」でいろんなバイクに乗れる!

バイクで有名なヤマハ発動機は、2019年5月から月額でバイクに乗れるサービスの実験を埼玉県限定でスタートしました。月極でバイクに乗れることから「月極ライダー」というサービス名で、試験期間は1年間となっています。

ヤマハのサブスクリプションサービスは、埼玉県内で二輪車を販売している「はとや」という店舗と提携して行っています。はとやは埼玉県内に7店舗を構えており、県内の人なら利用しやすいでしょう。

埼玉県に限られているのは、バイクユーザーが多く、土地柄として駐輪場も設置しやすい点があります。都内など人口が密集しているエリアでは、なかなか駐輪場の確保も難しいのです。

月極ライダーでは専用サイトも開設されており、ユーザーは公式サイト上で乗りたいバイクを選ぶことができます。

月極ライダーで乗れるのは、バイクだけではありません。原付や125CC以下の原付2種の取り扱いもあります。バイクは中型も大型もあるので、家には置けないような大型バイクを乗るチャンスにもなりますよ。

参照:月極ライダー公式サイト

月額は乗りたいバイクによって変わる

ヤマハのサブスクリプションが面白いのは、選んだバイクによって月額の利用料金が変わる点。

バイクを購入する時は、通常バイクの本体代以外に税金や保険料・諸費用などがプラスされた支払総額が発生します。ヤマハのサブスクリプションの場合、選んだバイクの支払総額の“5%”が月額使用料となるシステム。

バイク購入にありがちな頭金も不要なので、「憧れのバイクがあるけれど高くて手が出ない」「連休の間だけ好きなバイクを思い切り乗りたい」という人には最適でしょう。

バイクは車より維持費が安いですが、やはり保険料などは発生してしまうもの。しかしサブスクリプションサービスにすれば、保険料や税金もかかりません。

月極サービスの最低利用期間は30日で、2カ月目を過ぎるといつでも返却できます。6か月まで延長可能で、最終的に気に入ったバイクの買取もOK!「憧れのバイクの乗り心地をしっかり確認してから購入したい」という人も安心です。

乗れるバイクはヤマハだけじゃない!メーカーの思惑について

月極ライダーはヤマハが行っているサービスですが、選べるバイクはヤマハだけではありません。提携している「はとや」が扱っているバイクなら、ヤマハ以外のバイクもOKなんです。

ヤマハがサブスクリプションを始めた目的は、二輪業界の活性化。せっかくバイクの免許を取ったのに、およそ4分の1の人がその後バイクに乗らないという状況があります。

ヤマハは維持費などの理由でバイクの所有を諦めた若年層にバイクを利用してもらうことで、二輪業界を盛り上げようとしています。メーカーを縦断することで、より利用者が増えるよう工夫しているのです。

年々縮小気味のバイク業界

バイクを含む二輪車業界は年々落ち込み傾向にあります。2016年度には約1,306万台あった保有台数が、2016年には1,1215万台まで減少しました。
参照:一般社団法人 自動車工業会「2017年度二輪車市場動向調査」

バイクを手放す理由として多いのは、「乗る時間がなくなった」「家族構成が変わった」などがあるでしょう。結婚して家庭を持つと、車を購入する人が増え、バイク離れの一因になっています。

子供が生まれるとバイクに乗る機会がぐっと減少して、「乗っていないのに保険料を払うはもったいないな…」と手放してしまうケースも珍しくありません。

国内の二輪車出荷台数でいうと、1980年には237万台ほどあったのが2016年には34万台ほどまで減少。若年層を中心に所有欲が減少していることや少子化の影響もあり、バイク業界も苦戦を強いられています。

ヤマハのサブスクリプションモデルは、レンタカーのように「1日だけ」という借り方ではなく、最低1か月と比較的長期間。もっとバイクの新しい使い方を提案することで、ヤマハがプラットフォームビジネスとして利益を出そうとしているのです。

VRでもできない体験を求める人はいる

二輪業界は縮小傾向でありますが、若者はバイクに対してマイナスイメージを強く持っているわけではありません。ヤマハがバイクを持っていない人も含めて意識調査を実施したところ、若年層も6割近くがバイクに憧れていることがわかったのです。

「風を感じられそう」「開放感がありそう」と、車では感じられないバイクの魅力を知っています。幼少期からガジェットに親しんだ“デジタルネイティブ世代”でも、バイクのようなリアルな体験もしたいと思っているのです。
参照:PRTIMES「“若者のバイク離れ”、実は世間の思い込み? 閉塞感を感じるイマドキ若者は、バイクにエモる!」
バイクの免許を持っているのに乗らない理由としては、「維持費が高い」「購入費が高い」という費用面の理由が68%と最多。ヤマハのサブスクリプションなら費用が軽くなるので、もうバイクを手放してしまった“旧バイカー”の人も再開するチャンスとなるでしょう。

バイクは費用だけではなく、時間の節約にもなります。大型ショッピングモールなんて、連休に車で行くと車庫入れに数十分かかることも珍しくありません。

しかしバイクなら、渋滞している車の横をすり抜けて、ササっと駐輪場に停めることができます。さらに駐輪場の料金は、駐車場より圧倒的に安いケースがほとんど。タダで駐輪できるお店も少なくありません。

日本でも盛り上がっているサブスクリプションサービス

2019年の市場規模

サービスや商品を定額制で使えるサブスクリプションサービスは、ここ数年でどんどんトレンド入りしました。

2018年度には5,600億を超えていますが、2019年には6,400億を超えると予想。2023年には8,600億を超えると予想されています。

ひと昔前は車や家などを所有することは当たり前の時代でしたが、最近では全国的に所有欲が減少しているといわれています。レンタカーサービスも増えていますし、晩婚化の影響などで賃貸派の人も珍しくありません。

少子化もあり、企業はどんどん新しいビジネスモデルを展開していく必要があります。サブスクリプションなら毎月決まった額を支払ってもらえるので、企業側にとって収益の安定化というメリットもあるでしょう。

あの会社も!?大手企業も続々とサブスクリプションサービスをスタート

サブスクリプションサービスは、大手企業も参入を始めました。TOYOTAも2019年から車のサブスクリプションサービスを開始。「株式会社KINTO」という会社を設立して、本格的にサブスクリプション市場に参入しました。
参照:KINTO公式サイト

クラウンやヴェルファイア・アルファードなども月額8万円前後で乗り放題。別のプランでは、費用は18万円/月と高額ですが、6か月ごとに高級車「レクサス」を乗り継ぐこともできます。

サブスクリプションサービスは音楽や動画にとどまらず、車やバイク、食品やファッションなどあらゆる業界がはじめています。「色々試してみたいけれど、買うのは無理だな」という時は、サブスクリプションが強い味方になってくれるでしょう。

業界の盛り上がりはIT技術の進歩も一因

サブスクリプションが流行っている理由の1つには、ITの進歩も影響しています。今やサブスクリプションサービスは、ECサイトを介してやり取りするのが一般的です。

企業としてはサブスクリプションサービスを通して、顧客のデータを活用できるというメリットがあります。ユーザーの購入や閲覧履歴をもとに商品をおすすめする“レコメンド機能”もその1つです。これからもIT技術の進歩によって、新しい機能が増えていくでしょう。

今やサブスクリプションサービスで様々な商品やサービスが使えるができる時代。ヤマハのサブスクリプションは現在埼玉だけで試験運用中ですが、早く全国に広がってほしいものですね。

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