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これからは家具も借りる時代〜インテリアのサブスクリプションサービス”air Room”とは?

学校の家庭科の授業では、人間が生きるために必要なものとして「衣食住」という言葉を習います。
そのうちの「住」に欠かせない要素の1つが、部屋を彩る数々の家具たち。どれだけミニマムで断捨離な生活を追求しても、家具を全く持たずに生活するのは難しいものです。
従来こうした家具はお店で買うか、知り合い等から譲り受ける事が殆どでしたが、最近ではそれに加え新たな選択肢が注目を浴びています。
「買う」でも「貰う」でもない新たな調達方法。
今回は、そんな新しいスタイルを提供するサービス「air Room」*1 について、じっくりとご紹介しましょう。

■この記事では次の3つの事がわかります
・air Roomってどんなサービス?
・air Roomのメリット
・インテリアのサブスクリプションが秘める可能性

お気に入りの家具をレンタルできる「air Room」とは

「air Room」は、日本の企業Elalyが運営する月額制の家具レンタルサービスです。2
2018年夏に試験的にスタート、その後秋から本格的なサービスを開始して今に至ります。
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家具のレンタルと聞くと一見高そうに思えますが、air Roomの場合は月額500円から利用できる価格設定になっており、安い家具でとりあえず試してみようというユーザーも利用しやすいのが特徴です。
ちなみに、1人暮らしの方がリビング家具一式をレンタルすると、大体月額6,000〜10,000円前後。*4 これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれですが、引っ越しが多い方や定期的な模様替えをしたい方にとっては、案外安いのではないでしょうか?

air Roomはこんなサービス

ここからは、air Roomのサービス内容を詳しく見ていきましょう。

模様替えもし放題〜1ヶ月単位のレンタル制度

air Roomの家具は、原則として1ヶ月単位のレンタルとなっています。
その為、極端なことを言えば、毎月模様替えを楽しむことも可能です。

配送業者が設置・回収まで対応

レンタルした家具の配送・組み立て・設置・回収は、専門の回収業者が無料で対応してくれます。
1人暮らしの方やお年寄り世帯でも、危険な力作業や面倒な組み立て・分解をする必要はないのです。

プロが選んだセット商品もある

部屋を美しく見せるには、置かれている家具1つ1つのデザインや色合いに統一感を持たせる事も大事です。
しかし、今までのように家具店で1つ1つ選ぼうとすると、中々合う物が見つからなかったり、合うと思って買った物が置いてみたらチグハグだったという経験をされた方は、案外多いのではないでしょうか?
air Roomではその辺りもしっかりしており、コンセプトを統一した家具のセットレンタルなども用意されています。
これを使えば、家具選びに迷ったり、おかしな色合いの部屋になる心配も少ないでしょう。
家具選びをする時間も節約できるので、忙しい方にもお勧めです。

プロに無料で相談できるサービスも

air Roomでは、家具のセットレンタルだけでなく、家具選びのプロに無料でアドバイスを受けられるサービスも用意しています。
「セットの物でも良いけど、自分の部屋に合うか分からなくて不安」とか「今ある家具に合う物をレンタルしたい」といった方も、これなら安心です。

air Roomのメリットは?

単なる家具のレンタルから1歩進んだサービスを提供するair Room。
では、こうした家具を借りる事のメリットは、一体どこにあるのでしょうか?

ユーザーとしてのメリット

「買って失敗した」がない

多くの家具は買うと高価なものです。
しかし、air Roomならレンタルなので、思った物と違っても返送するなり、別の物と入れ替えるなりすれば問題ありません。
所定の金額を支払って買い取る事もできるので、「気に入った物は購入したい」という方にも嬉しいシステムといえるでしょう。

家具店に出向く必要がない

購入の場合と違い家具店へ行く必要がないので、その分時間の節約になります。
仕事が忙しい方や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭など、時間の捻出が難しい方でも、air Roomなら問題ありません。

好きなタイミングで家具を交換できる

レンタルは1ヶ月単位ですが、その範囲内なら好きなタイミングで家具を交換することができます。
例えば、夏場はガラステーブル、冬場は炬燵というように使い分けたり、子供や孫の帰省シーズンだけ大きめのテーブルを借りるといった対応も可能です。
季節物家具の保管場所がなくて困っているという方にも、air Roomは便利に活用できるでしょう。

不要になっても処分の手間や費用が掛からない

大型の家具を処分する場合、ほとんどの自治体では粗大ゴミや有料回収など、何かしらの手間や費用が掛かります。
1人暮らしの場合、これを全て自分でやる必要があるので、其れも含めると相当な負担です。
しかし、air Roomならこうした心配も無用。レンタルなので返却手続きをするだけでOKです。
毎月の支払額を考えると買い切りより割高かもしれませんが、こうした将来掛かる処理コストを考えると、人によってはむしろ割安と言えるかもしれませんね。

air Roomや家具メーカー側のメリット

家具メーカーが新作の宣伝に利用できる

従来、家具とユーザーが出合うのは家具店がほとんど。しかも、試しに使うという事ができないので、メーカーがどれだけ良い製品を作っても、それが上手くユーザーに伝わらないケースは多々ありました。
一方、air Roomでは「安い金額で試してみる」ことが出来るので、使わないと分からない良さが伝わりやすく、メーカーとしても新製品を訴求しやすくなります。

ユーザーの利用状況を把握しやすい

通常の家具店では、顧客毎の家具の好みや実際の利用状況を知ることは出来ません。
この点air Roomではレンタル履歴のデータがあるので、そこから個々のユーザーの好みを推測し、新製品の仕入れやレンタルの提案に反映する事も技術的には可能です。
また、家具毎に返送品の傷み具合をチェックすることで、メーカーに「この製品はこの部分が壊れやすいですよ」といったフィードバックをすることも出来るでしょう。
実際にair Roomがこれらを実行するかはわかりませんが、いずれも実店舗型の家具店には難しい部分なので、air Roomの強みであることは確かです。

個人向けが主体だが法人利用の可能性も広がる

現在のair Roomは個人向けの利用がメインですが、こうしたレンタルサービスは法人利用でもメリットが少なくありません。
例えば、事務所の備品をレンタルで揃えることで、原価償却などの経理処理を簡略化できますし、現場の状況に合わせてレンタル品を柔軟に変更することも可能です。
古い備品を我慢して使い続ける必要もないので、上手く活用すれば従来より手軽に業務を効率化することもできるでしょう。

まとめ

今回は「これからは家具も借りる時代〜インテリアのサブスクリプションサービス”air Room”とは?」と題して、始まったばかりの新サービスair Roomをご紹介しました。
記事執筆時点では対応エリアも限られているのが現状ですが、とても便利なサービスなので、ゆっくりと着実にエリアを拡大していって欲しいと思っています。
今後の超高齢化社会でもこうしたサービスは需要が高いと推測されるので、air Roomを始め、業界の動きには今後も要注目と言えるでしょう。

参考

*1 airRoom https://air-room.jp
*2 家具のサブスクリプションサービス「airRoom」が総額約1億円の資金調達を実施!
-PR Times
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000037412.html
*3 Elaly、月額500円から家具シェアリング-日本経済新聞(2018年10月12日付) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36405580S8A011C1000000/
*4 【一人・二人暮らし向け】爽やかブルーが映える北欧リビング(6,048円/月)-air Room https://air-room.jp/package_categories/1/packages/1

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